アメノチハレ

都志見隆の果てしない日々の日常

音色とフレーズとそのアンサンブル

2017年05月29日 | Tsushimi Takashi
作品の出来不出来を大きく左右することの一つに
エンジニアリングがある。

主に生楽器で録ったオケなどは、
それをどう処理してまとめるかによって
音像がイメージしたものと大きく離れてしまうこともある。

ドラム ストリングス そしてボーカルなど
それらの聴こえ方に関しては
とても神経質になる。

こちらは同じことをやっているんだが、
エンジニアのミックスによっては
大きく落ち込むことも多々ある。
空間系のエフェクトの使い方によっては
方向性まで変わってしまう。

もっとこういう風に そうじゃないんだよ と
気持ちの中心ではざわつくが
自分でミックスするほどの充分なノウハウは持ち得ない。
そんな時はこの世の終わりレベルまで
平気で谷底深く落ち込んでしまう 

時に情熱はノウハウを飛び越えてしまうこともあるし
アマチュアだって一曲や二曲なら傑作だってできてしまうだろうが
しかし情熱や勢いに左右されず
クオリティーを維持できるのが
どの世界でもプロフェッショナルと言われる奴らなのだ。

一方で、
具体的に何も言わないでも 
なるようになるケースもある。

そのエンジニアとの相性なのか 
それともテクノロジーとテクニックなのか 
そしてそれとも音楽の本質的な共通言語で会話できているのか。
例えば、こんな楽曲ならこんなサウンドとかという。

しかし ふと考える。

どんなエンジニアの皿の上でも 
それなりにまとまる編曲であるべきではないかと。

それぞれの楽器が受け持つパートと音色と
そのフレーズさえ確固たるものであれば
誰がミックスしたって音楽的にはまとまるに違いない。

再現性も含め 誰が奏でても どこで演奏しても
ちゃんと聴こえてくる旋律や骨格で成り立つ音楽を
ひとつの王道として今後も目指したいものである。

音色とフレーズとそのアンサンブル
まさにそれが時代を色彩化する。


もちろん その前提として
人の心を突き抜けてゆく力が
その時代の言葉とメロディー
そして武器となるヴォーカルに宿っていることが
絶対の絶対条件だが。

       
            



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