絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

シャンポリオン

2010-02-15 | 読書
ロゼッタストーン解読という本を読んでいます。
時々、読んでいるので、まだ読み終わりません。

ただ、新しく分かったことは、ヒエログリフは、一つの文字が、象形文字でもあり、表意文字でもあり、表音文字でもあるということでした。
私は単純に、「ヒエログリフは表意文字かと思っていたので、他の人たちは解読できなかったけど、シャンポリオンは表音文字かもしれないと思ってやってみたため、解読に成功した」と解釈していました。

しかし、そんなに単純じゃなかったのですね。

ーーーーー
でも、良く考えると、いろいろな言葉があるものです。日本語も表意文字と表音文字の両方が使われています。また、外来語などはカタカナで表したり、数字も算用数字と漢数字が使われたりしますね。

一つの漢字でも、読み方が違ったり、同じ読み方でも意味が違ったり、日本人でも間違うことがあるくらいですからね。

ヒエログリフを解読することがいかに難しかったかが想像できますね。

ふと、思ったのですが、東海林などという漢字は、音読みでも訓読みでも一字づつ辞書で調べたら読めないでしょうね。東風などもこちと読むには、一字づつじゃだめでしょう。

こういう文字が含まれていたら、解読は更に難しくなりますね。

ただ、なるほどと思ったのは、日本語の場合は外来語を表す時、カタカナと使っていると言いましたが、ヒエログリフも同様で、外国の名前を表すには表音文字を使うだろうという考え方です。そうですよね。後に勝手に漢字を当てはめるということはあるでしょうけれど、名前については大抵カタカナですよね。(ひらがなもカタカナも表音文字です)

ーーーーーー

シャンポリオンが解読に成功した時代は、ナポレオンが失脚してからですから、その時代の自分の考え方を表明することは、難しかったということを感じます。シャンポリオンはナポレオン派だったそうですから、失脚後の王政復古では、自分の身の危険もあったのだろうなあと思いながら読んでいました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

訴訟問題

2010-02-15 | 読書
そうだったのかアメリカという本を読んでいたら、アメリカの訴訟について書いてありました。

私が驚いたのは、こんな話でした。

マクドナルドのドライブスルーで、ホットコーヒーを買って、助手席にいたおばあさんが股の間に挟んで、開けようとしていたら、コーヒーがこぼれて火傷をしたのだそうです。
それで訴えたというのです。
コーヒーが熱くて火傷をする恐れがあるから、気をつけるようにという注意がなかったからということでした。

そんな、馬鹿なと思いました。日本なら自己責任でしょう。自分が悪いんだからしょうがないで済む話だと思います。

だから、いくら訴えてもどうにもならないだろうと考えますが、それが訴えが通って、賠償金6500万円払ったというのです。そんなことがありますか??

訴えが通ること自体不思議なのに、その金額がべらぼうですよね。実は、判決では1億円を超えた金額だったのですが、弁護士が間に入って、まとめてくれた金額がその6500万円だったのだそうです。

恐ろしい話ですね。

そう言えば、レストランで、「鉄板が熱くなっておりますので、お気をつけください」と言われることがあります。あれも訴訟のための予防なのでしょうか?

また、以前読んだものでは、こんなのもありました。

猫を飼っていて、雨に濡れたので、乾かすために電子レンジに入れたら死んじゃったと言って、訴訟を起こした人がいたそうです。それも訴えが通りました。
注意書きに猫を入れてはいけないと書いてなかったからというのです。そのときの損害賠償金がいくらだったのかを忘れてしまいました。

しかし、とんでもない話です。

ただ、笑えないのは、そのような訴えが通ってしまうということなのです。しかもべらぼうな金額です。この金額を決めるシステムに問題があるんじゃないかなと思います。もし通ったとしても、もっとずっと安い金額で良いと思うのですが。

アメリカでは弁護士がたくさんいて、仕事がなくて困るほどだと言います。
だから、そういう訴訟になるような話がないかと狙っている人さえいるということが書いてありました。また、あまりにそのような訴訟が多いので、訴えられることを恐れてお医者さんが辞めてしまうケースが多いと聞きました。それは、困ったことです。

池上さんのそうだったのかアメリカという本を読んで、驚いたので、書いてみました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする