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残業100時間が情けないか、情けなくないか、の違い

2016-10-11 05:05:52 | Weblog
「残業100時間で情けない」

という意見は、残業をさせる側の意見である。

ついでに言えば、教授などは趣味の世界に生きているので、それをやっている限りにおいては、全く苦にならない。

当ブログも昔は、朝の9時から朝の3時まで実験を続けながら更新し続けた。

休憩時間を昼1時間、勤務を8時間と仮定して、1日9時間残業、日曜日を除いたとしても4週間で216時間残業をしていた計算となる。

これで「授業料を払っている」のだから、現代の日本の大学研究生の環境は過酷極まりなく、これに対するセーフティネット(もはやそのレベルである)はあまりに少ない。

にもかかわらず、ほとんどの研究者が続けていられるのは、単純にそれが「興味のある分野」だからである。

したがって、「残業100時間程度で情けない」と発言した教授は実に想像力に欠けた狭い世界で生きており、このような者が教鞭を執っている可能性を考えると寒気がする。

この教授の認識論でいえば、彼のテーマ遂行に必要な予算申請書類を作り続ける(もちろん、彼のテーマには一切かかわれない)作業を平日12時間継続し、予算審議を行うものを接待し続けて初めて何かつぶやけるレベルのはずである。

なおこれでも、教授にとって予算申請をするという行為は、教授の興味を遂行する原動力であるという意味で、完全に興味と独立した分野ではないことは注意しなければならない。

件の教授の専門分野を考えるに、理系学部に来てピペットのチップ詰めを12時間延々毎日やらされて(かなり寛大な処置である)老年に達した時、はたして「情けない」といえるであろうか。

もちろん、ピペットチップ詰めは理系学部では研究を遂行するうえで基礎中の基礎な大事な作業である点も注意したい。

グローバルビジネス的に、自動チップ詰め機が微妙に高いせいで毎年稟議が下りずに、

手で延々やらされ続けて(月残業100時間以上)、

それでも「君の作業は偉大なる研究の原動力として大事だ」等と言われて、

「全く情けなくない」と感じられてこそ初めて、

件の教授は「100時間程度で情けない」と言えるのである。


件の教授は今回の件で露呈した自身の狭い視野による“全くくだらないグローバルビジネス”など口から出さずに、

今すぐその口を閉じて、自らの発言の責任を取るために、謝罪ではなく、

低予算な(つまり“一般的に”社会的意義の少ない)研究室にて、ポスドク程度の扱いで延々チップ詰めをやるべきである。

それで「誇りを持てれば」ようやく「情けない発言」は認められよう。


既に発言はなされた。

それもグローバルビジネスを謳っている教授ともあろう者が、謝罪で済まそうなど、実にナンセンスである。

したがってこの教授のビジネス・グローバル論は机上の空論である可能性が高く、聴講するのもゼミに参加するのも極めて不合理な、どうでもいい内容のはずである。

そんなくだらない教授には、チップ詰めがお似合いであろうし、上述の通り、きっとその教授もチップ詰めに誇りとプライドを持つはずである。

さあ、イエローチップを詰めるのだ。
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