今回の負傷はMRI、CT,レントゲンなどいろいろな検査を受けたが「大腿部骨折」だった。
ネットで調べてみると「大腿部骨折が起因で、寝たきりになり、それをきっかけに認知症を招く場合が多い」。などと恐ろしいことが記されている。
ネットで調べてみると「大腿部骨折が起因で、寝たきりになり、それをきっかけに認知症を招く場合が多い」。などと恐ろしいことが記されている。
ややビビっってしまったが、約一週間ほどで歩行訓練が始まった。
入院生活はそれほど苦痛には感じない。
そのゆったりとした時間の流れの中で出来る事がたくさんある。
その機会を有効に活用したいと考えた。
起床してから寝るまで結構忙しく時間を持て余すことはほとんど無かった。
しかし一つだけ不安がある。
それはピアノに触れられない事。一日でもサボると翌日にはギゴチなさが残る。
「長い期間ピアノに触れない!」事は不安と焦りが襲ってくる。
これを取り戻すのには時間がかかるだろう。
さらに音楽から遠ざかることで音楽的感覚も鈍るのではと....。
そこで考えたのがてせめてもの防衛策。
鍵盤ハーモニカを持ち込んで吹くことにした。もちろん病院の許可を得て....
演奏の場所はベランダなので思い切り周囲の自然に向かって吹く事ができる。
それにしても天気は良くても3月の風はまだまだ冷たい。
それでも私は夢中になって吹いた。
吹き終わり後ろを振り向くと観客がずらりと並んでいたりするときもあり驚いた。
その効果だと思うのだが、自宅に戻りピアノに向かってもほとんど違和感なく演奏することが出来たのホっとし安心した。
きっとイメージトレーニングの効果があったのではないかと思っている。
「転ぶな! 風邪ひくな!」これをしっかりと守らなくてはいけない教訓です。
リハビリの先生にが最後の治療の際に発した言葉「二度と戻ってこない様に注意して生活してください」。
あれれ! どこかで聞いたことのある言葉!