ゼロから成功をつかんだ僕の話 〜メンターに教わった成功哲学〜

死のうと思ったあの日から、劇的に人生が変わった僕の話。
Twitter ID : @keepgoing756

第12話 成功者の世界

2017年06月13日 | 成功までの道のり
〜翌日〜
僕はメンターとの待ち合わせ場所へと向かった。
メンターは自分の車ではなく、運転手が運転するジャガーの後部座席に乗っていた。
「Nさん、こんばんは。どうぞ乗って下さい。」

完璧に洗われているジャガーはホイルまで新品のようだ。
黒く光るジャガーはまるで宝石のように綺麗だった。ボディの質感、継ぎ目のないカーブ。
僕は恐る恐るジャガーに乗り込んだ。シートが僕の身体にピッタリと合った。まるで包み込まれるような感覚だ。
こんな乗り心地の良い車があるなんて。心底驚いた。


ジャガーは1軒のお店の前に停められた。
そのお店には様々な生地が並べられており、黒いカーペット、木製のラック。
映画でしか見たことがないような、オーダーメードのブティックだった。
スーツを完璧に着こなした長身の男性が、僕とメンターを迎え入れた。


なんと、驚くことにシャンパンを手にしてこちらへと歩いてくる。
メンターは当然ながら動じることもなく、シャンパンをスマートに受け取り、口に運んだ。
僕は心でこう思っていた。
「おいおいおい、お酒に詳しくない僕ですら知っている超高級シャンパンだぞ!!」
僕はできるだけ、自然を装いながらシャンパンを手にして口に運んだ。もはや味はわからなかった。


長身の男性にメンターがこう切り出した。
「この方が、前に話していたNさんです。」
それだけ言うと、長身の男性は全てを察したかのように頷き、店の奥へと消えていった。


再び現れた長身の男性の手にはスーツが2着あった。
「お待たせ致しました。」


1着はメンターへ、もう1着は僕のスーツだった。
「Nさん、これは僕からのプレゼントです。」
今までに触ったことがないほど、そのスーツの生地は柔らかく、知識の無い僕でさえ高級であることがわかった。
袖を通すと、あまりにも身体にピッタリだった。
鏡に映った僕は、今まで着ていたスーツの僕とは別人のようだった。
白のシャツに、黒に近いグレーのスーツ。ジェームズ・ボンドになったような錯覚に陥った。


「ほんとうに、こんな素敵なスーツをいただいてよろしいのですか?」
僕は本当に驚き、声がすくむのがわかった。
「もちろんです、それとこれも一緒にどうぞ。」
まるで木目のような色合いの革靴だった。その時の僕には革靴としかわからなかったが、今となってはそれがベルルッティの靴であることを知った。(それ以来、僕はベルルッティのファンになった)


「今日は、この服を着て一緒に遊びましょう」
メンターは僕に笑いかけた。メンターのスーツはブルーに近い色合いの細身のスーツだった。
足下は黒の革靴。今思うと、ジョン・ロブだったと思う。


お店を出ると、メンターのジャガーはどこかへといなくなっていた。
「今日のパーティーは、ここから歩いて20分くらいです。歩いていきましょう。」
僕はメンターと並んで、街を歩いた。すれ違う、女性が心なしかこちらを見ているのがわかる。とは言ってもメンターを見ているのだろうが。


「わかりますか、Nさん。女性がこちらを見ている感覚。」
気のせいではなかった。女性がこちらを見ているのだ。なかにはあからさまに振り返って見ている人もいる。
「なんとなく、わかります。」
「これが、世間で言うところのオーラというものです。」


「さすがは、メンターですね。」
僕はそうメンターに言った。
「違いますよ、Nさんを見ているのですよ。」
メンターにそう言われたが、その時は信じることができなかった。


「一見、普通のスーツのようですが、これは超一流品です。シンプルだけど身体に完璧にフィットする服は、その人の見た目を数段引き上げてくれます。」

「僕も着ていて、なんだか背筋がピンと伸びます。」

「気に入ってもらえて良かったです。」
メンターはそう言って笑った。



20分ほど、気分よく歩いたところに今日のパーティーの会場であるホテルについた。
こんなホテルに足を踏み入れた事もない僕は、少しとまどっていた。
ドアはドアマンが開けてくれた。当然といえば当然なのだが、その時の僕には全てが新鮮だった。


メンターは受付を素通りし、奥にあるエレベーターへと歩いて行った。
僕はメンターの少し後ろを歩いてついていった。
エレベーターが開くと、廊下もなくすでにそこは部屋だった。
これが、スイートルームというやつか!僕はそう思った。(本当はスイートではない)


足を踏み入れると、僕は自分の目を疑った・・・
ジャズの生演奏、その場で職人が握ってくれる寿司、様々なお酒と料理。
部屋の中でこれだけの広さがあることにも驚いたが、それよりも驚いたことがあった。
そこにいる人たちを僕は見た事があったからだ。


「え?」
思わず声をだしてしまった。
テレビや映画でみる女優、モデルがそこにいる。
僕は、その場に立ち尽くしてしまった。
「まずは乾杯しましょう。こちらへどうぞ。」
メンターが僕を部屋の中へと導いた。


その日、僕は夢を見ていたような感覚に陥る経験をすることになる。

夢のような世界がそこには広がっていた。
メンターは、パーティーに来ている人に僕を紹介してくれた。
本当に夢みたいな時間だった。有名モデルと僕が会話をしている。
ほとんどの女性が僕よりも背が高く、スタイルが良かった。
僕は引け目を感じて、あまりうまく話せなかったのだが、相手は皆聞き上手であり、話し上手であった。


いきさつはここでは書くことができないが、
その日、僕は1人のモデルと一夜を共にすることになった。
セックスが終わり、下着だけ履いたモデルが洗面台で顔を洗っているのをベッドから眺めていたとき、僕は快哉の声をあげるような気持ちだった。
「この僕が、○○と・・・」
その夜はモデルと抱き合って眠りについた。




〜翌日〜
ホテルで目を覚ました僕の携帯電話にメンターからの着信履歴があった。
モデルは仕事があるからと早朝にホテルをでていた。
僕はあわててメンターへと折り返し電話をした。

「Nさん、昨夜は素敵な夜だったようですね。」

「ええ、メンターさんのおかげです。」

「今日も仕事は休みでしたよね?」

「はい。」

「今夜も別のパーティーがあるので行きませんか?」

「え!もちろんです。」


その日の夜、僕はまた最高の経験をすることになる。
その日、メンターと待ち合わせのレストランへと向かった。
服装はメンターに貰ったスーツ。

「こんばんはNさん」

「メンターさん、今日もお時間を頂いてありがとうございます。」

「いえ、私も楽しんでますから。」

「それで今日のパーティーって、また前回のような雰囲気ですか?」

僕はまたモデルをセックスをするような最高な体験ができるとワクワクしていた。


僕は知らない世界を体験することができて、心底興奮していた。
「随分楽しんだようですね。」

「はい、それはもう。でも、これってどういう事ですか?」

「この世界の裏側ですよ。Nさんが知っている世界はほんの一部に過ぎません。」

「成功者の世界ですか」

「これ以上深くは言えませんが、まあそんなものですか。」

「僕も、成功者の仲間になりたい・・・」
僕は心からそう思った。

「こんな毎日を送れるようになりたいと思いますか?」

「もちろんです!」



メンターは突然真面目な顔になって僕にこう言った。
「Nさん、この数ヶ月で私がNさんにお見せした世界。これがいわゆるNさんや多くの人が考えている成功者の世界です。最高級の食事。美女との同棲生活。華やかなパーティー。自分にピッタリな服。欲望のままのセックス。」

「まさにそうです。僕が夢見てた生活そのものです。」

「この生活が一生続けばNさんは幸せでしょうか?」

「そりゃ、幸せだと思います!」

「それならば、それらを手に入れるべきです。手に入れるためには何が必要ですか?」

「お金です。」

「その通り。お金があればNさんが考えている幸せな生活は手に入ります。」

「そのお金をどうやって手に入れればいいのですか?」

「お金を手に入れる方法は私からは教えられません。ただ、正しい方向へ向かっているかどうかは教えることができます。ジョギングでもそうだったと思います。1人での努力はとても難しいものです。」


僕は少しガッカリした。
メンターがお金の稼ぎ方を教えてくれるものだとばかり思っていたからだ。
結局は自分で稼ぐしかない。よく考えれば当たり前のことなのだが。

メンターは続いてこう言った。
「心の底から欲することですよ。成功を手に入れるにはそれ以外の方法はありません。」

「そうですね、その通りです。とにかくやるしかないですね。」

「その意気込みです。」

「しかし、何をどうすればいいのか」

メンターはニヤリと笑いこう言った。
「このあと数ヶ月。Nさんはどん底を味わうことになります。とにかく自分が思うままに成功を目指してみてください。」

「え?どん底ですか...」

「それも私の描いた筋書きですから安心して下さい。でも、絶対に法律は犯さない。死なない。これだけは約束して下さいね。」

「死な...ない....」
一体何が起きるのだろうか...僕は胸がドキドキするのを抑えられなかった。


「Nさん、また数ヶ月後に私から連絡します。」



~次の日~
どんな不幸が僕に訪れるのだろうか。そう思うとその日はあまり眠れなかった。
その日、彼女である黒田からメールが入った。

"Nさんとはもう付き合えない"

そんな内容のメールだったと思う。僕はモデルとのセックスを経験してしまい、言葉は悪いが「平凡な生活」には退屈を感じていた。僕は黒田と連絡を取ることも煩わしくなってしまっていた。
数回、黒田とデートもしたが心は上の空だった。というか黒田との付き合いでは満足できていなかった。
それで黒田も我慢ができなくなったという訳だ。
僕は黒田と別れた。後悔も何も感じなかった。


僕は毎日休まずに仕事へ行っていたが、メンターとの時間が無くなってしまった結果、何のために働いているのかがわからなくなってしまった。
「こんな仕事をしていたって、いつまでたっても金持ちにはなれない。」
そんな気持ちで数日すごした。


その日の帰り、僕はいつもの通り夕飯を買いにコンビニへと向かった。
そこで"副業で月100万円"などと見出しの書かれた雑誌を手に取った。
ご飯と一緒にその雑誌を購入して家へと帰った。

結局のところ雑誌に載っていた記事は不動産投資やFX、アプリ作成など。今の僕にはできそうもないことばかりだった。そこからメンターが言った通りに僕の人生は転落していく。
僕は女を求めてどうしようもなくなってしまったのだ。
それから、風俗へと通うようになった。1回1万円~2万円。一瞬は満たされるのだが、またすぐ風俗へ行きたくなる。自分の中では月に1回だけと思っていても、月に1度では済まなかった。

それから、ファッション。
高級なものに一度触れてしまってからは、安物の服では物足りなくなった。とにかくお金が消えていった。

ついに僕は消費者金融に手を出してしまう。それからが地獄の日々だった。
はじめは5万円だけ借りた。次の給料日に返済してカードを捨てればいい。はじめはそんな単純な気持ちだった。しかし結局、僕は限度額までお金を借りることとなる。

給料は手取りで13~15万円程度なのに借金の返済だけで8万円近く。それでも利子が半分で元本は一向に減らない。
そして、元本が減ってもまた限度額まで借りる。その繰り返しだった。

ここまで落ちぶれるのにかかった時間はたったの4ヶ月。少ないながらも毎月貯めてきた貯金も全て失い、借金まで背負ってしまった。


ここまできて、僕はメンターを恨んでしまう。
「なぜ僕に贅沢な生活を見せたんだ!おかげで僕の生活はボロボロだ!ちっとも成功なんてできないじゃないか!」
僕はお金を手に入れるためには、何だってやりたいと思った。詐欺だって泥棒だってお金になるならやりたい。借金から解放されて優雅な暮らしがしたい。
メンターが「法律は犯さないでください」と言っていた意味がわかった。


その気持ちを察したかのように、メンターから電話がかかってくる。今考えても魔法のように僕の気持ちをわかってくれている人だ。
「Nさん、お久しぶりですね。」

「メンターさん、僕はもうダメです。やっぱり成功なんて程遠い人間です。自分の欲求も抑えることができません。何をやってもダメな人間です。」

「まあ、そう言わずに。全て想定内です。」

「僕が借金を背負うこともですか?」

「そうです。犯罪を犯してでもお金を欲しているでしょう」

「なんで、なんで僕の心までわかるんですか」

「Nさんの心がわかるわけではありません。人間の行動がわかるだけです。」

「僕はどうしたらいいのでしょう」

「Nさん。Nさんが今いる場所。そこがNさんの底辺です。そこをよく覚えていてください。お金の大切さ、お金の取り扱いの難しさ、人間の心の弱さ、忍耐の難しさ。よくわかったと思います。実は私も以前は今のNさんのように借金まみれでした。」

「え!メンターさんが!」

「そうですよ。だからこそ、わかったことが沢山あります。今の私があるのは底辺を知ったことから始まりました。Nさん、今の気持ちを忘れないでください。そして、本当の成功をこれから教えていきます。我慢することも沢山あります。しかし、人間としての成長もなければ成功者にはなれません。」

「はい...メンターさん。僕を助けてください」

「わかりました。これまでの経験を忘れずにいてください。」





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2 コメント

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Unknown (トシノ)
2017-06-20 11:43:11
いつもありがとうございます。

本当にこんな世界があるんですね!?
一度、経験したら抜け出せないと思います。
宝くじが当たった人の大半が借金を背負う理由がわかった気がします。
Re:Unknown (success-biz)
2017-06-24 23:25:54
トシノさん

いつもコメントありがとうございます。
宝くじを当てた人が身近にいないのでわかりませんが。
お金を手に入れたときにコントロールする力は確実に必要だと思います。

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