犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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タオルおじさんの季節

2017年07月15日 | おらほ調布
しばしば利用する公共施設で、初めてお見かけしたのは
もう5年以上は前だったろうか。

すれ違いざま、何か妙な感じがした。
70歳くらいの男性で、袖なしのランニングシャツにジョギングパンツという軽装、
健康そうに日焼けした肌、適度に筋肉の付いた手脚が伸びている。

いや、
違う。

ジョギングパンツではない。

タ?
タオル?

タオルを巻いているだけ?

タオル地のジョギングパンツ?

タオルを自分で縫って作ったパンツ?

とにかく、
腰まわりがひどく軽装である。

タオルを巻いただけなのか、
ちゃんと縫い綴じてあるのか、
非常に気にかかるのだが、

よく見て確かめる勇気を持ちあわせない。

よく見たら、見てしまうかもしれない。
そういうギリギリの緊張感が、ひらひらとした一枚の布の軽やかさと対照的に
彼の腰の辺りに漂っているのだ。

その後、何度かその公共施設で彼を見かけた。
決まって、夏である。

いや、冬場も来ているのだろうけれど、冬場は着ているのだろう。
着ていたらただのジジイなので、彼とは我々は気付かないのだ。

さらにその後、当然だが、その公共施設の周囲の歩道を歩く彼を見た。
歩いていた。
その服装(服装?)だったら、常に走っていてもらいたいものだ。
だが、走ってタオルがぴらぴらと跳ねたり風になびいたりしても問題があるか。

さらにその後、そこから2kmは離れた、我が家に近い路上での目撃証言を得た。
タオルおじさん、どこに住んでいるのか。


今年はまだお見かけしていない。
お元気ですか?

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