スポーツヲタクの独り言

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井口を「自由契約」に?

2004年10月31日 01時37分15秒 | 野球
かねてからメジャー移籍希望を表明していたダイエー井口選手のメジャー挑戦が決定的な状況のようだ。昨オフ、当時の高塚オーナー代行兼球団社長と結んだ契約には、球団の経営体制の変更や売却時の条項が付帯。今月、高塚代行が強制わいせつ容疑によって辞任したことで、井口が自由契約を選択できる状況となったとらしい。昨年の小久保無償譲渡に続いて、何の見返りもなく主力選手をリリースする異常事態。ここ数年、ダイエーには大学野球から有力な選手が集まってきていたが、こういった「密約」も入団の決め手になっていたのかもしれない。
球団としては最悪でもポスティングで入札金+メジャー移籍の確約を取り付けたいところだろう。自由契約となれば、メジャー移籍を隠れ蓑に日本の他球団への移籍の道も開いてしまう。仁志をFAで失う可能性が高い読売にとっては、のどから手が出る人材なのだから。
今年は新人の入団を巡って「裏金」の存在がクローズアップされたが、それ以外にも「移籍の密約」まで付帯しているとなったら、ドラフト改革も単純なウェーバー制導入で全てが片付くとも思えない。
この際プロ野球もサッカーを見習って完全自由化してみたらいいのに。契約金0、年俸も一律。1軍出場が規定数を越えたら年俸フリーの契約に切り替える。契約が切れればFA。金満チームに飼い殺されるのも、出場機会を求めて移籍するのも自由。こっちのほうがよっぽど健全な「競争」になると思うけどね。

島田紳助の一件で思い出す某球団SD

2004年10月30日 00時36分46秒 | その他
暴力沙汰である。理由はこの際斟酌する必要もなかろう。明らかに自分より立場の弱い人間を暴力で屈服させようなど、正気の沙汰じゃない。その上泣いて済まそうなど笑止千万だ。
この一件で思い出すのは、当時どこやらの球団の監督だった、現SDだ。判定を巡って審判を骨折させる暴行。論外である。
どうも世間は、そういった人の行動に甘い。そりゃ仕方がないと許しがちだ。しかし、審判がどんなにへたくそだろうと、マネージャーの口のきき方がどんなに悪かろうと、暴力で解決しようという態度は最低最悪だ。ましてや相手の立場が弱いのは明白。おいそれと代わりのいない超売れっ子タレント対社員マネージャー、一時代を築いた名選手から監督へと登りつめた男対プロ野球選手としては成功せず、それでも野球に携わるために審判になった男。
本当に人として成熟しているのなら、相手の立場を慮った「説教」の方法論はいくらでもあるだろう。
ま、利害関係のない第三者としては、タレントや野球選手に「道徳」など求めてはいないから、どうでもいいと言えばどうでもいいことだろうが。強いて言えば、こういう輩が上司だったら最悪だってことかな。

何でまだ長嶋なのか…

2004年10月29日 23時51分18秒 | 野球
野球日本代表の強化本部長長嶋茂雄が留任。北京オリンピックでの監督復帰を視野に入れているようだ。
オリンピックへの関心度が高い日本では、野球でのメダル獲得は至上命題なのは理解できる。しかし、真の最強を目指すにしてはプロ側の協力も中途半端な気がする。アテネでの1球団2人縛りも、選手選択の幅を狭めているし、オリンピックの会期中、リーグ戦を中断しないのもいかがなものか。
そういう中途半端な協力体制で「みこし」だけは長嶋と「立派」なのもおかしな話だ。
北京以降、オリンピックの種目として野球が存続しているか極めて怪しい状況下で、長嶋を押し立てるより、ロビー活動にこそ注力しなきゃいけないんじゃないかなぁ。
あるいは、真の世界一を決定するワールドカップの開催こそ最強プロ軍団が目指すところじゃないのかなぁ。
この期に及んでもなお、長嶋でなきゃならない理由はいったいなんだろう。タニマチ筋も結局は長嶋ブランドにすがりつきたいのだろうか。
70に近いお年寄りに、いつまでもおんぶにだっこって、日本の球界はそんなに人材難なのか。指導者の育成をまったく考えてこなかったプロ野球の歪みが希代のスターを食いつぶす…。

これで「みそぎ」が済んだってこと? 一場クン

2004年10月28日 23時42分43秒 | 野球
一場クンにとって謝罪会見など、大学生の身で荷が重いと思ったが、かの有名な「空白の1日」のときの江川のふてぶてしさを見習って欲しかったものだ(笑)。
会見を見て最初に感じたのは、夕方のニュースでよく特集する「万引きGメン」に登場する、しょっ引かれた年寄の言い訳に通じるものがあるということ。「不注意」というのは善悪の問題のときに使う言葉ではあるまいに(どこの世界に「不注意」で赤の他人から金など受け取るやつがいるというのか)。
ま、これで「通過儀礼」は済んだということなのだろう。確かにルール違反は間違いないし、3球団からもらっているというのも非常識極まりないだろうが、長い間の業界の慣習に従っている他の選手には一切お咎めがない以上、彼を球界から締め出す理由はどこにもあるまい。
今回の一件で1番おいしい目を見るのは日本ハムということか。ダルビッシュを指名し、当たれば一場との両取り。はずれても「はずれ1位」に一場を指名と先発の柱となりうる投手を獲得できる。
中日あたりが横槍を入れない限りこれですんなりいくのだろうが、一般人の感覚としては釈然としないものが残る「灰色決着」って感じかな。ところで、横浜の元担当スカウトはまだ怪文書の主を吊るし上げる気でいるのかねぇ(笑)

ジーコのベテラン招集案にJクラブ反対多数って…

2004年10月28日 01時35分32秒 | サッカー
日本サッカー協会とJリーグ各クラブの強化担当者会議が開かれ、日本代表ジーコ監督がワールドカップアジア1次予選最終戦のシンガポール戦のメンバーに三浦知良ら代表で功績のあった選手を招集したいと提案していることについて、疑問視する意見が相次いだそうだ。確かに代表を送り出す各クラブとしては、「今さら」の選手を呼んでもらっても営業的においしくないのかもしれない。「来年につなげるための試合にしてほしい」と、代表強化を目的にした招集を求める意見が大勢を占めてるようだが、相手が相手だ。ちゃんとしたフル代表を送り込んできたとしても、格下感は否めない。
相手に対して失礼だと考える人も多いようだが、相手だって必ずしも「最強」メンバーで来るとは限らないだろう。それこそデベロップメントスコッドで来日する可能性が高いのではないか。
そうなったら、「来年のため」の試合などになるわけもなかろう。有力クラブはセカンドステージの大事な段階だし、うっかり怪我でもされるよりリーグ戦に注力したほうがマシってものだ。
そのうえ興行的に見ても若手を呼ぶより注目度は格段に上がるはずだし、そんなに悪い話とは思えないんだけどなぁ。
むしろフレンドリーマッチとはいえ、その後のドイツ戦こそ控えの強化にはいいんじゃないのか。
みんなよーく考えたらいいじゃない。

閑話休題任天堂対ソニー新たなる戦い

2004年10月27日 22時32分19秒 | その他
携帯用ゲーム機市場では他を圧倒し続ける巨人・任天堂に、家庭用ゲーム機市場のトップランナー・ソニーが宣戦布告。
家庭用ゲーム機では、長くトップに君臨してきた任天堂がソニー・PSにトップを奪われて久しい。この市場では常にトップは断然のシェアを取り、2番手がカツカツ、3番手以下は惨敗で消えていく。NEC・PCエンジンが消え、松下・3DOが消え、SNK・NEOGEOが消え、セガ・ドリームキャストが消え、そう遠からずMS・XBOXが消えるのだろう。
携帯用ゲームに関してはまさに任天堂の独壇場で、ゲームボーイが他の追随を許さなかった。セガ・ゲームギア、SNK・NEOGEO POCKET、バンダイ・ワンダースワンもまったくその牙城を崩せずに消えていった。
そこに今回の任天堂・DS対ソニー・PSPのガチンコ勝負。任天堂には究極のキラーコンテンツ「ポケモン」があり「マリオ」がある。一方PSP側もそのハイスペックで勝負(携帯ゲーム機としてはオーバースペックな気もするが…)。
しかし、ゲーム機の機能がどんなに進歩しても、単に映像表現が優れているだけのゲームじゃなぁ。ファミコンミニが売れてるのを見ると、単に「懐かしさ」だけじゃないって思うんだけど。
ま、落ち込んでいるゲーム市場を活性化するといいんだけど。ただ、本当の敵はNTTドコモじゃないのかなぁ…。

フェニックス対イーグルス

2004年10月26日 23時56分19秒 | 野球
着々と組閣を進め、参入に向かって準備万端な楽天。形勢はハッキリしてしまったようで、ホリエモンのテンションも下がり気味な感じ。
決定的なのはライブドアの高崎競馬経営に参入の報だ。ギャンブルに手を染めようというのなら、審査には大きなマイナスに違いない。このタイミングでこういった話が出るということは、実質撤退と考えていいのだろう。
こうなるとやっぱりホリエモンが本気で球界参入を考えていたとは到底思えない。さすがネットベンチャーの雄、機を見るに敏だ。しっかりと球界再編問題に便乗して、実質数十億、数百億の宣伝をやってのけた。こんなことなら、近鉄にネーミングライツの販売を許してやればよかったものを…。
逆に楽天は、これから数々の大企業が成し得なかったパ・リーグ球団の黒字化に挑む戦いが始まる。パ・リーグのみならず、セ・リーグの数球団が赤字のこの情勢で、2リーグ12球団を維持してなお、黒字化を達成することは極めて困難だろう。交流試合が始まれば、セ・リーグからも球団経営撤退を考える企業が現れるかもしれない。ダイエー・西武の先行きも不透明だし、あれだけ球界とファンのためと涙ながらに訴えた選手会も、オフともなれば自らの権利最優先で「銭闘」に明け暮れるのかもしれない。
ますます目が離せないストーブリーグ。もう並みのことじゃ驚かないぞ(笑)

西武球団売却に箔がついた?

2004年10月26日 00時12分35秒 | 野球
何はともあれ日本一である。パ・リーグにあってはダイエー・西武は抜きん出て強い。セ・リーグ上位と互角に戦えるのはこの2球団だけだろう。選手獲得のノウハウや育成の方法が他を圧倒しているということか。いずれも御大・根本が育てたチームだ。大いなる遺産が残されているのだろうか。
ところがその2球団がいずれも売却の可能性をはらんでいる。ダイエーはその観客動員力や地域への浸透度から商品価値としては非常に高いだろう。一方西武といえば、なかなか微妙だ。東京に近いこともあるが、埼玉(あるいは所沢)で圧倒的人気ということもなさそうだ。地域への貢献度がかなり低いのだろう。
売却価格では水をあけられそうな西武であったが、孝行息子たちは日本一という立派な箔をつけてくれた。堤・元オーナーは泣いて喜んでいるに違いない。
この際、有線はダイエーじゃなくて西武を買ったらいいんじゃないのかな。マーケットとしては関東は魅力的だろうし、何より日本一だし。
さあ、いよいよストーブリーグの開幕だ。今年は盛り上がるぞぉ(笑)

悲運の呪縛から解かれた松坂

2004年10月25日 23時43分29秒 | 野球
西武が勝った。プレーオフから毎シリーズフルに戦い抜いての日本一。戦う毎に強さを増し、ヤングライオンはたくましさを身に着けていった。若い生え抜きの選手たち。見事に世代交代を成し遂げ黄金期到来を予感させる。
その中核を担うのは松坂だ。これまで大試合にことごとく敗れ、実力と大舞台での戦績にギャップのあった松坂であるが、やっと日本シリーズで1勝をあげ、チームもタイトルを取った。これで名実ともに大エースへと登りつめることだろう(ま、個人的に言えば、現役最高の投手とは思うが過去の名投手の域にはまだまだ及ばないだろう)。
西武としては今後、松坂の「売り時」が問題だ。彼がFA権を取得し、アメリカに行くことがあれば西武には何も残らない。入札にかけるか、トレードに出すか…。
人気の欲しい西武としては、松坂という最大の切り札を有効活用しなければなるまい。といっても国内でのトレードでふさわしい相手がおいそれといるとも思えないが。
パ・リーグのスター選手がどんどんと流出する昨今の流れは、現状の2リーグ制では止められないのかもしれない。
ところで、いわば「ワイルドカード」のチームが優勝したような形となった西武日本一であるが、ダイエーがリーグを制したうんぬんの話はなしにしてもらいたいものだ。アメリカで今年レッドソックスが世界一になったとしても、ヤンキースが地区優勝していたなんてケツの穴の小さいことは言わんでしょ。

相撲の国のプロ野球

2004年10月24日 23時58分46秒 | 野球
この国のプロ野球の体質は、国技である大相撲に由来しているんじゃないだろうか。
球団=相撲部屋と考えると、案外と合点がいったりもするものだ。
親方(監督)は原則その部屋出身の横綱・大関(有名選手)。地縁血縁(地域柄や先輩後輩)が物をいい、何事につけごっつぁん体質。タニマチにチヤホヤされて、地方興行ともなれば地元の勧進元(その筋の人?)が幅を利かせる。
「ベースボール」はルールこそアメリカ産だが、それを「野球」にローカライズする過程で、特に運営や興行面で相撲に範を求めたのだろうか。
プロ・アマ間に隔絶があり、プロは専らアマチュアから選手を持っていくが、アマ側(選手のことではなくその所属団体)には何も返さないところも大相撲とプロ野球に共通(表面的にはそう見える)している。
一場問題の根っこには、こんな体質が見え隠れする。まあ、野球と相撲で違う点は、野球は一応プロアマ間での自主規制があることだが、有名無実と化しているのは間違いない。
野球界もいっそ、無意味な規制を撤廃して完全自由化してみたらいいのに。戦力の一極集中を危惧する声もあるだろうが、今どきの選手は出場機会のないチームで飼い殺されているほどバカでもなかろう。完全自由競争の相撲部屋だって、一つの部屋が長期に渡っては繁栄しないことは貴乃花部屋を見たら一目瞭然。案外といい結果を得られるかもしれないぞ。

プロ野球球団経営者の感覚ってどうなのよ

2004年10月24日 01時10分21秒 | 野球
一アマチュア選手の問題でセ・リーグの球団オーナーが3人も辞任に追い込まれる醜態を晒すプロ野球界。球界再編の本質ってこんなところにあったのかと思わず膝を打つ今日この頃。
しかし、この問題をプロ野球界最大のイベント、日本シリーズ開催中に表沙汰にしてゴタゴタするってどういう神経なんだか。仮に横浜なり阪神なりがセ・リーグの代表だったら、この時期に発表するようなことはすまい。
事実多くのスポーツ新聞の一面は、中日の日本一王手ではなく、オーナー辞任を報じている。また、テレビの視聴率も史上最低を記録し、それでなくても野球人気にかげりが見えてる状況に拍車を掛ける結果となっている。
昨今の球界再編問題は、専ら経営の視点で語られ、実施されようとしていたが、その経営者がこのようなずさんな経営をしているのでは赤字も当然(阪神オーナーの「落とし穴」発言にはあきれたが)。そしてこの時期での発表である。一事が万事このセンスでは、球界の発展なんて望むべくもないだろう。
その上、横浜の担当スカウトは横浜、阪神の両オーナーを辞任に追い込んだ怪文書の差出人に対しても「刺し違えるつもりで突き止める」と悲壮な表情で訴えたらしいが、これが悪いことを告発された側の態度かと思うと嘆かわしい。経営者が経営者なら従業員も従業員だ。
ま、言ってしまえば文化財を預かっているというより、ほとんど地回りのやくざが興行を仕切っていると思うのが正しいのかもしれない。そんな輩にモラルを求める方がおかしいか(笑)

一流アマチュア野球選手の感覚ってどうなのよ

2004年10月23日 23時00分42秒 | 野球
一アマチュア選手の問題でセ・リーグの球団オーナーが3人も辞任に追い込まれる醜態を晒すプロ野球界。球界再編の本質ってこんなところにあったのかと思わず膝を打つ今日この頃。
一場にしてみれば身の周りの一流選手なら誰でもやってることでここまで大騒ぎになるとは想像もしてなかったことだろう。「何で俺だけ?」と言えないことがつらいところか。
しかし、同じ悪いことをするにしても、「盗人にも三分の理」ってのがあるだろう。一般的な感覚で言えば、3球団に同時に入団できない以上、金を受け取るのは入団の意思のある球団からだけにするのが普通じゃないのか。渡した側の球団だって、庶民感覚で言えば「大金」の部類に入る額を相手が受け取っている以上、自球団に入る意思ありと判断するに違いない。
野球エリートでのし上がってきた選手ともなれば、アマチュアと言えども破格の待遇は慣れっこだというのは間違いなかろう。学費の免除や「小遣い」の支給は当然だろうし、周囲の大人(後見人というらしいが)に対する金銭的な見返りもあるだろう。
そうやって幼い頃から誠意=金の世界に生きてきた彼らに、今回の件を反省しろといっても無理な話だ。そういう仕組みを根本的に改めるしか手はなかろう。
ドラフトを完全ウェーバー制に変えれば解決するという話もあるが、どんな制度も悪意を持って見れば抜け穴は出てくるものだ。逆に完全自由化にすれば無用な競争も減るのかもしれない。ドラフトがなくなれば、表向き入団選手に序列はなくなるし、契約金の上限など決めるから、上位指名には見栄を張って出さざるを得なくなるのだ。
ま、何を言ったところで、この世界の人々と我々とでは感覚が違いすぎるのだ、きっと。そう思わなきゃコツコツ働いてなんかいられないって(笑)

掛布は知っていたのか?

2004年10月22日 23時30分45秒 | 野球
阪神久万オーナーが辞任。一場問題はセ・リーグオーナーを次々と餌食にしていく。
楽天が掛布に監督就任を打診したとき、阪神への思いを理由に断っているが、久万オーナーが現職の間は阪神の監督になるのは100%可能性がないということは、ファンの間では周知の事実だった。不仲の原因は掛布の結婚にあるらしいが、そのことは掛布本人も十二分に自覚しているはずだ。楽天の監督を断ったのは、もしかしたら久万オーナーが近々に退任する可能性を認識していたからではないのか? 岡田監督の後釜を狙えるなら、楽天の監督を引き受けている場合ではない。阪神の来期の成績如何では、監督更迭の話は現実味を帯びてくる。
まさか、横浜オーナーへの匿名の手紙が掛布近辺から出たとは思えないが、星野SDが球界再編問題に関して、オリンピック前に「何が起こるかわからない」発言をしていたことが巡り巡って自分のところに飛び火したのかもしれない。
ま、それもこれも穿った見方ということになりそうではあるが、時期が来ればいろいろなことが一本につながっていたことが証明されるのかもしれない。
しかし、1年で4人ものオーナーが不祥事で辞任するって、業界のモラルハザードも臨界点ってことなんですかね。

キングカメハメハの故障に思うこと

2004年10月22日 16時13分51秒 | 競馬
またダービー馬のリタイア。浅屈腱炎を発症というのも決まり文句だ。いくら強い馬の宿命とは言え、ダービー馬の受難はあまりにも多すぎる。
ダービーが競走馬最高の栄誉であればこそ、素質馬が無理に無理を重ねるのはある意味仕方のないことだ。その後の馬の価値が圧倒的に違ってしまうし、馬主・調教師の名誉もあるだろう。経済動物として生を受けた以上、バリューを高めることが最大の使命。人の都合で生かされるのも当然といえば当然だ。
しかし、競馬先進国もこんな事情なのだろうか? 各国のダービー馬はこんな簡単に故障、引退の道を歩んでいくのだろうか?
今回のキングカメハメハの件で言えば、松田調教師の「前科」から厩舎の問題が占める割合が多かろうという気がしないでもないが、最大の問題は我々の「好み」に起因するのではないだろうか。強い=スピードの図式が強すぎて世界に類のない「硬い馬場」で馬を走らせてはいないか? レコードに重きを置きすぎてはいないか? 
馬の足に負担がかからない柔らかいターフにできないものか。それで競馬の妙味が壊れてしまうとも思えないのだが。
実際、外国のレースに出て力を出し切れないのも、パンパンの馬場でしか走っていない弊害ではあるまいか(日本はダートも軽い感じがする)。
せっかく日本の生産馬が世界と伍するレベルに達しつつある現在、競馬そのものの条件も国際レベルに近づける必要があるのではないだろうか。それで損する人間はいないと思うのだが…。

何故一場ばかりが刺されるのか…

2004年10月22日 11時13分42秒 | 野球
また裏金問題発覚だ。それもまた一場。球界のスケープゴートに仕立て上げられた感じだ。
しかし、何で今この問題が発覚したり、大きく取り上げられるのだろうか?
古くは南海から栄養費をもらっていた長嶋が読売に寝返ってみたり、最近でも様々なうわさがある。高橋の借金肩代わり疑惑や、二岡の広島からの寝返り疑惑、ダイエー山田・山村の裏金やダイエー城島と読売河原のバーター疑惑等々。
プロ側だけの問題ではなく、アマチュア側も「たかり」の体質があることは否定できないだろうが選手獲得に関するドロドロしたことが野球界全体で常態化しているのは公然の秘密だったはずだ。
一場問題で言えば、読売の場合は「社内クーデター」の色合いが強いようだが(オーナーが政治部出身者から社会部出身者に代わったことでも、禅譲でなかったことがうかがえる)、今回のTBSの場合は今のところ理由が判然としない。ただ、行こうとする球団でことごとく問題が発覚するのは明治ラインで何かしらの影響力を行使し得る人間の差し金という気もしないでもない。
球界再編問題のドサクサで、将来ある学生が大人の都合に利用される不条理。こういった感覚も球界発展を阻害する要因だということに気がつくべきだ。実際、逆指名や自由獲得枠の選手はいまだに「スーパースター」と認知されていない現実もある。
ドラフト指名を含めた選手のもつ「ストーリー」もスターへの重要な要素。完全ウェーバー方式も万全の制度とはいえないが、ドラフト会議に「ドラマ性」を持たせることも野球人気の一助になるはずだ。