脳卒中をやっつけろ!

脳卒中に関する専門医の本音トーク
 最新情報をやさしく解説します 

北陸ハンズオンとホタルイカセミナー

2016年08月22日 | 学会/研究会
毎年恒例の北陸ハンズオンとホタルイカセミナーに参加しました。
ハンズオンには過去最高の申し込み数で、参加出来なかった人もあったそうです。
参加者は皆さん、真剣そのもの。
私は再開通デバイスの指導を担当しました。
ホタルイカセミナーは硬膜動静脈瘻に的を絞った研究会で、非常に高度なディスカッションが展開されます。
私もこの疾患を深く勉強していこうと思います。
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富山ブラックラーメン

2016年08月21日 | グルメ
昨日は富山でハンズオンセミナーと研究会(ホタルイカセミナー)でした。
お昼は昨年は富山ブラックラーメン大喜にチャレンジしましたが、私には塩辛すぎました。
ということで、マイルドな「いろは」さんに行ってみました。
やさしい醤油味でとても美味しかったですよ!
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目標を達成できなかったとしても

2016年08月19日 | 閑話休題
吉田沙保里選手が、金メダルを逃したとニュースで知った。
ボルト選手や伊調選手は本当にすごいが、金を逃した吉田選手を誰が責められるだろう。

努力を怠ったはずもない。
相手はずっと吉田選手を研究してきたという。
「霊長類最強」なんて言われてきたけど、
人間らしくていいじゃないか。

五輪4連覇を達成できなかったことは、記録としては取り返しが付かないだろう。
でも、目標を達成できなかったからこそ、
敗者の気持ちが分かる、良い指導者になれると思う。

吉田選手に栄光あれ!


注:写真は朝日新聞デジタルから引用
http://www.asahi.com/olympics/2016/timeline/0818/?ref=yahoo
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JSNET2016 プログラム委員会

2016年08月12日 | 学会/研究会
今年の11月に開催する日本脳神経血管内治療学会(JSNET 2016)では、公募演題に一人2つまでという制限を設けましたが、それでも登録演題数は昨年を上回り、トータル1,100を超えました。
主催者としては嬉しい悲鳴ですが、判定には大きな労力を要します。
公平を期すため、まず本学会の指導医の先生方にブラインド査読で点数を付けて頂きました。
それをもとに、昨日プログラム委員会を開催し、演題の判定とシンポジウムや口演の編成を行いました。
臨床の現場で活躍中の多忙な先生方の休日を頂いてしまいましたが、そのおかげで素晴らしいプログラムになりそうです。
委員の先生方に心から御礼申し上げます。
皆さん、期待して下さい!
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ドリップ、シップ、リトリーブの論文 by Dr. 桧山

2016年08月04日 | 人物紹介
当科の関連施設、合志病院の桧山永得先生が執筆した、脳梗塞の救急治療に関する論文がE-Pubで出版されました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nmc/advpub/0/advpub_oa.2016-0102/_pdf

「ドリップ、シップ、リトリーブ」とは、まず搬入された施設で血栓を溶かすt-PAを点滴(Drip)し、それから脳卒中センターに搬送(Ship)して、血栓をカテーテルで取る(Retrieve)、診療連携システムのことです。

この連携システムが適応されれば、より多くの患者さんがカテーテル治療を受けることができるのです。
ただし、途中で患者さんを転送する時間が余計にかかってしまいます。一刻も早く血管を開通させなければならない状況で、これはとても大きなハンディキャップです。
そこで我々の施設では、搬送元施設における時間短縮と、当院での時間短縮の両方に取り組んだところ、直接搬入とほぼ変わらない時間で治療が出来るようになったのです。
これまでさまざまなデータを取りつつ、時間短縮の旗振りをしてきた桧山先生ならではの論文です。
桧山先生、おめでとう。
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Web講演会

2016年08月01日 | 学会/研究会
29日は新薬であるPCSK-9阻害薬に関するWeb講演会でお話しさせて頂きました。
この薬は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を強力に低下させる薬です。
このため、これまでの薬では得られないほどの動脈硬化の安定化作用が期待できます。
ただ、まだ未知のところもあるため、慎重に適応を進めていこうと考えています。
一緒に講演させて頂いた順天堂大学の土肥先生、ご視聴いただいた皆さん、そして関係者の方々、ありがとうございました。
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The 2nd FEN Sapporo Live Microneurosurgery Course

2016年07月29日 | 学会/研究会
札幌で開催された勉強会に参加してきました。
上山先生、谷川先生のご配慮で講師としてお招き頂き、月曜日には頚動脈ステント留置術を3例行いました。まさか会場に放映されるとは思っておらず、当日はやや戸惑いましたが、全例経過が良くほっとしています。
期間中、さまざまな手術が行われましたし、海外のトップドクターが参加されていたこともあって大変勉強になりました。
上山先生、谷川先生、お世話になった皆さん、ありがとうございました。
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MRでの判定法

2016年07月28日 | 脳梗塞
前回紹介したように、超音波でかなり柔らかい血管の壁(プラーク)かどうかが分かりますが、この検査法はある程度の技術が必要です。
その点、MRIは出てくる画像を客観的に判定することが出来ます。

上の画像では血管が狭くなっていますが、盛り上がった血管の壁(プラークの中)が白く写っているのが分かるでしょうか?
ではなぜ白く見えるのでしょうか。MRAというのは血液の流れを映し出す方法なのです。血管の壁の中には血流はないはずです。
ある朝のカンファレンス(会議)で、映し出された脳出血の患者さんのMRAを見ていて、出血が白く見えていることに気づきました。
「ひょっとして頚動脈の壁の白いものも出血ではないのか?」そう考えて、それまで手術した患者さんの血管の壁を調べてみることにしました。
病理の先生達との検討の結果、白く見えているものは全例、出血であることが分かりました。
つまり、この白く見えている部分は血管の壁の中に出た血液成分なのです。

多くの場合、出血を合併したプラークはやわらかいのです。
以上のように通常行われるMRAを見るだけでも、血管の壁がどのような性状かを判定することが可能なのです。

血管の壁が柔らかいと頚動脈ステント留置術の時に不利になります。
それについては次回お知らせします。


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血管の壁を判定する方法

2016年07月18日 | 脳梗塞
血管の壁を判定する一般的な検査法は、超音波検査です(エコー検査とも呼ばれます)。
首のところにゼリーのようなものを塗って、プローブというものをあてて検査を行います。この検査法は体に害がない(無侵襲)とされています。
しかし得られる情報は多く、血管の壁の性状、つまり血管の壁が分厚くなって盛り上がっている場合には、その厚みだけでなく、信号強度から血管壁の固さもわかるのです。ちなみに、この盛り上がりの部分のことを「プラーク」といいます。
もちろんその中の血液の流れの速さも分かります。

クリニックの外来でも行われるこの検査法ですが、一つポイントがあります。
それは「もっとも危険な柔らかいプラークほど見逃されやすい」ということです。
どういうことかというと、柔らかいプラークはエコーで黒く見えるので、普通に超音波を当てるだけでは、見逃されてしまうのです。
それを防ぐために、血流に色を付けます。そうすると色が付かない部分がある=柔らかいプラークがある、ということが分かるわけです。
ですから頚動脈の超音波(エコー)検査を受ける場合には、カラードップラーという血流に色を付ける機能のある機械かどうか、確認すると良いと思います。
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霞ヶ関

2016年07月12日 | その他
先日はPMDAでの仕事でした。
以前にも紹介しましたが、PMDAは正式には独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA;Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)といい、医薬品や医療機器などの承認審査や、市販後の安全対策を行う組織です。
PMDAが認可しなければ日本では薬や医療機器は使用できないのです。きわめて重要な審査の過程で、われわれ専門家の意見を求める制度があり、私は専門委員として参加しています。
迅速な審査が行われれば、多くの人々がより早くその恩恵を受けられるのです。しかしどんな薬や医療機器も一定の確率で副作用や不具合が生じる訳ですから、慎重に審査を進めないといけません。責任重大です。その過程で私たち現場で医療をしているものの意見が反映されるのはとても有意義なことです。
これからもPMDAには協力していこうと思います。ただ、やっぱり霞ヶ関はちょっと緊張しますね〜
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