Rest In Peace

夢の記録

2017-04-10 23:13:44 | 
夜明け前の暗さの作業部屋。

粘土の器の形を変えていこうと思う。
黒~濃灰色の粘土はやや固く、
すこし力がいる。
できるだけ練らないようにしながら
口を広げ底をならす。
かなり広げたが、
底はまだまだしっかりしている。

口の部分を
すこし練りながら作ることにする。
黒や灰色に混ざって
赤土がちらちらと見える。

大きめの碗型だったものが
優雅でいびつな浅めの円筒形になる。
赤土がよく似合う。
若い木はまっすぐ立っている。
口の形の調整をする。
器から温かい炎が上がる。
まっすぐ上がる炎はオレンジ色をしている。
炎に気をつけながら
口の調整を続ける。
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砂色の空

2017-02-04 09:22:44 | 
「世界が終わるというニュース」が
数日前から流れている。
終わる日は明日だという。
どのように終わるのかは誰も知らない。
終わり方を知りたいとは思うが、
予定があるので
きっと把握することは出来ないだろう。

砂色の空や
時折強く吹く風から
「世界が終わる」のは本当だとわかる。

住宅街を歩く。
日中なので
皆仕事や学校に行っているようだ。
誰もいない街を歩きながら、
誰もが不安に思いながら
日常を過ごしていることを考える。

空き地横の
一部崩れた
コンクリート製の階段を降りる。
膝までのイネ科の草は
美しい緑をして風に揺れている。
短い階段の途中で立ち止まり
街を眺める。

_____________

夜が明ける。

今日で世界が終わる。
砂色の空は昨日より少し暗い。
家族一緒に列車に乗る。

世界は東から終わっていくという。
西の自宅で過ごせば、
もしかしたら世界が終わる様子を
少しは知ることが出来るかもしれない。
しかし今日は東へ行く日である。
家族一緒に東へ行く日である。

さすがに今日は
多くの人が
いつもと少し違った日常を過ごすようだ。
たくさんの人が街を歩いている。
通勤列車は6割ほどしか埋まっていない。
家族と並んで腰掛ける。
車内はとても静かだ。
皆うつむき加減で座っている。


外が暗い。
列車内も薄暗い。
まだ世界の終わりは始まっていないようだ。
車掌が社内を回っている。
落ち着いてはいるが、
やや不安そうな、心配そうな様子だ。
「この人はいい人なんだろうな」
と思う。
車掌が声をかけてくる。
やはり心配してくれている。
返事を返すとかすかにほほえんで
挨拶してくれる。
家族と最後を過ごせるなら
幸せかもしれないと思う。

窓の外は
砂色の空と灰色の草原である。
風は強くなってきている。
列車は東を目指す。


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2016-10-13 21:22:35 | 
少し近寄りがたい人と
親しく話す。
主にお互いの仕事について話す。
悩みつつも充実している様子が伝わる。

ふと、飴を持っていることを思い出す。
ドラッグストアの前で、
製薬会社本社の社員が
販促用に配っていたものである。

3種類、併せて5箱もらっている。
掌にのる大きさの箱ばかりである。

焦げ茶色と
アイボリーのデザインの箱を開けると
ビニールの袋にくるまれた
飴が入っている。
個包装はされていない。
一粒が小さすぎるからであろう。

飴は、
厚みのある歯車の形をしている。
直径は1cmほど、
厚みは8mmほど。
半透明で淡い鼈甲色をしている。

麦芽糖に似ていて、
それより甘みが少なく
透明でガラス質の味がする。

赤茶色と乳白色の意匠の箱には
やはり
個包装されていない
ビニール袋にくるまれた飴が入ってる。
かすかに灰色がかった
半透明の飴である。
これはどのような味がするのだろうか。

少し近寄りがたい、
今は話し相手であるこの人に、
袋を渡す。
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公園にて

2016-04-23 23:12:18 | 
薄曇りの日、
きれいな芝生で知られる公園。

公園の芝生と
石でできた縁石の間に、
30cmほどの隙間がある。
隙間は、
やや粗めの砂で埋まっている。

その砂を少し掘ると
温かい水が滲み出る。
そしてたくさんの貝がいるのがわかる。
貝はどれも長径5cm以上ある。
これらは無毒で
おいしいことがわかっている。

あちこちの隙間を掘っていくと
次々と貝が出てくる。
手のひらよりも大きな貝もある。
頭ほどの大きさの
三角錐の形をした貝は
弾力のある殻をもっている。
どの貝も食用に適しているので
これらを鍋でゆでようと考える。

貝を入れる袋を調達するように頼むが、
見つけられないようである。
少しイライラするので
結局自分で探すことにする。

袋はすぐに手に入り、
公園管理者に
我々が
貝を見つけたことを知られないように祈りながら
無人の公園で砂を掘り続ける。
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2016-04-23 22:49:16 | 
1、
淡い銀灰色の空間に
顔ほどの大きさの
銀灰色のカードがある。
カードからは澄んだ水があふれ、
飛沫があたりを潤す。


2、
柔らかな光に包まれている
透明な、深みのある緑色の瓶。
瓶は美しい曲線を持ち、
またその中は
水で満たされている。
その水は冷たく、
美しく澄んで、
瓶の表面は結露している。
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2016-03-29 08:27:33 | 
女性と初老の男性はある目的があり、
その男性に近付く。
女性は目的を達成するために
男性に結婚をほのめかす。
普段は冷静な男性もその気になるが、
女性のほうは実際に結婚するつもりはない。



結婚式の会場にて
初老の男性は心の中で嘆き怒る。
「何故、本当に結婚するのか?」と。

女性は当惑している。
「なぜ、本当に結婚するのか?」と。
目的を忘れてはいないが、
男性に魅力を感じてしまっている。

男性は女性をとても愛しているように見える。
その心中は、誰にもわからない。
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2015-11-05 08:22:52 | 
上下合わせて40本の歯は
巨大で
上下の台座に据えられ
乳白色で美しく
整った形をしており
整然と並んでいる。

少し磨くと
ウォームグレーの
汚れが落ちる。
丁寧に磨けば
健康に、
さらに美しく輝くだろう。
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ショッピングモール

2015-09-02 07:39:54 | 
家族とともに、
朝早くから
ショッピングモールへと向かう。
巨大な高層の建築物で、
周囲は広い通りと公園になっていて、
あちこちに
大きな針葉樹が幾本も植えられている。

一階ずつ見ていく。
所狭しと商品が並べられている。
階段を上がり、上層階へ行く。
4階につくころには、
午前10時になっている。
4階のベランダに出て
入口付近を見降ろすと、
大勢の人々が列をなしている。
鳥のような
ペンギンのような帽子を
かぶった人が多い。
「早く来てよかった」と
家族と話し合う。

上層階へ行くほど、
面積は狭くなり、
専門的に品物が売られ、
また品物と箱で埋もれている。
階を囲むように、階段がある。
各階には中央に、
大きな丸い壁掛け時計がある。

かなり上まで来る。
靴の階はすでに箱が多く、
商品を見るのが難しい。
時計の階では
時計があることはわかるが、
箱が高く積み上げられて
中から出すことができない。
最上階は、
天井が尖塔型になっており、
やわらかな白い光が入ってくる。
とにかく箱で埋もれており、
なにが売られているかはわからない。

箱をかきわけて移動する。
家族はとうに下の階にいる。
明るい日陰の下の階は、
大勢の人がいて
歩くこともままならない。
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2015-07-04 09:43:25 | 
東の都市を目指す。

二人で列車に乗り込む。
乗り換えは小さな駅で行うことになる。
複雑であるが、わかりやすい。

明るい山地の駅で最初の乗り換えがある。
小型ではあるが明るい車内である。

次の乗り換え地では川を移動する。
川沿いに街並みの板塀が並ぶ。
豊富な水量で、流れはやや速く
冷たい水は透明で美しく、
川底の石を確認できる。
胸まで水に浸り海を目指す。
その横を、
3メートルほどの板舟が追いぬいていく。
たくさんの板舟は
濃紺の衣装の船頭が舵をとっており、
半数には白装束の客がのっている。
客は手と膝をつき、下を向いている。

板舟は飛ぶように流れていく。
舟同士はもちろん、
こちらにぶつかることもない。
続々と流れていくのをながめながら、
清流の水圧と冷たさを楽しむ。
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2015-06-18 08:06:19 | 
明るい雨雲の下、
二組の男女が並んで立っている。
いずれも外国人で、全裸である。
一組は老人、
一組はまだ子供といえる年齢。
皆姿勢良く、ほほ笑んでいる。

彼らの後ろは公園で、
大きな赤い遊具がある。
回転する遊具で
老いた男性が回転させる。

雨はずっと、
しとしとと降り続いている。
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