地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

京都の難読地名・珍しい地名

2016年10月14日 10時03分19秒 | Weblog

千年の歴史を有する京都は行政の効率化等から呼びかけた町名の整理統合などに抗してきたため,伝統を誇る由緒ある町名が多く残っており,いにしえに想いを馳せることができる。
町名の中には,難読町名や珍しい地名も少なからずある。そこで,代表的な地名についてみていくこととする。

・艮町(うしとらちょう)<下京区> 西本願寺の寺内で最も早くできた町の一つ。町名は寺内の艮(北東)にあたることに由来するという。
・靱屋町(うつぼやちょう)<上京区> 靱(うつぼ)師(し)喜兵衛・勘左衛門が住んでいたという。靱師とは,矢を入れて肩や腰に掛け,携行するための用具を作る職人のこと。*岐阜市にも靱屋町がある。これに関連して,茨城県鹿島郡鉾田町安(あん)房(ぼう)靱負は「ゆきい」,埼玉県比企郡小川町靱負は「ゆきえ」と読む。
・蛭子町(えびすちょう)<上京区> 「夷」とも記された。蛭子(恵比寿)や大黒(大黒天)などが祀られたこに由来する。
・役行者町(えんのぎょうじゃちょう)<中京区> 祇園祭山鉾の一つ,役行者山(やま)に由来するという。役行者は修験道の開祖で,自らの修行だけに止まらず, 民衆の中に入って医療などにつとめたという。
・大炊町(おおいちょう)<中京区> 大炊御門の南にあることにちなむという。同区に西ノ京大炊御門町と 西ノ京南大炊御門町がある。同名地名に鳥取県八頭郡若桜町大炊がある。炊を「い」と読むのは「すい」の前略か。
・傘鉾町(かさぼこちょう)<下京区> 祇園会に傘鉾を出していたことから,命名されたという。
・鐘鋳町(かねいちょう)<東山区> 大仏殿の鐘を鋳造する場所の跡地であったことにちなむといわれている。鋳は鋳形(いがた)や鋳物(いもの)と同じ「い」をあてたものと思われる。
・金吹町(きんぶきちょう)<中京区> 金属を冶工する金座や銀座があったという。
・皀莢町(さいかちちょう)<上京区> 豆科の植物の「皀莢」があったからという。
・西東町(さいとうちょう)<上京区>  同じ上京区に東西(とうざい)町がある。
・社家長屋町(しゃけながやちょう)<上京区> 
・俊成町(しゅんぜいちょう)<下京区> 
・葛籠屋町(つづらやちょう)<下京区>・都市町(といちちょう)<下京区>
・蟷螂山町(とうろうやまちょう)<中京区> 
・木賊山町(とくさやまちょう)<下京区>
・百々町(どどちょう)<上京区>
・椥辻(なぎつじ)<山科区>
・廿一軒町(にじゅういっけんちょう)<東山区>
・納所(のうそ)<伏見区> 多数あり
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