Rest In Peace

夢の記録

鼻血

2018-01-01 22:42:58 | 
指で鼻をぬぐうと
関節に血液がつく。
白い服でぬぐうと
血液はきれいに落ちる。
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祝福

2017-12-02 23:18:38 | 
鮮やかな縞模様の長袖を着て
白い箱を携える。

両手で箱を持ち
視線を相手に向け会話していると
「ぽん」
と軽い爆発音がする。
手元を見ると箱は霧散しており、
左手には
ラテン語の祝福の言葉が残されている。
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音楽

2017-11-03 12:48:24 | 
鈍色の景色の中
黄色いテーブルを挟んで話す。

帽子をかぶった男は語る。
合間に質問を挟んでくるので
ゆっくり考えながら意見を述べる。

風が吹く。
音は聞こえない。
声だけが聞こえる。
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分ける

2017-10-29 23:54:53 | 
明るい真昼
草原の中心の小さな木製テーブルに
山吹色の布が敷かれる。

ひとりの少女が
その上に工芸品を広げる。

工芸品は髪飾りのようで
彫刻が施されており、
濃い紫と
生成り色と
淡いオレンジの3色がある。

少女達は髪飾りを色ごとに並べ直す。
全部で23個あるようだ。

これらをここにいる7人で分けようと言う。
ひとまず2つずつ配られる。
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老女性植物学者

2017-09-16 00:03:51 | 
森を散策していると、
森の中にある研究所の前で
ちょうどこの国に来ていた老女性植物学者と出会う。

彼女は欧州出身で、同性愛者である。
非常に愛情深い人でもある。
樹上性の寄生植物とシダ類を専門にしている。
植物と同じくらい人を大事にしている人物である。

彼女を研究所内に案内する。
彼女は落ち着いていて、常になにかを楽しんでいる。

懐の深い、そして楽しげな彼女の様子を見ていると
湿度が高く冷えた森の中でも、心は温かくなる。

研究対象である苔と水草について意見を求める。
彼女はほほえみながら考え、
ゆっくりと意見を述べはじめる。
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2017-04-10 23:13:44 | 
夜明け前の暗さの作業部屋。

粘土の器の形を変えていこうと思う。
黒~濃灰色の粘土はやや固く、
すこし力がいる。
できるだけ練らないようにしながら
口を広げ底をならす。
かなり広げたが、
底はまだまだしっかりしている。

口の部分を
すこし練りながら作ることにする。
黒や灰色に混ざって
赤土がちらちらと見える。

大きめの碗型だったものが
優雅でいびつな浅めの円筒形になる。
赤土がよく似合う。
若い木はまっすぐ立っている。
口の形の調整をする。
器から温かい炎が上がる。
まっすぐ上がる炎はオレンジ色をしている。
炎に気をつけながら
口の調整を続ける。
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砂色の空

2017-02-04 09:22:44 | 
「世界が終わるというニュース」が
数日前から流れている。
終わる日は明日だという。
どのように終わるのかは誰も知らない。
終わり方を知りたいとは思うが、
予定があるので
きっと把握することは出来ないだろう。

砂色の空や
時折強く吹く風から
「世界が終わる」のは本当だとわかる。

住宅街を歩く。
日中なので
皆仕事や学校に行っているようだ。
誰もいない街を歩きながら、
誰もが不安に思いながら
日常を過ごしていることを考える。

空き地横の
一部崩れた
コンクリート製の階段を降りる。
膝までのイネ科の草は
美しい緑をして風に揺れている。
短い階段の途中で立ち止まり
街を眺める。

_____________

夜が明ける。

今日で世界が終わる。
砂色の空は昨日より少し暗い。
家族一緒に列車に乗る。

世界は東から終わっていくという。
西の自宅で過ごせば、
もしかしたら世界が終わる様子を
少しは知ることが出来るかもしれない。
しかし今日は東へ行く日である。
家族一緒に東へ行く日である。

さすがに今日は
多くの人が
いつもと少し違った日常を過ごすようだ。
たくさんの人が街を歩いている。
通勤列車は6割ほどしか埋まっていない。
家族と並んで腰掛ける。
車内はとても静かだ。
皆うつむき加減で座っている。


外が暗い。
列車内も薄暗い。
まだ世界の終わりは始まっていないようだ。
車掌が社内を回っている。
落ち着いてはいるが、
やや不安そうな、心配そうな様子だ。
「この人はいい人なんだろうな」
と思う。
車掌が声をかけてくる。
やはり心配してくれている。
返事を返すとかすかにほほえんで
挨拶してくれる。
家族と最後を過ごせるなら
幸せかもしれないと思う。

窓の外は
砂色の空と灰色の草原である。
風は強くなってきている。
列車は東を目指す。


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2016-10-13 21:22:35 | 
少し近寄りがたい人と
親しく話す。
主にお互いの仕事について話す。
悩みつつも充実している様子が伝わる。

ふと、飴を持っていることを思い出す。
ドラッグストアの前で、
製薬会社本社の社員が
販促用に配っていたものである。

3種類、併せて5箱もらっている。
掌にのる大きさの箱ばかりである。

焦げ茶色と
アイボリーのデザインの箱を開けると
ビニールの袋にくるまれた
飴が入っている。
個包装はされていない。
一粒が小さすぎるからであろう。

飴は、
厚みのある歯車の形をしている。
直径は1cmほど、
厚みは8mmほど。
半透明で淡い鼈甲色をしている。

麦芽糖に似ていて、
それより甘みが少なく
透明でガラス質の味がする。

赤茶色と乳白色の意匠の箱には
やはり
個包装されていない
ビニール袋にくるまれた飴が入ってる。
かすかに灰色がかった
半透明の飴である。
これはどのような味がするのだろうか。

少し近寄りがたい、
今は話し相手であるこの人に、
袋を渡す。
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公園にて

2016-04-23 23:12:18 | 
薄曇りの日、
きれいな芝生で知られる公園。

公園の芝生と
石でできた縁石の間に、
30cmほどの隙間がある。
隙間は、
やや粗めの砂で埋まっている。

その砂を少し掘ると
温かい水が滲み出る。
そしてたくさんの貝がいるのがわかる。
貝はどれも長径5cm以上ある。
これらは無毒で
おいしいことがわかっている。

あちこちの隙間を掘っていくと
次々と貝が出てくる。
手のひらよりも大きな貝もある。
頭ほどの大きさの
三角錐の形をした貝は
弾力のある殻をもっている。
どの貝も食用に適しているので
これらを鍋でゆでようと考える。

貝を入れる袋を調達するように頼むが、
見つけられないようである。
少しイライラするので
結局自分で探すことにする。

袋はすぐに手に入り、
公園管理者に
我々が
貝を見つけたことを知られないように祈りながら
無人の公園で砂を掘り続ける。
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2016-04-23 22:49:16 | 
1、
淡い銀灰色の空間に
顔ほどの大きさの
銀灰色のカードがある。
カードからは澄んだ水があふれ、
飛沫があたりを潤す。


2、
柔らかな光に包まれている
透明な、深みのある緑色の瓶。
瓶は美しい曲線を持ち、
またその中は
水で満たされている。
その水は冷たく、
美しく澄んで、
瓶の表面は結露している。
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