「憲法九条を子どもたちに」〜ある作家の体験から
(ソース記事、長文注意)
明治大学九条の会と千代田九条の会共催による「千代田九条の会講演会」が11月19日午後6時より、明治大学リバティータワーにて開催されました。講師は作家の早乙女勝元さんと弁護士の島田修一さんです。2人の話を紹介します。
<中略>
日本国憲法が公布された1946年は、早乙女さんはすでに町工場で働いていました。戦後の日々を早乙女さんは「自分で自分が可哀相に思える日々だった」と述懐しながら、9歳年長の兄から日本国憲法の条文を教えてもらい、九条を読んで「感動した」と述べました。「1項の絶対戦争はしない。2項のそのための軍事力は持たない。国の交戦権は認めない。これからどこで戦争が起きても日本は戦争をしないのだ」と思い、戦地から生きて戻った兄と、大空襲を生き延びた自分に思いを致し、感慨深いものがあったそうです。
<中略>
どこかの国が攻撃してきたらどうするかという議論に対し、軍隊を捨てた国コスタリカが、隣国ニカラグアの内戦のときも平和主義を守ってきたことに言及しながら、コスタリカのアリアス大統領が中米和平をまとめてノーベル平和賞を受賞したのは、アリアス大統領の外交が丸腰だったからである」と述べ、「片手に武器を構え、片手に人道支援はありえない。日本がとるべき道もそうでなければならない」と丸腰が最大の防御になるとの認識を示しました。
「いまの日本はむしろ火付け役になっている。軍事力をもって仮想敵国を作ろうとしている。いかに危険かを煽らないと、国民が納得しないからだ。有事法制を作ると、有事を招く。備えがないのが最強の備え。他国が攻めてくるというなら、とっくに攻めている」と述べ、世界最強の国の軍隊が60年もいることに疑問を呈しました。日本は徴兵制のない国を目指すべきとし、「話して話して話しまくる。話すより先に武力をとるべきではない」と武力の行使をしない非武装を説きました。
<後略>
さてと、自称平和主義者が愛する国、コスタリカについて勉強しましょう。
コスタリカは、南北アメリカ大陸を繋ぐ細い地域にある小国で1948年に憲法で常設軍の廃止しました。
さて、ここで外務省のHPにあるコスタリカのデータを見てみましょう。
コスタリカ
(1)防衛・国内治安予算(約101百万ドル)(2005年)
(2)兵役 なし
(3)兵力 1948年憲法により常設軍を禁止。治安維持のための国家警備隊及び地方警備隊あり。(約8,400人)
とまぁ、こんな具合で実質的な軍隊はしっかり存在しています。
日本の自衛隊みたいなもんですね。
また、憲法で常設軍を廃止している一方で、有事の際に軍を編成することが認められています。
まぁ、要するに表向き常設軍を廃止している一方でちゃっかり平和主義者の嫌う「戦争の出来る国」だったりするわけですよ、これが。
それに、規模も約8400人とありますが、人口比で考えると自衛隊と同程度の規模です。
因みに、常設軍を廃止した理由は「クーデターが怖かったから」で、変わりに新設された実質的な軍隊の人事は、当時の大統領親派で固められていたのは言うまでもないでしょう。
軍隊廃止の動きは「クーデター防止対策」のためが殆どですから…
加えて言うと、コスタリカが平時に軍隊を必要としないのはアメリカとの集団安全保障体制が敷かれているから。
要するに、コスタリカに喧嘩を売ったら、極めて高い確率でアメリカが出張ってきます。
こんな具合だから、1983年に非武装永世中立の宣言を出していても一部の学者からは実質的な非武装永世中立とは認められていないわけです。
実際、この中立宣言も実際は趣旨とはかなり違う目的で宣言されたものです。
これは隣国ニカラグア内戦の折の事、反政府軍は米CIAの組織したコントラでした。
このコントラの活動拠点がコスタリカにあり、親米国であるコスタリカは当然、コントラの支援をしていました。
そこでニカラグアはコスタリカにコントラの支援を止める様、戦争も辞さない覚悟で要請しました。
当然、親米路線のコスタリカは支援を止めるわけにもいかず、かといって全面戦争は避けたいと言うことから、非武装永世中立を宣言し他国の争いに関与しない事にしました。
これは立派なようで実に巧妙なトリックです。
ニカラグアには中立国を攻撃することで発生する国際社会の反発にまで対処する余力が無かったので、コスタリカに宣戦できませんでした。
一方、コスタリカは中立宣言により不干渉を貫きましたが、これは当然、コントラを追い出す事もしない、事実上の容認です。
しかも、それも表向きの事で、実際は支援し続けました。
たまに、コントラの偉いさんを逮捕しますが、それもアリバイ作りみたいなもので、裏でこっそり釈放してました。
とまぁ、ここまで読んでいただけるとわかると思いますが、決してコスタリカは非武装ではなく、しっかりとした国防体制があり、涼しい顔して裏で巧妙に戦争に加担する国だと言うことです。
まぁ、近年はあの辺りでゴタゴタも起きていませんし、コスタリカは国土の1/4が保護区の環境保護先進国なので旅行をするにはいい国だと言えます。
最後に蛇足ですが、現在、非武装国家と言われるのは、アンドラ、コスタリカ、ルクセンブルグ、モルディブ、サンマリノ、リヒテンシュタイン、アイスランド、セントクリストファー・ネイヴィス、ドミニカ、グレナダ、セントルシア、セントヴィンセント・グレナディーン、パナパ、モーリシャス、パラオ、ヴァヌアツ、ソロモン諸島、ハイチ、サモア、キリバツ、トンガ、ナウル、モナコ、クック諸島、ツヴァル、ニウエ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、ヴァチカンの29カ国ですが、全ての国が実質的な軍隊を保持していたり、大国と軍事同盟を結んでいます。
つまり、真に無防備な国は無いと言うことです。
まぁ、こんな例外もありますけど、ホントに前代未聞の例外ですしね。
戦争が無い世界は素晴らしいし、その素晴らしい世界には軍隊も要らないでしょう。
でも、現実はそんな素晴らしいものじゃないんです。
勿論、素晴らしい世界を目指して努力する事は大事ですが、やり方を間違えると国が滅びます。
丸腰で国民の生命・財産が守れるか!!と思う人はクリック(`・ω・´)b

(ソース記事、長文注意)
明治大学九条の会と千代田九条の会共催による「千代田九条の会講演会」が11月19日午後6時より、明治大学リバティータワーにて開催されました。講師は作家の早乙女勝元さんと弁護士の島田修一さんです。2人の話を紹介します。
<中略>
日本国憲法が公布された1946年は、早乙女さんはすでに町工場で働いていました。戦後の日々を早乙女さんは「自分で自分が可哀相に思える日々だった」と述懐しながら、9歳年長の兄から日本国憲法の条文を教えてもらい、九条を読んで「感動した」と述べました。「1項の絶対戦争はしない。2項のそのための軍事力は持たない。国の交戦権は認めない。これからどこで戦争が起きても日本は戦争をしないのだ」と思い、戦地から生きて戻った兄と、大空襲を生き延びた自分に思いを致し、感慨深いものがあったそうです。
<中略>
どこかの国が攻撃してきたらどうするかという議論に対し、軍隊を捨てた国コスタリカが、隣国ニカラグアの内戦のときも平和主義を守ってきたことに言及しながら、コスタリカのアリアス大統領が中米和平をまとめてノーベル平和賞を受賞したのは、アリアス大統領の外交が丸腰だったからである」と述べ、「片手に武器を構え、片手に人道支援はありえない。日本がとるべき道もそうでなければならない」と丸腰が最大の防御になるとの認識を示しました。
「いまの日本はむしろ火付け役になっている。軍事力をもって仮想敵国を作ろうとしている。いかに危険かを煽らないと、国民が納得しないからだ。有事法制を作ると、有事を招く。備えがないのが最強の備え。他国が攻めてくるというなら、とっくに攻めている」と述べ、世界最強の国の軍隊が60年もいることに疑問を呈しました。日本は徴兵制のない国を目指すべきとし、「話して話して話しまくる。話すより先に武力をとるべきではない」と武力の行使をしない非武装を説きました。
<後略>
さてと、自称平和主義者が愛する国、コスタリカについて勉強しましょう。
コスタリカは、南北アメリカ大陸を繋ぐ細い地域にある小国で1948年に憲法で常設軍の廃止しました。
さて、ここで外務省のHPにあるコスタリカのデータを見てみましょう。
コスタリカ
(1)防衛・国内治安予算(約101百万ドル)(2005年)
(2)兵役 なし
(3)兵力 1948年憲法により常設軍を禁止。治安維持のための国家警備隊及び地方警備隊あり。(約8,400人)
とまぁ、こんな具合で実質的な軍隊はしっかり存在しています。
日本の自衛隊みたいなもんですね。
また、憲法で常設軍を廃止している一方で、有事の際に軍を編成することが認められています。
まぁ、要するに表向き常設軍を廃止している一方でちゃっかり平和主義者の嫌う「戦争の出来る国」だったりするわけですよ、これが。
それに、規模も約8400人とありますが、人口比で考えると自衛隊と同程度の規模です。
因みに、常設軍を廃止した理由は「クーデターが怖かったから」で、変わりに新設された実質的な軍隊の人事は、当時の大統領親派で固められていたのは言うまでもないでしょう。
軍隊廃止の動きは「クーデター防止対策」のためが殆どですから…
加えて言うと、コスタリカが平時に軍隊を必要としないのはアメリカとの集団安全保障体制が敷かれているから。
要するに、コスタリカに喧嘩を売ったら、極めて高い確率でアメリカが出張ってきます。
こんな具合だから、1983年に非武装永世中立の宣言を出していても一部の学者からは実質的な非武装永世中立とは認められていないわけです。
実際、この中立宣言も実際は趣旨とはかなり違う目的で宣言されたものです。
これは隣国ニカラグア内戦の折の事、反政府軍は米CIAの組織したコントラでした。
このコントラの活動拠点がコスタリカにあり、親米国であるコスタリカは当然、コントラの支援をしていました。
そこでニカラグアはコスタリカにコントラの支援を止める様、戦争も辞さない覚悟で要請しました。
当然、親米路線のコスタリカは支援を止めるわけにもいかず、かといって全面戦争は避けたいと言うことから、非武装永世中立を宣言し他国の争いに関与しない事にしました。
これは立派なようで実に巧妙なトリックです。
ニカラグアには中立国を攻撃することで発生する国際社会の反発にまで対処する余力が無かったので、コスタリカに宣戦できませんでした。
一方、コスタリカは中立宣言により不干渉を貫きましたが、これは当然、コントラを追い出す事もしない、事実上の容認です。
しかも、それも表向きの事で、実際は支援し続けました。
たまに、コントラの偉いさんを逮捕しますが、それもアリバイ作りみたいなもので、裏でこっそり釈放してました。
とまぁ、ここまで読んでいただけるとわかると思いますが、決してコスタリカは非武装ではなく、しっかりとした国防体制があり、涼しい顔して裏で巧妙に戦争に加担する国だと言うことです。
まぁ、近年はあの辺りでゴタゴタも起きていませんし、コスタリカは国土の1/4が保護区の環境保護先進国なので旅行をするにはいい国だと言えます。
最後に蛇足ですが、現在、非武装国家と言われるのは、アンドラ、コスタリカ、ルクセンブルグ、モルディブ、サンマリノ、リヒテンシュタイン、アイスランド、セントクリストファー・ネイヴィス、ドミニカ、グレナダ、セントルシア、セントヴィンセント・グレナディーン、パナパ、モーリシャス、パラオ、ヴァヌアツ、ソロモン諸島、ハイチ、サモア、キリバツ、トンガ、ナウル、モナコ、クック諸島、ツヴァル、ニウエ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、ヴァチカンの29カ国ですが、全ての国が実質的な軍隊を保持していたり、大国と軍事同盟を結んでいます。
つまり、真に無防備な国は無いと言うことです。
まぁ、こんな例外もありますけど、ホントに前代未聞の例外ですしね。
戦争が無い世界は素晴らしいし、その素晴らしい世界には軍隊も要らないでしょう。
でも、現実はそんな素晴らしいものじゃないんです。
勿論、素晴らしい世界を目指して努力する事は大事ですが、やり方を間違えると国が滅びます。
丸腰で国民の生命・財産が守れるか!!と思う人はクリック(`・ω・´)b











何度聞いても背筋の凍る響きですし、この運動を真顔でやっている人たちの神経を疑います。
曽野さんのエッセーでも触れていましたが、武器を持って主張してこそ、平和の権利は得られるものと感じますし、無防備地域宣言をした人たちは、有事の際、真っ先に銃口の矢面に立って私の壁として平和を唱えてほしいと思います。
またお邪魔します。