犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

犬と楽器と日々
ゲゲゲの調布住まいの須山。
雑種犬カバサ&ジーロと戯れ、
音楽をこねくりつつ、
鍼灸する。

酒洲

2016年10月01日 | 毎月馬鹿
先日、老母の介護認定調査があった。

法改正があって、認定は1年に1度から2年に1度に変わった。
年寄りにとって1年は短いようだが、
要介護の者にとって2年は長い。
2年も間があいたら、介護度が上がるくらいに生活状況が変わるのではないか。
つまり、日常がたいへんなんじゃないか、と思っていた。

そう思っていたわりには、2年経つのは早かった。
とは言え、経ってみたら早かった、ということに過ぎないと思う。
現に、やはり2年前と今とでは、老母の状態は違う。
ただ、それが介護度の違いとして認定される程かどうかは、
結果が出てみないと分からない。

認定調査に来た男性は、にこやかであたりがやわらかく、
ひとを立てて話を引き出すのが上手であった。
母はパーキンソン病の影響もあって、緊張すると思考がまとまらず、
言葉が出て来なくなる。
が、調査員の話上手に乗せられて、この日はペラペラとよくしゃべる。

これが、調査でよくある光景だ。
いつもはもっと調子悪いのに、調査の日に限って元気で、
必要と感じている介護度に認定されない…。

しかも少し話しているうちに、意外な事がわかった。
この調査員氏、我が家に来るのが初めてではなかったのだ。

本棚に埋め尽くされた壁面を眺め、調査員氏が言う。
「私、こちらに伺ったことがありますねえ。」
7、8年前に、まさに初めての介護認定調査の時に来たのが、
この人だったのだ。

「私は68歳なので、先輩方のお話を聞きに来ているという気持ちもあります。
須山さんはクラス会に来た先生という感じですね。」
偶然に重ねて、そんなことを言うものだから、母もほぐれる。

どうなることやら。

さらに調査員氏は、私の飲み干した酒瓶が置いてあるのを見て、言う。
「日本酒がお好きですか。
私は出身が福岡なんですが、実は私の弟が山口で杜氏をしておりましてね。
○○という銘柄をご存じですか。」
残念ながらまだ飲んだことがありません、と答えると、
「ちょっとお待ちください」と、帰り際に車から一升瓶を携えて戻って来た。

「まあこれは今日の偶然の記念に、一本どうぞ。」
えええっ、いいんですか?!
うれうれうれうれしい!

蔵元で米作りからやっている酒ということだ。
日本酒というものの特性から、地元の米を使うということはあまり無いのだが、
ワインの地域性に基づくテロワールに倣って、この頃は米から作る蔵もある。
そういう酒を飲んでみたい、と思ってもいたところでもあった。

山口と言えば獺祭があるが、それではない。
味については、後日詳しく書こうと思う。
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