アメノチハレ

都志見隆の果てしない日々の日常

元気

2017年01月31日 | Tsushimi Takashi
門前仲町と言えばこれまで女房の実家のご先祖のお墓参りに行く程度だったが
今年も明けてお誘いをいただき久々にまた門仲で飲んだ。

もうかれこれ25年になると聞いて改めて驚く。
前川清さんに書いた「男と女の破片」がリリースされたのが1991年
その当時のメーカーのスタッフの方達や
お世話になっている社長さんたちが集まった。


-辰巳新道-

最後に会ったのが25年前って。
久しぶりって言葉もちがうし、ご無沙汰ってのもなんとなく当てはまらない
四半世紀という時間を経てまたこうして訪れる出会いの妙。

当時のレコーディングの話とか作品をとりまく宣伝や営業の裏話とか
制作のこと以外で今はじめて耳にする話も多い。
「男と女の破片」という作品は実はレコーディングを2度した。
一度目に録ったものよりテンポをあげて、キーを1音あげて録音したものが
いわゆる最終形となったのだ。もちろんアレンジも質感もちがう。
曲が売れたら、そんな話も制作秘話となる。

僕の両親と同じような世代の名物社長達が
プロダクション当時の苦労話や裏話をなつかしそうに話す。
作品だって歌手だって、売れて世の中に知られてこそ
それに携わる多くの人達が幸せになるのだ。
曲を売るため タレントを守る為に奔走した数々の武勇伝は
現代ではギリギリの内容も多いかも知れないが
エネルギーはむしろそんなところから発生する。
まさに元気な時代だった。

元気というのはイコール健全ということではない。
人間だって、健康だけど元気がない人 
身体は病んでいながら
それでも元気な方は沢山いるのだ。
鉾先は違えど、
わるさも元気の一部である。

そんな方たちの中にいると、
もう少しで60歳になろうとする自分など
結局まだまだヒヨッコなのよねと潔く納得できてしまう。

僕などはもっと元気にならねばならんと思うわけである。
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The Mary Tyler Moore Show 

2017年01月27日 | Tsushimi Takashi
作曲の後輩が音楽武者修行先のL.Aからメールをくれた。
アメリカ在住のアーティストとのコラボセッションの様子や
大きなハンバーガーの写真。

アメリカでのコラボは初めてのようで
帰国後の飲みの席ではその体験談に花が咲くことだろう。

幸運なことに僕自身もこれまでに何度かの渡米のチャンスに恵まれ
その中でも20歳の時にニューヨークに約4年
その後30歳の時には丸2ヶ月ほどL.Aで曲を作り続けた経験は
その後のキャリアに大きく影響した。

どんな目的であれ、日本を離れ向こうの生活の中で
その国の文化や食そして空気に触れることは
日本にいて想像する世界とは似て非なるもの。
それまでの自分の価値観も変えかねない。
できれば若い頃の方が何でも刺激的に吸収できる事も多い。

誰が聴いて決めているかもよくわからない楽曲プレゼンに疲れたら
少しの間でもむこうに行って来るといいよと
後輩達には薦めている。


Mary Tyler Moore Dies at 80 | ABC News
今朝、Yahooニュースを見ていたらある女優さんの死が報じられていた。
メアリータイラームーアさん。

ニューヨーク留学時代のある時期
僕は彼女主演のこのコメディードラマで
英語を覚えたと言っても大袈裟ではない。
実際には渡米時の前年にドラマは終了しており
TVで流れていたのはリバイバルの放送だった。

一人一人のキャラクターの喋り方や言葉使いにも慣れてくると
より内容が理解出来てくるようになる。
言葉というのはその人の喋り方で覚えるのだ。
単語は会話の中で覚えないといつまでたっても生きた使い方が出来ない。
聞き覚えのない単語が減ってくるごとに面白さは増して
毎日のオンエアーが待ち遠しかった。
特に彼女の英語は滑舌もよく
発音が綺麗でわかりやすくとても参考になった。

訃報に触れて、一種の愛おしさにも似たなつかしさで
もしやと思ってYou Tubeを見たら
たくさんアップロードしてあるのに驚く。
昔は放映時間に間に合わずに見逃した番組も
いまではどんな形であれ大抵見る事が出来る。
つくづく便利な時代になったとおもう。

一国の大統領が思いついた事をツイートするだけで
世界が右往左往してしまう時代だが
それもただ嘆くわけにはいかない。
コンビニエントな時代の恩恵の裏側には
結果的にその副作用も同居するのだ。

起きたばかりの寝床の中で
番組のオープニングテーマから本編まで少しの間みてみた。
一瞬僕は まるで幽体離脱して
今から約40年弱前の当時のN.Yの街並や自分の日常に
舞い降りたようだった。

またひとつ 
僕のまわりにあった かつての良い時代が
その担い手と共に消えて終わってゆくようで寂しい。

メアリーさん 僕の母と同い年

安らかに。
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優しい言葉

2017年01月17日 | Tsushimi Takashi

その昔 実家の前はまだ畑でね。

雪といえば、ともだち達とその畑に積もった雪を集め
互いに陣地をつくって雪合戦をやっていたら
母がパートの仕事から帰って来たという光景を今でも時々思い出す

わが故郷 広島でも何十年振りの大雪
畑だった土地も今は綺麗な公園となって
おそらくドカ雪など見た事のない近所の子供達も
ここぞとばかり大雪と戯れながらきっと時間を忘れてるに違いない。



さて、気がつけば昨年の冬至を過ぎてから少しずつ日が長くなっている。
寒さはまだ少し続きそうだが、日が長くなるのは何とも嬉しい。
光の間口が少しずつ開いてゆくような
新しい人との縁に出会えるような
そんな心地よさがある。

正月に甥っ子たちが集まった際に、
その中の一人が溜まりに溜まった心の鬱憤を
ここぞとばかり吐き出していた。
別々に暮らしている父親のことで周りも承知していることなので
たまにはガス抜きも必要だとみんなも静かに訊いていたが
結局は酒の力も借りて集まりのほとんどの時間はその話。

彼はなんにも悪くないのだけれど
時間が長引くにつれて
その怒りの気持ちや言葉で
こちらも結構疲れてくる。

先日会った友人が言っていたことを思い出した。

人の悩みなど聞くときは時間を決めてあげたほうが
話す方も聞いてあげる方もお互の為にいいらしい。

例えば、「話聞くけど、30分ね」って時間を区切ると
話す方もその中で完結しようとするらしく、
時間が来たら話題を変えればいい。

人に向けた念というものは
そのぶん自分のエネルギーも取られる。

なるべく、優しい言葉を使って過ごせるように
自分の気持ちを穏やかにコントロールできたらいいね。

言うは行うより易しだけど
今度彼に会ったら
自分の事はひとまず棚の上の方に上げておいて
ちょっとそんなアドバイスもしてやるか。
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断酒

2017年01月10日 | Tsushimi Takashi
年々正月らしさがなくなるなあなどとボヤキながら
それでも毎年無事に新しい年を迎えられるという事は
とても有り難いことですね。
いい事 そうでない事 色々
それら全部が我が人生の血となり肉となり でしょうか。

遠くに拝めば美しい富士もその麓から実際に登りはじめれば
その険しさたるや外から眺めているのとは大違い。
人もその美しさの裏側には人知れず
幾重の苦悩を越えて来た日々があるのだなあと
素敵な方々に出会う度にそう感じてしまいます。


2017.1.10 大阪出張の友人が撮影

さて、断酒。
もちろん、これから先ずっとではありません。
飲み食いしすぎて血肉を通り越え贅肉だらけになった内臓を休めるため
少しの間(といっても次の健康診断まで)酒を断ーつッ!

ここ何十年と健康診断の前の日もBeer🍺くらいはええやろと
気にせず飲んでいましたが
肝機能の数値も高く一度酒無しの状態で検査しましょうという事になり。

新しい年のはじめということもあり
何事もその気になっている時が旬ですね。

今年はシェイプアップの年
身体だけでなく 心も 
そして作品にも一段と磨きをかけます。
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2017

2017年01月06日 | Tsushimi Takashi
みなさま
新年も無事に明けましてもう一週間。
時間は容赦なく過ぎて行きますね。
ブログのほうは長くご無沙汰してしまいました。

昨年は色々あった中ではやはり愛犬を失った事は
一番の大きな出来事だったでしょうか。
実はチロが亡くなったその翌日から、
まるで順番を待っていたかのように
もう一匹のミミが具合を悪くしてしまい
今は主治医を離れ東大の動物医療センターのほうで投薬治療中ですが、
とりあえず体調は回復しひと安心。
もう16歳なので色々とくたびれてくるのは無理もないよね。
残りの時間をどうか心地よく穏やかに過ごしてくれたらと
ただただ願うばかりです。

ひとつ不思議に思うことが。
以前のミミは偏食気味で1日1回の食事も気まぐれ食いで
薬に対する警戒心も強くとても苦労したのだけど
チロが亡くなってからというもの
最近は毎朝毎夕どんなに寝ていても必ず起きて薬を飲むようになって。
生前のチロがそういう几帳面な犬だったので
なんだかミミに乗り移って導いてくれている気がして
いつもチロの写真にありがとうって手を合わせてる。



さてさて、今年は元旦明けの2日 友人と東京湾に河豚を釣りに。

今までなら、新春に豪打!と銘打って仲間とゴルフに出かけていたのだが
昨年の春から始めた釣行の熱は未だ冷めるどころか
慣れて来るとそれなりの面白さが次から次へと湧いてくるようで。
それはまるで、宿題なんかなければよいのにと、
時間を忘れてギターを弾いていた小中学時代の自分に出会っているかのよう。

糸を垂らした先の目に見えぬサカナの気配に五感を傾け、
時に己の無力さと向き合いながら心を研ぎすまそう。

そしてさらなるヒット曲を 時代を越えて響いてゆけるような歌を
全身全霊をかけて作ってやる!という意気込みと共に
また新しい1年のスタートでございます。

改めて今年もどうぞよろしくお願い致します。

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