行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

W佐々木が決めた!闘志を勝利へと繋げ、6試合ぶり白星 ギラヴァンツ北九州戦

2017-09-25 05:00:53 | カターレ富山
2-0で勝利!
ようやく・・・ようやく、苦しかった連続勝ちなしの連鎖を断ち切り、2か月ぶりとなる勝利を飾ることが出来ました。
守っても、相手の攻勢に我慢の展開を強いられながらも、それでもきちんと無失点。粘り強さを発揮しました。
ひとつ勝てたから安心、というものでは決してなく、むしろ大変なのはこれからとも言えますが。
それでも。
苦しいなかにあってもしっかりと勝ち点3という結果を得られたというこの経験は、やはり大きいです。

風の影響が大きかったとはいえ、それでも、ほとんど良いところのないままに敗れてしまった前節。そこからスタメンを4人変更して臨むこととなりました。
代のスタメン復帰、前節は中盤であった国吉がSBに下がる、椎名を前線に、というような変更に関しては、これまでやってきた傾向からすれば想定内。
久しぶりの出場となった西室がボランチで、そして陽次とイッキの佐々木コンビが両サイドで、というのがトピックであったでしょうか。
前回対戦でもそうでしたが、北九州のボールポゼッション力の高さに手を焼くことが想定されていたなか、その通りというような展開となりました。
前節、一瞬の隙が失点につながり、それが重くのしかかるかたちで敗れてしまった、という経緯もあります。
そこをいかに我慢し、相手ボールにあっても慌てずに対応できるかどうかが問われました。
頑張ってディフェンスし、相手攻撃の決定機を潰していく一方で、こちらもなかなか良い形には持っていけない。
そんななかで、いかにチャンスをものにして、それを得点につなげるかが問われました。

先制ゴールは、まさにそんな状況の打開と言えるものであったかと。
28分、FKのチャンスでキッカーは山形。
ゴール前に正確に蹴りこむと、流れたところを信じて走りこんできていた陽次が合わせ、見事にゴール!連携がしっかりとはまり、欲しかった先制点を奪うことに成功したのでした。
ここ2試合連続で無得点、なかなか思うようにいかない状況が続いていた中で、それでもなんとかしなければと頑張ってきた努力が実った格好。
そんなゴールがチームに与えた勇気は、格別であったことかと思います。
もちろん、それで安心するわけにはいかなかったのですが。
YS横浜戦などは、苦しい展開から先制点を奪ったのは良いけれど、それが試合の流れを変えるには至らず。相手ペースが続く中で追いつかれ、勝ち点3を逃してしまう、ということがありました。
それでなくとも、相手は実力者の多い北九州。先制したからと言って油断などできるはずもなく。
思い出してみれば、前回対戦も前半のうちに先制する展開ながらも同点とされ、最後の最後までもつれてしまったのでした。
ならばこそ、「次の1点」が持つ意味の大きさをしっかりと自覚したうえでのプレーが、一層重要なものとなったのでした。

1-0で折り返し、気を引き締めて臨んだ後半でしたが。
開始から早々に、ゴール前での競り合いで代が負傷、交代を余儀なくされるというアクシデントが。
本職であるところの守備ではもちろん、平均身長で劣るなかにあっても空中戦でゴールを狙う、という意味においても重要であった彼の離脱は痛かったですが。
代わって入ったのが、登崎。
前節は初のスタメンに抜擢されながら、苦い敗戦。だからこそ、苦しい状況であるからこそ、しっかりとしたプレーぶりで力を発揮する必要がある出場でした。
その後も一進一退・・・いや、押される場面のほうが多い展開の中。
相手のシュートの精度がイマイチ、というところもあったにせよ・・・いや、それも守備からのプレッシャーがそうさせたのか。
1-0のまま、動かないスコア。
ジリジリとした展開が続きました。

勝利の権利を手にしていたとはいえ、その差はわずかに1点。
どうしても勝利が、勝ち点3が欲しいという状況の中、ふとしたことで簡単にそれを逃してしまいかねない、危険な状況とも言えました。
それでも。
それでも、勝たねばならない。苦しい状況であろうが、それに屈するわけには、断じていけませんでした。
後半のアディショナルタイムは5分。
「長げーよ!」というのが正直なところでしたが。前回対戦のこともあります。試合は、終わるまでなにが起こるかはわからない。
そんななかで。
敵陣深くでボールをカット、それをフリーで受けたイッキが、思い切りよくシュート!
見事に決まり、試合を決定づける追加点!
苦しいなかにあっても、勝利への闘志は、決して萎えなかった。そんな意志を示す、ファインゴールでした。
そして、試合終了。
長かった連続勝ちなし。それに終止符を打つ、待望の勝ち点3を得ることができたのでした。

同日に行われた他カードで栃木が4点を奪う圧勝、暫定首位に踊り出ました。次節の対戦相手であるだけに、その脅威にいかに対抗していくか。気を引き締めねばなりません。
一方で。
翌日の試合で、なんと、沼津と秋田の上位チームがそろって敗戦。勝ち点の上積みなしとなりました。
このなかなか得難い僥倖も、ひとえに、今節の勝利があったからこそと言えましょう。
もし、連続勝ちなしを引きずったままであったならば、差を縮められなかったのだから。
選手たちも、がぜんやる気が高まったはず。
その勢いを、次節ホーム戦での栃木撃破に、しっかりと結び付けねば。

勝ちながら、強くなる。
連続勝ちなしを脱した今だからこそ、その意味をしっかりと噛み締め、連勝へと繋げていかねば。
コメント
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