ひよりの音楽自己満足

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minga LA MARAVILLA!

2012-06-02 06:19:48 | 早坂紗知さん
 先日(2012年4月)鎌倉に<カルメン・マキさん>のライブを観にいきましたが、そのときのメンバーがベーシスト<永田利樹さん>と、ピアニスト<吉田桂一さん>でした。でそのときに<minga
>のニューアルバムが発売されていてビックリ!このところすっかりご無沙汰してしまっていたもので、何の情報も得ていなかったものですから驚いちゃいました。もちろん即購入です。するとお店の方が永田さんと吉田さんにお声をかけてくださって、購入のお礼とともにサインまでして頂けてめっちゃ感激しちゃいました。
 女性Sax奏者<早坂紗知さん>率いるJAZZユニット<minga>。2002年に夫であり、ベーシストの永田さんらと結成し、2003年に1stアルバム「Minga/ミンガ」を発表。その5年後の2008年4月に2ndアルバム「Palpitante!/パルピタンテ」を発表されます。このアルバムでは永田さんと紗知さんのご子息である当時中学生の<Rioさん>がB・Saxで1曲参加されました。
 そして2012年4月に今回紹介させていただく3rdアルバム「LA MARAVILLA!」が発表されました。参加メンバーは、A&S・Sax<早坂紗知さん>、ベース<永田利樹さん>、ピアノ<吉田桂一さん>、B・Sax<Rioさん>、パーカッション<コスマス・カピッツァさん>、ヴァイオリン<高橋香織さん>、パーカッション<大儀見元さん>の7人です。
 赤と緑が基調となって、カラフルな街並みとおっきな太陽、そしてスカートを持って踊る女性の絵のジャケット、なんだかとっても楽しそうな感じで、聴く前から♪ウキウキ気分になっちゃいます。
 アルバム1曲目は「Ammonite Ceremony」。ダークなベースサウンドと乾いたパーカッションサウンドからはじまって、Saxのパワフルなリフがファンファーレのように華々しく響いて。そしてアップテンポのリズミカルなベースリフにのってSaxがパワフルなリフを。その後ピアノやヴァイオリンなどパワフルなバンドリフがはいってめっちゃにぎやかに。そしてゆったりとした感じになってベースやピアノのリフにのってヴァイオリンソロへ。伸びやかで艶やかな音色が響き、パーカッションがはいるとリズミカルにパワフルに。中盤ではSaxのテーマリフを挟んでスイングリズムになってテクニカルでアグレッシブなSaxソロへ。パーカッションも叩きまくって盛り上がって。終盤ではピアノリフをバックに叩きまくりのパワフルなパーカッションソロが。ラストは元のリフに戻って明るく楽しくにぎやかに。
 2曲目は「El Objetivo del Viaje」。静かにしっとりと神秘的にはじまって、ピアノとベースとパーカションが響き、そしてSaxのパワフルなリフがはいって、アップテンポでヴァイオリンも加わったテクニカルなリフが。まずはSaxソロ。静かでミステリアスな感じのなか、妖しくもテクニカルに、そしてハイテンポのリズムがはいってアグレッシブに、パーカッションも叩きまくりで盛り上がって。中盤では再び静かになって、神秘的でダークな雰囲気のなか、ヴァイオリンソロへ。怖く不気味な感じではじまって、そしてハイテンポのリズムが入ってパワフルにアグレッシブに弾きまくって。そこにSaxも加わって。続いてはパーカッションとピアノのアップテンポのテクニカルなソロバトルが。叩きまくり&弾きまくりでエネルギッシュに。終盤ではハイテンポのパワフルなバンドリフからリズムが止まって叩きまくり吹きまくりのカオス状態に。それが繰り返されて、ラストはめっちゃパワフルにFin。
 3曲目は「La Maravilla~すばらしき人生」。パワフルなB・Saxのリズミカルなリフからはじまって、A・Saxの力強いリフがはいって。そしておっかけリフからアップテンポのリズムにのってにぎやかなバンドリフがはいって、カラっと明るくとっても楽しいラテンのノリでリズミカルなSaxリフが。思わず踊りたくなっちゃいます。まずはピアノのリズミカルなソロが。中盤ではパワフルなSaxリフからリズミカルなピアノリフにのってB・Saxソロへ。迫力ある力強いサウンド、かっくいいっす。その後SaxのパワフルリフからエネルギッシュなA・Saxソロへ。終盤ではパワフルなリフからピアノリフにのってパーカッションの叩きまくりソロが。ラストはパワフルなSaxリフでにぎやかにFin。
 4曲目は「Noa Noa」。ピアノのしっとりと透明感のある音色がゆったりと響き、そこにSaxのムーディな音色がしっとりとながれて。そしてSaxと共にヴァイオリンの伸びやかな音色がたおやかにながれ、そこからエモーショナルなSaxソロへ。落ち着いた感じの薄暗いBarで聴いているようないいムードですね。中盤ではしっとりとしたアダルティな感じのピアノソロ。バックで響くベースも素敵ですね。続いては味わい深く力強いベースソロが。終盤ではSaxとヴァイオリンが伸びやかなフレーズをムーディに奏でて、ラストはゆったりと艶っぽくしっとりと。
 5曲目は「Tokyo Gigante」。タンゴ風のパワフルなリフからミドルテンポではじまって、A・B両Saxの力強い音色が響いて。そしてアップテンポのリズミカルなリフからテクニカルなピアノソロへ。続いては力強くリズミカルなベースソロ。中盤ではA・Saxのテクニカルかつエモーショナルなソロが。そこにB・Saxが加わって掛け合いソロを展開して。終盤では両Saxのパワフルなリフから力強いパーカッションソロへ。ラストは元のA・B両SaxのパワフルなリフでFin。
 6曲目は「Golden Calcite」。パワフルなピアノリフからSaxの明るく爽やかなリフがながれ、そしてSaxの伸びやかな音色がたおやかに。そしてSaxとヴァイオリンのテクニカルな掛け合いソロへ。その後ユニゾンやハモって聴かせてくれて。中盤ではピアノのリズミカルなソロが。その後Saxとヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、ユニゾンの明るく爽やかでパワフルなリフが。
 7曲目は「Exils」。Saxとヴァイオリンのガボットのようなゆったりとした哀愁ただようメロディがながれ、ベースサウンドが響くなか切なくも美しいメロディが。その後、不気味なベースサウンドとヴァイオリンのヒステリックでアヴァンギャルドなソロが。中盤ではSaxが加わって暗闇を様々な音が飛び交うフリーインプロの混沌世界に。その後、Saxとヴァイオリンがリズミカルなリフを鳴らすも、再びダークな世界に。終盤では元のSaxとヴァイオリンのクラシカルな世界に戻ってゆったりとFin。
 ジャケットの通りに思わず踊りたくなるような楽しい曲もたっぷりとあり、吹きまくり叩きまくり弾きまくりの超テク&エネルギッシュなソロもたっぷりと。もちろんそれだけでなくムーディでアダルティなゆったりとした曲もあり、ダークでアヴァンギャルドな世界も聴かせてくれる、とっても充実した素敵なアルバムですね。いまはB・Saxの力強く迫力のあるサウンドが耳に残っています。Rioさんの今後の活躍もとても楽しみです。ずっとご無沙汰していますが、機会があればまたライブ観にいきたいっす。紗知さんのSaxを生で聴きたいっす。

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