犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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雑草戦争 アカメガシワ篇

2016年05月22日 | うつろい
この時期、雑草との戦の火蓋が切って落とされる。
本気で、庭に火をかけたいくらいだ。
取っても取っても生えてくる。
「ひと雨ごとに緑が濃く」なんてのん気なこと言ってられない。
木の葉が繁ってきたな、と思って何気なく眺めている場合じゃない。
よく見ると、ヤブカラシのつるが絡んで余計に繁っていることも多い。

雑草とひとくくりにするのはいけないわ、
ひとつひとつの植物に名前はあるのよ。
なんてことも言ってられない。
・やたら増える
・根で生きる
・死なない
こういったものはすべて雑草の汚名を着せて、見つけ次第にひっこ抜く。

「やたら増える」にも「根で生きる」にも「死なない」にも、
それぞれにその種類の方法を持っている。
これはまた後日ねちねちと恨みを込めて書き連ねたい。



隣家との境目に、アカメガシワが生えてきた。
図鑑によれば、
「トウダイグサ科アカメガシワ属の高木。
幹は斜めに伸びて逆三角形の樹形になる。
樹高5~15m。
分布:本州~沖縄。
山野の日当たりのよい場所に、ごくふつうに生える。」

トウダイグサ科とか言って草かと思わせるが、
うっかりほっといたら5m以上になる、立派な木だ。
「山野の日当たりのよい場所に」などと書いてあるが、
ビルとビルの隙間の日陰にも、ごくふつうに生えている。

雑草の王者である。

一昨年、根元で伐ったが、そんなことではコイツは死なない。
昨年の夏にすくすくと成長し、5mくらいになった。
このままでは本当にあっという間に15mに達して、
「あのアカメガシワのおうち」とかなんとか呼ばれるようになってしまう。

そこで、また伐った。
まず、手の届く範囲で枝を落とし、なるべく軽くしておく。
幹の途中をロープで縛り、自宅の木に結び付けておいた。
そして、自宅側を斜めに伐り込み、
その後、隣家の側から伐り進んだ。
それでも、隣家の方へ倒れていってしまった。

ヤバい。
重い木が勢い良く倒れたら、家の屋根の先などを壊してしまう。
しかも、その日に限って、いつもは閉まっている2階の窓が開いているじゃないか。
慌ててロープを引いたり、根元を向こうへ押してみたりしたが、
なかなか動かない。
5m超えると若木とは言え、重い。
成長が速いとは言え、水分をよく含んで、重い。



そんなふうに苦心して伐り倒したが、今年も新芽が萌え出ている。
それだけじゃない。

伐り倒した幹は枝をすべて払い、2mずつくらいに切って、
庭にほったらかしておいた。
その、分断してある幹から芽吹いているではないか。
背筋が寒くなった。
どこかから根が出ていたら、また木になってしまう。
分断した数に増えてしまう。

不死身か。

重かったわけだ。
数ヶ月放置していても、根を出さずに芽吹くことができるだけ、
幹に水分を蓄えているわけだ。

新芽をもぎ取って、日向に置いた。
乾け。乾くのじゃ!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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雑草というのは桐ではないですか (NOBU)
2018-05-14 17:50:45
写真のもの(切った枝から発芽している)を雑草と指しているならばそれはアカメガシワではなく桐です。桐の若木には成長とともに白い斑点ができますのですぐにそれとわかります。
アカメガシワは確かにどこにでも生えてきますが、桐より成長速度は遅いです。もし1年で5m近く生長したならば桐で間違いないと思います。桐は十分に根が張り、水分条件の良い場所であればそれくらいの伸長生長をします。
きりきり (す~さん)
2018-05-24 05:49:06
さんざん調べて迷った挙句に間違っていて、ガックリ。
ご指摘ありがとうございます。

お隣の農家に桐がそびえているので、その子でしょうかね。
今度から、あちこちの隙間に生えているこやつらが、キリなのかアカメガシワなのか、更に観察することにします。

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