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映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品徹底分析(ネタバレ)
ブロガー37名による「00年代映画ベストテン」発表

たかが世界の終わり(監督グザビエ・ドラン)

2017-03-21 18:50:11 | 映評 2013~

こいつらで銀行強盗やったらすげー面白い映画になりそう…って思いながら観てた。

ストーリー上の何故?がほぼ語られないので、なかなか難解
けどこれはストーリーで語らない映画
顔で語る映画
アップと切り返しばかりの映画

すぐ怒る長男
すぐ怒る妹
女神のように中立な長男の嫁
現在を見ず昔のままの母
訳ありなのになかなか切り出せない次男
カナダ版「家族はつらいよ」

でも実は父の不在がこの家族を作っているのかもしれない。
いずれにせよ濃いい家族で、あの中で暮らすと性格ねじ曲がりそう

以下俺の想像する本作のストーリー

次男は昔、兄となんかあって家を出た。でも家を出た根本原因ではないだろう。きっかけくらいだろう。
次男は家族と離れているうちに自分が同性愛者だと気がつく。そしてそれと関係あるかないかはわからないが何らかの病気で余命わずかとなる。
彼はせめて家族にそのことを話そうと10数年間離れていた家に帰る
結局家族だけが帰るところだ、きっと自分を受け入れてくれるだろう
しかし、離れていた時間はあまりに長く、自分の心の中の確執は思った以上に深く、兄妹の性格もあって大事な話を切り出せない。
家族だからという甘えた考えだったことを思い知る
ラストの鳩時計から飛び出し絶命する小鳥。
時計は家の形
家を飛び出した次男
なにも告げられずジタバタするだけの次男。家に戻れず、力つきるその姿は彼の死を暗示する。

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脚本も演技も映像も全般、迫力あり美味しく(わかりにくく)満足度の高い映画ですが、一つだけどうも、乗れないのが音楽。
時々入るミュージッククリップ的に入るボーカル曲の事ではなく(それについてはとても素晴らしい)、オーケストラ演奏のいわゆる劇伴音楽の使い方。
そもそも要るか?という疑問もあるけど、主張しすぎで無理に感情の流れを作ってしまい、そのくせストーリーははっきりしないからなんかチグハグ
音楽が無ければいい映画だったのになあと思ったいくつかの作品を思い出す。「キッズリターン」とか「おくりびと」とか「悪人」とか

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レア・セドゥさん
気がつけばスター
ただの可愛い娘だった「ミッドナイトインパリ」、熱いブルーだった「アデル、ブルーは熱い色」、その後はボンドガールになって「ロブスター」にも、見てないけど「美女と野獣」フランス実写版にも
今回のすぐキレる妹も見事な存在感でした。
どんなに大スターになっても前歯の隙間は治さないでください

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拙作『唯一、すべて』の上映情報
映画「唯一、すべて」予告編

第8回ラブストーリー映画祭 入選 上映2017年4月(詳細未定)
うえだ城下町映画祭ノミネート 上映2016年11月20日 上田文化会館
日本芸術センター映像グランプリ公開審査上映 2016年10月29日 東京芸術センター


2016年作品
45分
制作 ALIQOUI film
監督・脚本 齋藤新
撮影・制作 齋藤さやか
助監督 大谷祐之
アシスタント 林新太郎、井伊樹
照明協力 宮永挙
音楽 横内究
出演 小林郁香、安藤由梨江、宮本敏和、井伊はるか、井伊二三恵、山本恭子、野津山智一、原田淳子、大花混沌、水谷仁彦

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