初期Black Sabbathをベースとしたドゥーミーなサウンドに、日本文学&おどろおどろしい歌詞をのせ、津軽弁の節回しで聴かせてくれる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして2004年より加入のドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>。
1990年にデビューアルバムを発表。その後11枚のアルバムを発表し、2004年9月には12thアルバム「三悪道中膝栗毛」を発表。アルバム発売後に全国ツアーを敢行し、2006年2月に徳間ジャパンよりこの13thアルバム「瘋痴狂」を発表します。真っ白な背景に“瘋痴狂”と墨で書かれためっちゃシンプルなジャケット。インパクトあります。タイトルは“尋常ならざる手段を用いて人を狂操状態に至らしめる”という意味があるそうですが、本作がまぎれもないロックアルバムであるという自負もあるそうです。
アルバム1曲目は「雷神」。ミドルテンポのダークでヘヴィなリフからはじまって、そしてアップテンポに。鈴木さんの力強いヴォーカルのかっくいいパワーメタル。間奏ではワウの効いたアグレッシブなギターソロが。その後ミドルテンポのパワフルながら落ち着いた感じになって鈴木さんの不気味なヴォーカルが朗々とながれて。そして再びアップテンポのパワーメタルに。
2曲目は「二十一世紀の瘋痴狂」。和嶋さんヴォーカルのミドルテンポのノリのいいパワフルなブルーズロック。ヴァースのリフがPurple Hazeっぽいかな。それに♪ローリン、ローリンってローハイドの一節もちょこっと。和嶋さんの迫力のシャウトのあとハードなギターソロが。ラストはギターソロのあとダイナミックにFin。
3曲目は「ロックンロール特急」。ダイナミックなリフからアップテンポではじまる、ノブさんヴォーカルのストレートなノリノリのハードロック。スリリングでしかもドライブ感満点です。間奏ではギターソロがたっぷりと楽しめます。
4曲目は「品川心中」。落語とロックの融合という異色の作品。ダイナミックで盛大なお江戸音階リフではじまって、和嶋さんヴォーカルのアップテンポのノリノリロックで。大正琴の音色もいいアクセントになってます。中盤ではミドルテンポでメロディアスに、そしてダークなコーラスをバックに津軽三味線風のギターソロが。その後なんと和嶋さんによるタイトルの「品川心中」の落語が一節。玄人はだしですな。そして再びアップテンポでお江戸音階の盛大なリフでFin。ドラマティックで粋なお江戸メタルです。イントロは6代目円生師匠の出囃子をアレンジされたとか。
5曲目は「青い衝動」。ヘヴィなベースリフからはじまるアップテンポの鈴木さんヴォーカルの迫力のパワーメタル。迫り来る感じのスリリングな曲ですね。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロも。
6曲目は「無慈悲なる青春」。パワフルなギターリフからはじまるノブさんヴォーカルのアップテンポのストレートな疾走ハードロック。サビは青春ロックです。中盤ではミドルテンポのけだるいリズムになってエモーショナルなギターソロが。そして再び疾走モードになってパワフルにFin。人間椅子加入後、ノブさん初の作曲だそうです。
7曲目は「不惑の路」。ミドルテンポのブルージーなリフからはじまって、鈴木さんの力強いヴォーカルが。けだるい感じの落ち着いた曲ですね。間奏ではブルージーなギターソロが。その後一転テンポアップしてシャッフルリズムのノリノリモードになり、ギターソロも。終盤では元のけだるいリズムになってパワフルにヘヴィにFin。
8曲目は「山椒魚」。明るく楽しいハッピー系リフから和嶋さんヴォーカルのミドルテンポのけだるい感じに。中盤はアップテンポで明るく爽やかになったり、メロウになったり。そして再びゆったりドゥーミーになってスライドギターソロが。ラストもベースリフにのってスライドギターソロが。ラストはアップテンポで明るく楽しくFin。
9曲目は「恐怖!!ふじつぼ人間」。ミドルテンポのパワフルなリフからはじまって鈴木さんの邪悪なヴォーカルが。そしてダイナミックな叩きまくりリフのサビへ。間奏はミドルテンポでワウの効いたギターソロも。パワフルでかっくいいヘヴィロックですね。
10曲目は「孤立無援の思想」。ラジオのチューニング音からはじまるノブさんヴォーカルのアップテンポの歌謡曲っぽいポップロック。間奏ではノビノビとしたギターソロが。古いディスコソングをおもわせる雰囲気ですね。
11曲目は「暗黒星雲」。ヘヴィでダークなミドルテンポのリフからはじまる、ゆったりシャッフルリズムのドゥーミーな曲。鈴木さんの粘っこい不気味なヴォーカル、いいですねぇ。間奏のスライドギターソロ、うねりまくってます。ラストはパワフルなボレロリズムでダイナミックにFin。
12曲目は「幻色の孤島」。パワフルなリフからはじまるミドルテンポのヘヴィでダークで複雑な曲。和嶋さんヴォーカルです。バックではドラム叩きまくりで。間奏では暗闇をギターアルペジオリフが幻想的に響いて。バックの力強いベースラインもかっくいいっす。そしてアップテンポで複雑なリズムのリフが。その後パワフルなドラムからヘヴィなギターリフがはいってめっちゃパワフルにと、どんどん展開していきます。めっちゃプログレしてますね。ラストはダイナミックな変拍子リフが。
全体にドゥーミーな感はやや薄れて、シンプルでパワフルなハードロックが増えてきたような。でもでもこのアルバムは自分にとってはなんといっても「品川心中」に尽きますね。大好きです。
自分が<人間椅子>を知ったのがちょうどこの頃でした。当時自分が開設していた別趣味のHPの音楽コーナーで友人が人間椅子の素晴らしさを教えてくれて、それで早速1stアルバムを買って聴いてみて気に入ったんですよね。それから通販や某オクで全てのアルバムを買い集めました。そうなるとやはり生でライブを観たくなって、この年の9月にあった対バンライブを観に行ったんです。が、帰りの時間の都合で人間椅子は4曲しか観れなかったんですよね。たった4曲だけでしたけど演奏も凄いし、MCも面白いしてめっちゃ感動しました。ただ・・・狭いハコでしかも前バンのときは8割くらい埋まってたフロアーが人間椅子になると5割くらいになってしまってちょっとビックリ。マイナーなバンドなのかなってそのときは思いました。でも真近で観れて嬉しかったっす。で、そのとき4曲しか観れなかったものですから、次のライブをと思ったらなんと次はファン倶楽部会員限定のライブ。なのでいい歳こいてライブ観たさにファン倶楽部に入会して、マニアックなライブをめっちゃ楽しんじゃって。これを機にすっかり人間椅子にハマってしまいました。
1990年にデビューアルバムを発表。その後11枚のアルバムを発表し、2004年9月には12thアルバム「三悪道中膝栗毛」を発表。アルバム発売後に全国ツアーを敢行し、2006年2月に徳間ジャパンよりこの13thアルバム「瘋痴狂」を発表します。真っ白な背景に“瘋痴狂”と墨で書かれためっちゃシンプルなジャケット。インパクトあります。タイトルは“尋常ならざる手段を用いて人を狂操状態に至らしめる”という意味があるそうですが、本作がまぎれもないロックアルバムであるという自負もあるそうです。
アルバム1曲目は「雷神」。ミドルテンポのダークでヘヴィなリフからはじまって、そしてアップテンポに。鈴木さんの力強いヴォーカルのかっくいいパワーメタル。間奏ではワウの効いたアグレッシブなギターソロが。その後ミドルテンポのパワフルながら落ち着いた感じになって鈴木さんの不気味なヴォーカルが朗々とながれて。そして再びアップテンポのパワーメタルに。
2曲目は「二十一世紀の瘋痴狂」。和嶋さんヴォーカルのミドルテンポのノリのいいパワフルなブルーズロック。ヴァースのリフがPurple Hazeっぽいかな。それに♪ローリン、ローリンってローハイドの一節もちょこっと。和嶋さんの迫力のシャウトのあとハードなギターソロが。ラストはギターソロのあとダイナミックにFin。
3曲目は「ロックンロール特急」。ダイナミックなリフからアップテンポではじまる、ノブさんヴォーカルのストレートなノリノリのハードロック。スリリングでしかもドライブ感満点です。間奏ではギターソロがたっぷりと楽しめます。
4曲目は「品川心中」。落語とロックの融合という異色の作品。ダイナミックで盛大なお江戸音階リフではじまって、和嶋さんヴォーカルのアップテンポのノリノリロックで。大正琴の音色もいいアクセントになってます。中盤ではミドルテンポでメロディアスに、そしてダークなコーラスをバックに津軽三味線風のギターソロが。その後なんと和嶋さんによるタイトルの「品川心中」の落語が一節。玄人はだしですな。そして再びアップテンポでお江戸音階の盛大なリフでFin。ドラマティックで粋なお江戸メタルです。イントロは6代目円生師匠の出囃子をアレンジされたとか。
5曲目は「青い衝動」。ヘヴィなベースリフからはじまるアップテンポの鈴木さんヴォーカルの迫力のパワーメタル。迫り来る感じのスリリングな曲ですね。間奏ではワウを効かせたアグレッシブなギターソロも。
6曲目は「無慈悲なる青春」。パワフルなギターリフからはじまるノブさんヴォーカルのアップテンポのストレートな疾走ハードロック。サビは青春ロックです。中盤ではミドルテンポのけだるいリズムになってエモーショナルなギターソロが。そして再び疾走モードになってパワフルにFin。人間椅子加入後、ノブさん初の作曲だそうです。
7曲目は「不惑の路」。ミドルテンポのブルージーなリフからはじまって、鈴木さんの力強いヴォーカルが。けだるい感じの落ち着いた曲ですね。間奏ではブルージーなギターソロが。その後一転テンポアップしてシャッフルリズムのノリノリモードになり、ギターソロも。終盤では元のけだるいリズムになってパワフルにヘヴィにFin。
8曲目は「山椒魚」。明るく楽しいハッピー系リフから和嶋さんヴォーカルのミドルテンポのけだるい感じに。中盤はアップテンポで明るく爽やかになったり、メロウになったり。そして再びゆったりドゥーミーになってスライドギターソロが。ラストもベースリフにのってスライドギターソロが。ラストはアップテンポで明るく楽しくFin。
9曲目は「恐怖!!ふじつぼ人間」。ミドルテンポのパワフルなリフからはじまって鈴木さんの邪悪なヴォーカルが。そしてダイナミックな叩きまくりリフのサビへ。間奏はミドルテンポでワウの効いたギターソロも。パワフルでかっくいいヘヴィロックですね。
10曲目は「孤立無援の思想」。ラジオのチューニング音からはじまるノブさんヴォーカルのアップテンポの歌謡曲っぽいポップロック。間奏ではノビノビとしたギターソロが。古いディスコソングをおもわせる雰囲気ですね。
11曲目は「暗黒星雲」。ヘヴィでダークなミドルテンポのリフからはじまる、ゆったりシャッフルリズムのドゥーミーな曲。鈴木さんの粘っこい不気味なヴォーカル、いいですねぇ。間奏のスライドギターソロ、うねりまくってます。ラストはパワフルなボレロリズムでダイナミックにFin。
12曲目は「幻色の孤島」。パワフルなリフからはじまるミドルテンポのヘヴィでダークで複雑な曲。和嶋さんヴォーカルです。バックではドラム叩きまくりで。間奏では暗闇をギターアルペジオリフが幻想的に響いて。バックの力強いベースラインもかっくいいっす。そしてアップテンポで複雑なリズムのリフが。その後パワフルなドラムからヘヴィなギターリフがはいってめっちゃパワフルにと、どんどん展開していきます。めっちゃプログレしてますね。ラストはダイナミックな変拍子リフが。
全体にドゥーミーな感はやや薄れて、シンプルでパワフルなハードロックが増えてきたような。でもでもこのアルバムは自分にとってはなんといっても「品川心中」に尽きますね。大好きです。
自分が<人間椅子>を知ったのがちょうどこの頃でした。当時自分が開設していた別趣味のHPの音楽コーナーで友人が人間椅子の素晴らしさを教えてくれて、それで早速1stアルバムを買って聴いてみて気に入ったんですよね。それから通販や某オクで全てのアルバムを買い集めました。そうなるとやはり生でライブを観たくなって、この年の9月にあった対バンライブを観に行ったんです。が、帰りの時間の都合で人間椅子は4曲しか観れなかったんですよね。たった4曲だけでしたけど演奏も凄いし、MCも面白いしてめっちゃ感動しました。ただ・・・狭いハコでしかも前バンのときは8割くらい埋まってたフロアーが人間椅子になると5割くらいになってしまってちょっとビックリ。マイナーなバンドなのかなってそのときは思いました。でも真近で観れて嬉しかったっす。で、そのとき4曲しか観れなかったものですから、次のライブをと思ったらなんと次はファン倶楽部会員限定のライブ。なのでいい歳こいてライブ観たさにファン倶楽部に入会して、マニアックなライブをめっちゃ楽しんじゃって。これを機にすっかり人間椅子にハマってしまいました。
私も好きな曲です(^O^)
何気に、気にいってる曲が「恐怖!!ふじつぼ人間」で、歌詞が気味が悪くて想像すると、まさにタイトル通りで鈴木さんぽくて好きです。
「ロックンロール特急」や「青い衝動」のテンポとギターの音が、カッコイイ音を出してて私好みですね。
「三十歳」~「不惑の路」ときたら、次は50歳にちなんだ曲。
今から楽しみにしてるとこです。
ライブのMCでの自虐なトークは、笑い半分・心配半分で聞いてしまい、複雑な気持ちにもなります…。
健康不安を一部でも、ファンに伝えてくれるので、安心したりします。
メンバーが、いつまでも元気で健康でいられるよう、ただただ願うばかりですね(^-^)
コメントを書いてくださってありがとうございます。とっても嬉しいっす!
落語ロックの品川心中、蟲子さんもお好きなんですね。よかったぁ♪ その後、実際の落語も聴いてみたくて、二代目古今朝志ん朝師匠のCDもたまたま書店で安く売られていたもので買っちゃいました。それでこの品川心中のお話の全容が理解できました。
ふじつぼ人間はライブでもよく演奏してくれて嬉しいっす。特に最後のサビ前のセリフはそのライブ地のお話や時事話などいつも変えてくれるので、それも楽しみにしてます。
ロックンロール特急もライブでめっちゃ盛り上がりますね。めっちゃノリノリ弾きまくりのギターソロもライブの楽しみです。ハードなギターサウンド、かっくいいっす。
ライブのMC、特に鈴木さんの自虐話はほんと心配しちゃいますね。身体の調子が悪いとか、次のライブがあるかわからないとか言われるとアセってしまいます。他にもパチンコとゲームだけをやって生きていきたいとか。そうは言いながらもこうしてアルバムも発表し、ライブもやってくれるので安心してます。
和嶋さんのお酒の量とか、鈴木さんのメタボとかやっぱり気になりますよね。ほんといつまでも人間椅子サウンドを輝かせてほしいものです。