犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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自分で蒔いた種

2012年06月23日 | イキモノタチ
庭に何本か生えてきている、青々と葉の美しい、木???草???
茎の部分も青く、とてもみずみずしい。

歩いていても、よく見かける。
羽状複葉と呼ばれる、ぎざぎざの葉っぱは柔らかく、よく繁る。
3mくらいの高さになっているものも、有るようだ。

なんだろうなんだろう。

美しいけど、しばしば見かけるし、庭に何本も生えてきているし、
えーい抜いちゃえ。という扱い。

でも、なんだろう。



11月のある日、多摩川べりの道を歩いていたら、
木に実がなっており、幹には「センダン」と名札が付いていた。

おお、こりゃ「センダンはホニャララより芳し、ってアレだよ」
きっと良い香りがすんべえと思って、実を取った。
実はどんな構造かしらと、むしってみたら・・・

くっせぇぇえええ!

銀杏とまではいかないが、くされゾーキンみたいな匂いが指に付いて取れない。
うへえええ。
芳し、ってコレかよ。
だけどセンダンは●●より芳し、って何より芳しいんだっけ?

数日経って思い出した。ええ、調べなかったんです。
栴檀は双葉より芳し、だ。
●●より、で比較だと思っていたから、思い出しにくかったのかも。

優れた人は幼い時から才能をあらわす、ってな意味だ。

ほほう。
本当に、栴檀は双葉より芳しいのだろうか。

臭い果実を、今度は分かってるから手袋をして、はがして洗って、
種を取り出し、まいてみた。



芽ってヤツはさ、何を蒔いたか忘れた頃に生えてくる。
忘れるのは分かってるから鉢に名札を差すけれど、そのマジックの文字も
雨にさらされ薄れた頃に生えてくる。
わがんねてば。

植木鉢に、よく見知った芽がごっちゃり生えている。
美しいけど庭にも何本も有る、あいつらだ。

この植木鉢は何を蒔いたんだっけ。
庭の土を使うといろいろ生えてきて紛らわしいなあ、また
このなんだろうがいっぱい生えてきたわい。

・・・
待てよ
・・・

ああ!くさいの我慢して丁寧に種を取り出して蒔いた栴檀じゃござんせんか!
おおお!
もう本葉が何枚も!双葉が黄色く枯れ落ちて!

やっと気付いたところでやっと図鑑でこれが栴檀であることを確認し、
庭にとっくに生えている方から葉を千切り、香りを確認。
?そんなに香らない。
植木鉢に生えているものから、なんとか青い双葉を見付け、
千切り、香りを確認。
。同様な、フツウの緑の弱い香り。


ここに至って、やっと栴檀と件の諺をネットで調べてみると、
「栴檀は双葉より芳し」で栴檀と言っているのは、
白檀のことだ、と言う・・・


やれやれ。。半年かけて実証した双葉の香りは、的外れだったわけね…。


よーし、次は白檀の種を蒔くぞ!

と思ったんだが、調べたら白檀て密林のもので、しかもやどり木なので、
うちの庭でどうこうできるもんではないようだ。むー

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