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代謝生理学的見地から見たゴジラという生命の魅力

2017-04-05 03:52:14 | Weblog
元来ゴジラは核の申し子であれば、その悲惨さを伝えることが制作の一因となっているが、今回は敢えて分子細胞生物学的レベルにおけるゴジラ代謝機構に想いを馳せたい。

御存じのとおりゴジラは核(原子力)をエネルギー源としている。

形態的には爬虫類に似ているものの、炭素源を主要なエネルギー源とする「動物」とはかけ離れた存在と言えよう。

原子力エネルギーを如何にして生命維持に使用しているのか、その代謝機構は原子力利用のみならず純粋に学術的に大変興味が持たれる。

例えば、我々は基本的にグルコースと酸素を基にミトコンドリアにおける電子伝達系でエネルギーを得ている(すなわち食事と呼吸のもっとも重要な要素)が、果たしてゴジラにおけるミトコンドリアは如何なる様態なのであろうか。

機能余剰として削除されている、あるいは元から存在しなければ、我々とゴジラの間には、我々と植物の間以上の隔たりが存在することになる。

実際ゴジラはマグマの中を泳いでいるので、温度や酸素といった存在に対して極めて我々と異なる機構を有していると考えられる。

ゴジラを構成する各種物質の合成調節分解機構についても、高い放射線が検出される環境下であるので、特殊な状態となっているに違いない。

あるいは、ゴジラは「生命の電池」ともいわれるATPからも逸脱した存在かもしれず、様々な代謝経路において核物質が出す放射線自体を積極的に利用している可能性がある。

各種物質の酸化、分解、切断において各々の酵素を使用するのではなく、放射線の遊離エネルギーを直接利用している可能性すら示唆されるのである。

となればゴジラの遺伝子の大多数は、不安定な放射性物質の制御機構が大半を占めているとも考えられる。

他方個体レベルに目を向けると、ゴジラはその高い放射線から我々が有しているような免疫系等が余剰となる。
抗核エネルギーバクテリアが容易に作用したことも考えるに、ゴジラの免疫系は放射線依存的であり、白血球その他の機能が著しく退化している可能性も考えられる。

またゴジラが生命活動を維持するうえで最初に考えなければならないことは、放射線などによるDNA損傷修復機構である。
もしかしたら高い放射線環境下故に、生存上不適切な変異が生じたゴジラ体内の細胞は速やかに排除される機構が備わっているかもしれない。

有機物(と推察される)が核物質を調節制御する。それをDNAが制御している(少なくともバラ・ヒトとの細胞融合が可能な点からこれは有力だと考えられる)。

エピジェネティクスたけなわな昨今であってもなお、ゴジラは人智を超えた存在であり、その学術的価値は計り知れないものと言える。
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