エコロジータクシー

社用車を私生活でも使用を許されている今、タクシーを利用することはなくなりましたが、かつてタクシーを利用する際に文化の違いを見ました。

KTM（JRみたいなもの）の各駅にはタクシー乗り場らしきものがあり、やさぐれたドライバー達が電車が着くのを待っています。
約一年前に出張でこちらにひと月いたころ、休日に利用したタクシーでこちらのタクシーマナーを知ることになりました。

回想シーン

KLに遊びに出かけた帰り、宿泊先の最寄駅であるシャーアラムまでKTMで帰ってきた。
ここからホテルまでは数キロあるので帰りはタクシーを利用することを決めていた。
急いで電車を降りタクシー乗り場まで急ぎ足で行き、２番目に並んだ。
私の後ろには続々とタクシー目当ての客が集まってきた。

乗り場の先頭あたりに一台のタクシーが近づいてドライバーがドアを開け降りる。

タクシー目当ての客がドドッと車の周りに押し寄せる。「なっ、なんだよぉ！順番守れ！」どうせ分からないと思い声に発する私。
ところが、ここからが日本と大きな違い。
ドライバーが端から客を顎で指す。「お前は、お前は、そんでお前は、・・・・」てな感じで。
指された人は何やら行き先を言っているらしい。
私の順番がきた。「ホ、ホテル　コンコルド　シャーアラム」と答える。
すると、ドライバーが「お前、お前、それとお前乗れっ！」と言って（言ったんだと思う）運転席に座り出て行ってしまった。
ここでは、同じ方面行きは相乗りをするらしい。私は落選した。
２台目のタクシーに乗ることができたが、３人相乗りで途中途中でおろして行き、私が最後になった。
料金システムはどうなっているのだろう？やつらはいくら払ったんだ？時間は倍以上かかっているぞ。

まあ輸送効率は良く、エコなんだろうな。
持ちつ持たれつ、譲り合い、助け合い、自分だけ急ごうなんて思わないんだろうね。
いつか京都で乗ったタクシー、気持ち悪いくらいのおもてなし。両極端を知ることになりました。

本日のお昼　：　イーミー（広東風）スモ、チャイニーズティーアイス　　計6.5リンギ