簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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神々の里・神話の里(高千穂ドライブ旅)

2017-08-18 | Weblog
 神話の里と言われる「高千穂町」には町中の至るところで神々と神話にまつわる
モニュメントを目にすることが出来る。
そこには伝承を伝える説明板も掲げられているので、そんなもので神話への造詣
を深めてみるのもこの町の楽しみ方だ。そのためには車で回るよりも、ゆっくりと歩
いて回る方がこの町にはふさわしいのかもしれない。





 昔から神話は、神楽としてこの地に残されていて、はっきりとした文献ではその起
源を西暦1313年と伝えているが、今の形の夜神楽が演じられるようになるのは、江
戸時代からではないかと考えられているそうだ。

 高千穂地方に伝承されている神楽は、アマテラスオオミカミがお隠れになった磐
戸の前で、アマノウズメノミコトが面白おかしく舞ったのが始まりと伝えられている。
神楽はこの地で毎年11月中旬から翌年の2月上旬にかけて奉納される神聖な神
事であり、伝統民族芸能でそれは国の重要無形民俗文化財にも指定されている。





 およそ20の集落では、里ごとに氏神様を民家や公民館(神楽宿)に迎え、祭壇に
鎮座させ「神迎え」の神事を行い、それに引き続いて二日一晩を費やして33番の神
楽を、舞い奉納すると言い、観光客でもこれらをその里で見ることも出来るらしい。



 これらの神楽は里ごとにその舞に多少の違いはあるようだが、高千穂の里人が
太古の神々と年に一度の出会いを楽しみ、舞い遊ぶと同時に、秋の実りに対する
感謝と翌年の豊饒日々の安寧を祈願する舞であることは共通しているようだ。(続)





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