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怒濤のハイエンド・ケーブル体験オフ会

2007年07月29日 | Audio
先月末もオーディオ的には怒濤の3日間だったわけでありますが、昨日(土曜日)はたった1日で、それに匹敵する怒濤の3連続オフ会となりました。
本日最初に訪問させていただいたのはハンコックさん宅。すでに2度お邪魔しているので今回で3回目。100点満点法採点で言えば、Taoさんとご一緒した最初の訪問の時が70点、Hさんと訪問した2度目の時が50点。そして今回は、な、な、なんと99点というハイ・スコア。いやはや、聞きしに勝る素晴らしい音に仕上がっていました。まさに日々の見参の賜ではあります(脱帽でございます)。それにしてもSD05と55ESなどの総合計金額を超える投資をケーブル&電源回りに対して行うと、本当の意味のハイ・エンドな音になってしまうという証明がここにありました。アンプ&CDPのセッティング系も実に凝っておりまして、このセッティングはSD05ユーザーは必見かと思います。
 
   
今回のハンコック邸では、なにやら電源回りがえらいことになっておりました。なにせ壁コンの次にあるのがPSオーディオのP500PLUSなのですから。最初見た瞬間は、ミュージックバードか何かのチューナーが入ったのかと思っちゃいました(失礼しました)。このP500PLUSに繋がっている電源ケーブルがエソテリック(In)だったりMIT(Out)だったりと言う具合の超高級路線。このアイソレーション・トランスというか、クリーン電源の効果が音質に対して著しい違い(効果)を生んでいます。60Hz以上にするのは、ちょいと狡いですけれど、いい音になるというのは、まぁ、本当に素晴らしいことです。
ましてやこのアイソレーションは、まず電源タップへ接続されているのですが、これまたアンプ、CDPへの電源ケーブルも超高級路線なわけです。またこの部分の各種電源ケーブル&アイソレーションの相乗効果というは、この音を聴くまでは、たぶん理解されないでしょうねぇ。特にSD05ユーザーの方には。その位に「効果有り」でございました。本当にビックリでありました(Shuksさんご指摘の通りでございます)。
最初は、ハンコックさんの定番、ホリー・コールの『ドント・スモーク・イン・ベッド』から<I Can See Clearly Now>。この曲名が音を暗示させて意味深ですが、まさにその違いがハッキリ、クッキリ。口元が超小さい。ポッと浮かぶその口元の音像は、ちょっと震えが来る代物。ベースの弾み方も素晴らしくよいのでした。それからはもう順次、取っ替え引っ替えの試聴大会。音楽を聴くのが楽しくてしょうがなかったですねぇ。ランディ・ウォルドマンの『タイミング・イズ・エブリシング』のブライトでサイズがしっかり分かるピアノの音を再確認出来ます。いい音です。響棒、響板の音がしっかり聴こえます。
GRPレーベルの古い盤であるオールスター・ビッグ・バンドとダイアン・シューアのベイシー・バンドとのライブなど、まさにステージ上にビッグ・バンド&ボーカルがすっくと並び、かつ各々の楽器の遠近感、ホールやスタジオの広さまでがしっかりと再現されていて、またもや私、絶句いたしました。そんな時、玄関にピンポーン。宅急便が到着。ニヤニヤするハンコックさんが玄関から持ってきたのは、なんとアコ・リバのRD-3。すぐさま封を切って現物を出し、セッティング。もちろん今かけていたGRPのビッグ・バンドをデマグネタイザーいたして、再試聴。もう口あんぐり。私、本当にその場で小躍りしてしましました。(想像して笑っている貴方、許しませんよ)。
いやー、こりゃ、音の鮮度がまるで違うわけです。私は、この機械を信用いたします。キッパリ宣言。いやはや、貴重な体験をいたしました。もちろん、即購入決定です。ちなみにRR-77も稼働しておりましたが。ハンコックさん、今度お邪魔したときは、シューマンのピアノ曲を聴かせてください(爆)。
というわけで、ハンコック邸のウィルソンが、そうです、ビビッドに、そして完璧に鳴っているんです。以前のウィルソンとは音の表情が違います。この鳴りっぷり、音離れの良さは、まさに字義通りのハイ・エンドでございました。あの部屋でこの音、ハンコックさん、当分は機器類を動かさない方がいいですよ。
さて、お次はハンコックさんに伴われて、「噂」のk1xv1kさんのご自宅へ。音も凄いのですが、この方のジャズ知識の深さは只者ではありません。ハンコックさんを横にして、二人で、とーーても濃いジャズ談義。うーーーん、楽しい。さて、今回写真を撮って来ませんでしたので、またお邪魔させていただく口実ということにさせていただきたいのですが、各機器及びケーブル類のセッティングの綺麗さ(華麗さという方が適切です)は、下手なオーディオ・ショップなんか足下にも及ばないものでございました。出て来た音はもっと驚愕でしたけれど。うーん、凄いです。ハイエンドな機器の数々をまさに華麗に使いこなしておられました。その音なのですが、すらっと書ける程、こちらのオーディオの教養(ボキャブラリー)がないわけです。なにせ小さい音でもあのスケール感。思わずのめり込んで聴き入ってしまうほど。古い録音の盤が最新録音盤と遜色なく鳴るということを体験して、私、ちょっと気絶気味になりました。とても短い時間ではありましたが、k1xv1xさんの口の端から溢れ出るジャズとオーディオへのお言葉の数々は、すべてが金言、勉強になりました。まさに平身低頭です。
さて本日の締めとなる、へい。さん宅へ。ブログをいつも拝見しておりまして、しっかり事前情報を得ておりましたので、気分的にはよーーく知っている人の家へ遊びに行ったような感覚がありました。実は全くの初対面でございますけれども・・・。それにしてもこれまた尋常じゃない機器&ケーブルのオンパレード。正確に表現すれば、今日のオフ会のお三方ともまさしく巷で言う「ケーブル病患者」でございます。お三方ともケーブルだけで、アンプなんか問題なく買えますからねぇ。オーディオ・ファン以外が見たら明らかに「変人・奇人」であります。その位凄い物量と投資金額。そして私は、今日から一切、電線病の方々の悪口を二度と言わないことを、ここに誓います。
さてへい。さんの音を聴かせていただきました。高解像度なんて生やさしい表現ではないのです。「超解像度」というラインです。定位が凄いです。なにしろ楽器や声が分離して、本当に5cm単位で並んでいるのがまる分かり。ホログラフィーのような精緻な描写は、ハイ・エンド・ケーブル類が醸し出す究極の音像であると断言いたします。同じくヴィオラ使いであるTaoさん宅の音を彷彿といたしました。
これまた写真なしですので、ぜひ、またお邪魔させてください。よろしくお願いいたします。<m(__)m>
というわけで、またもや怒濤のオフ会三昧でございました。そして怒濤のハイエンド・ケーブルじゃないと出せない音というのが確実に存在することをしっかり確認出来たことが最大の収穫でございました。 ハンコックさん、k1xv1xさん、へい。さん、本当にありがとうございました。


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10 コメント

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こんばんは。 (ハンコック)
2007-07-29 23:03:09
Sugarさん こんばんは。
昨日は、お疲れ様でした。
そして、お忙しいところありがとうございました。
Jazzを鳴らすのは難しかったです。
結局のところ、あれだけの物量を投入せざるを得ませんでした(爆)。特にピアノの質感を出すためだけに、相当突っ込んでしまいました~。
今回のセッティングでは、皆さんに色々とご教示いただくことができましたので、大変助かりました。
今後は、やりすぎに注意しないといけないですね。
それから、「艶」だけは、まだまだこれからの課題ですね。
最後に、皆さんのご支援がなければ、あそこまでは鳴らせません。今後とも宜しくお願い致します。
Unknown (へい。)
2007-07-31 00:38:25
こんばんは、Sugarさん。

 先日は、お疲れ様でした。ありがとうございました。
 Jazzを聴く方と、私のようなR&B/Soulを聴く人間とは、基本的に同じと思っていたのですが、実際はずいぶん聴く音が違うんですね。同じモノサシで測れると思っていたのですが、意外に違って勉強になりました。
 今後ともよろしくお願いします。

Unknown (k1xv1x)
2007-07-31 03:10:11
Sugarさん、こんばんは。拙宅の駄音をお褒め頂き、恐悦至極でございます。しかし、なにか、昔からのJAZZ仲間に会った様で、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございます。実は、ご同業でもあったわけで、初対面という感じはいたしませんでした。ぜひ、今度は、ゆっくりと時間を取って頂き、またハンコックさんを交え、ゆったり、オフ会をいたしましょう。Sugarさんのお宅にも、ぜひ、お呼びくださいませ。JAZZは人生であり、オーディオはケーブルです??(なんのこっちゃ・爆)電線病は感染力が強いので、ぜひ、観戦してくださいまし。Sugarさんのお宅にお伺いするときは、この間はお聞きいただけなかった「最強電源ケーブル」等々を出前したいと考えております。妙なリマスタリングや高音質優秀録音版のブームは横に置き、ワンフレーズに心がキュっとなる音楽をご一緒に楽しめれば、最高ですね。
纏めレスで失礼します (Sugar)
2007-07-31 23:31:33
【ハンコック様】
今回の音は、とても好きな音で、特にピアノは良かったです。静けさが段違いでした。いろいろな機器の相乗効果かと。それにしてもアコリバには愕然。古いCDには欠かせないかと。
【へい。様】
ブラコン、ソウルは実は大好きなんです。(^^ゞ
うちであのFreeを鳴らすと、とても五月蠅く鳴るでしょうね。セッティング駄目駄目なんです。
そう言う意味でも黒人系フュージョンはうちではどうしても鳴らないです。(;´_`;)

【k1xv1x様】
録音レベルの低い80年代後半、90年代前半にリリースされたCDにまだまだいい音の盤がありますね。
ぜひ一度じっくりと聴かせてくださいませ。

今回は、皆様、ありがとうございました。
関係ないネタですが (FF)
2007-08-08 21:51:06
こんばんわSugarさん
やっと完成品のACROSS750が発売されました。
試してみてはどうですか?
ケーブル出たようですが (Sugar)
2007-08-08 22:14:06
実は先日オヤイデHPにインコネが出ておりました。
で、今日もフラリとオヤイデへ。
ちょっと探したのですが、ケーブル単体は売っているようですが、まだインコネとして売っていないような感じが。ゆえに未購入。
これペアで買って1本をデジタルケーブルにして、
1本を友人に売るっていう手もあるような。
Unknown (nanasi)
2007-08-13 19:03:28
興味深く「ハイエンド・ケーブル」の記事拝見いたしました。

ケーブルによる音の変化はとても面白いようですが、莫大な費用がかかりそうですね。
私には出来そうにはありませんので、とても興味深く拝見いたしました・・・
Unknown (T)
2008-03-20 21:18:47
はじめまして。
ハイエンドケーブル試聴記事読ませて頂きました。
この度、試験的に新開発ハイエンドケーブルを紹介しております。宜しければ、試して頂けないでしょうか?
http://taka801.exblog.jp/
Unknown (T)
2008-03-21 21:25:19
Sugarさん
K.Racing Audio Design
のページを見て頂きまして誠に有り難うございます。
価格についてはSugarさんのメールアドレスに送りたいと思いますので、taka-801@nifty.comまでご連絡ください。
Unknown (Unknown)
2008-03-25 22:53:08
Sugarさん
お返事ありませんので一旦私のブログの方の価格問い合わせについてのコメントは消去させて頂きたいと思います。
また気が向いたらご連絡ください。

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