行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

無様としか言いようのない惨敗。無残な大敗で3連敗  ブラウブリッツ秋田戦

2017-11-06 22:15:56 | カターレ富山
0-4で敗戦。
もちろん、愛するクラブを腐すようなこと、けなすようなことは言いたくないです。言いたくないに決まっています。
・・・言いたくないですが、それでも。

「いったい、何を考えているのか?」と。

この最終盤にきて、勝ち続けることしか道が残されていないことが、わかりきっているにもかかわらず。
そんななかで2連敗を喫してしまう時点ですでに致命的なのに。
言い訳をするとしたら・・・前々節の敗戦は、雨天の影響と退場者が出て1人少ないなかでは、さすがに逆転は厳しかった、という見方も出来たかもしれません。
それでも勝たねばならなかったことは間違いないのですが。
前節の敗戦は、アウェイ戦だったことに加えて前の試合以上の悪天候、さらには不慣れな急造DF陣というマイナス要素がありました。
それでも勝たねばならなかったことは間違いないのですが。
しかし、今節は・・・。
もしこれが、逆だったとしたら。秋田が0-4で大敗していたとしたら、あるいは「バスでの長距離移動で、その疲れが影響してしまったのかもしれない」というようなことも言えたやもしれません。
ですが、現実はと言うと。
さわやかな好天に恵まれた絶好のサッカー日和。出場停止明けで、レギュラーが戻ってきた。ファン・サポーターの期待を一身に受けるホームゲーム。
そして、なによりも。
連敗で可能性が格段に減ってしまったとはいえ、それでもあきらめることなく至上命題であるJ2復帰に向け、なんとしても勝たねばならない状況でした。

「なんですか、これ?」

試合開始直後くらいには、「お?さすがに前節と同じ轍は踏まないか」と思ったものでした。
せっかくの逆転をフイにしてしまった前節の悔しさがあれば当然とも言えたでしょうが、それでも。その当然がなかなかできなかったから勝てない、なんて時期が続いたりしただけに。
攻勢を強め、相手よりも多くのチャンスを作り出し。
ただ・・・それが、決定打には至らず。
すると。
サッカーにはつきもののジンクスというか。
「決めるべきシチュエーションで決めきれないと、手痛いしっぺ返しをくらうことになる」
それが、まんまあてはまることに。
スローインからの一瞬の隙を突かれて失点。
さらに、わずか3分後に追加点。必勝を期さねばならなかったはずの試合は、一気に暗転することに。
セルフジャッジの隙を突かれて先制ゴールを許し、それが敗戦に直結していった沼津戦しかり。自分たちの甘さが招いた失点というシチュエーションは、これまでにもあったにもかかわらず、それが改善されていないことが浮き彫りに。
2失点目はDFに当たってコースが変わり、対応できなかった、という見方もされているようですが・・・。正直、永井の甘さが要因であったように思います。シュートしてくると思っていなかったフシがあるのを、カターレゴール裏にいて見ていましたから。
それに・・・良い時の永井なら、それでも止めていたはず。そう思えてなりません。

前半のうちに1点でも返しておかねば!と声援を送り続けましたが、叶わず。
そして、逆転のために早い段階で得点せねば!というこうはんでしたが、それもまた叶わず。
それどころか。
効果的にカウンターをバシッときめられるかたちで、さらに失点。88分にはぐうの音も出ない4失点目。
得点を挙げるために前がかりになっていたため、カウンターを受けるリスクは仕方ない?
そんなわけあるか。
それはすなわち、攻めきれなかったが故のこと。
秋田の側が、守備に力を入れるなかにあっても攻撃のチャンスがあれば一気呵成に攻め込むぜ!というミッションを忠実に成し遂げただけのこと。
それを、みすみすやられただけのこと。
なによりも。
攻撃に、圧倒的に迫力が足りない。悲しいほど。
このブログでも、何度となく書いてきました。「石にかじりついてでも決めてやるぜ!という気概を見せる攻撃をしろ」ということを。
それができていたか?
できていなかった。
相手に脅威を与えるほどの攻撃が、リードなんてあってないようなものと思わせるくらいの攻めが・・・やはり、できていなかった。
いつも思っていることですが、あらためて。

「本当に、点を獲らねば勝てないということをわかってやっているのか?」

2点獲られても3点獲り返せばいいだけのこと!
そんなサッカーをしなければならないのに。勝つためには、なによりも必要なのに。
それが出来ていたかなんて、だれの目にも明らかです。
勝つためのサッカーが、出来ていなかったと。

いったい、何が怖いのかと。
なんで、どうしても勝たねばならない試合なのに、得点することを怖がってるのかと。
積極果敢に相手ゴールを脅かすシュートを、なぜ放てないのかと。
まさに、そのあたり。
得点せねば勝てないという当たり前のことがわかっていれば、無条件にできるはず。しなければどうしようもないのだから。
なのに。
なぜ、それをしない?
シュートして失敗したら非難されてしまうから?チャンスを潰してしまったという責任を負うのが嫌だから?
バカ言え。
ガムシャラにゴールに向かっていかず、そうやって怖がった結果、結局チャンスを活かせず仕舞い・・・そのほうが、余計に非難に当たるプレーだというのに。
いったい、何が怖いのかと。
チャンスを生かせず。ゴールを奪えず。負けて勝ち点を上積みできず。
結果、それが引き起こすのは・・・ファン、サポーターをはじめ、カターレ富山を応援するすべての人を裏切るような行為。
何が怖いって、それ以上に怖いことなど、あるのかと。
それでもなお「勝つときもあれば負けるときもあるんだから、しかたない」なんて言い訳をのたまうようであれば。
それは、プロ失格と言わざるを得ません。

結果論ではありますが。
他会場では、首位の栃木が敗れ、2位の沼津が引き分け。
もし勝っていれば、依然苦しいなかにあっても、それでも光明が見いだせたはずです。可能性を信じられたはずです。
もちろん、結果論ではありますが。
そういったことも、起こりうる。勝っていれば。
・・・なのに、このザマ。
残り3試合。その間、上位の他クラブがそろってカターレにとって都合のいいように負け続けることなど・・・どう考えても、無いです。
今シーズンを通じて積み重ねてきた経験値がしっかりと強さに、たくましさに結びついているという、3連勝を成し遂げた今節の秋田の姿を見て、この先連敗するなどとは、とても思えません。
むしろ。
積み重ねというものがまるで役に立たず敗れた今節。残り3試合も負け続けたカターレが6連敗フィニッシュ、という可能性のほうが、どれだけ現実的か。

今節に目標達成失敗が確定することはありませんでしたが、それも時間の問題。
いや・・・試合のない次節、座してなにもできないままに死を待つ、というほうが、あるいは残酷かもしれませんが。
それでも。
そんな事態を招いたのは、ほかでもない今シーズンのカターレであって。

たとえ失敗しようが、それが即カターレを見限ることにつながるか、といえば、そんなことはありません。
今シーズンはまだ終わっておらず、3試合残っています。応援も続けます。当然です。
・・・けれど。
期待を、最悪なかたちで裏切られた心の痛みというものは、やはり、辛くて、苦しいものです。それは、間違いありません。

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