簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

県道21号線(四国遍路)

2011-05-27 | Weblog
 7時前に宿を発った。
海を見ながら昨日歩いた道を下ノ加江の中心街近くまで戻り、橋の手前で左折、
県道21号に入り、暫くは下ノ加江川に沿って歩く。
川の向こうに一昨日下って来た国道321号を行き交う車が見える。



 あの日、昼食を予定していた峠のドライブインは生憎のお休み。
仕方なく空きっ腹を抱え、山を下った。
途中、何軒か喫茶店らしき人家を見かけたが、何れも看板は有るものの廃業の様子。
 食事にありつけないまま5キロ程歩いた小学校近くでやっと見つけたたこ焼き屋さん
に飛び込んだ。
 その店が、丁度右手辺りに有るようだ。

 五味橋を左折、暫くして人家が途絶えると、県道は益々心細い程の道幅に成り、
少しずつ緩やかに上って行く。
 山が深く成り、途中で行き交う車を見ることも殆ど無い。
勿論遍路に出会うことも無い。
商店どころか、自動販売機すら無い、何も無い狭い道が延々と続く。



 静かで淋しい道である。
見事に植林された山からは、チェンソーのエンジン音だけが響いている。
 高知県は四国四県では面積が一番広く、全国でも18番目の広さをもち、その県土の
84%を森林が占めていると言う。
そんな森林県を彷彿させる景観が何処までも続く山道である。



 久しぶりに人家を見る。
と言っても、精々一二軒が点在する程度で、とても集落と言えるものではない。
それでもそんな集落の外れには氏神様であろうか古い神社が建っている。
 ここまでが土佐清水市、河内神社を越えると人口1700人余りの三原村入る。(続)




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