Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



いまだかつて入院というものをしたことがなかったので、一度ぐらいは入院してみたいと思っていたら、突然それは実現してしまったのだ。
これから書き込む内容については、入院中はネットにつなぐことは出来なかったので、ノートに毎日書いていたものを移します。また、入院4日目までは、ノートもなかったので(書く余裕もなかったけど)、あとから記憶で書いたものです。

7月15日は昼間から体調が良くなかったのだが(腹痛)、夕方、歯医者に行った帰り、左腕がひどく痛くなった。5分でおさまったが、これで2度目だ。
夜になって、再び腕がずき~~んと痛くなってきた。今度のは前よりちょっと激しい。ついでに腹痛も襲ってきて、嘔吐してしまう。
胸も少し苦しい。
少しして背中も痛くなってきた。
風呂に入る。湯船の中では少しらくだ。(普段は湯船には入らないのに)
掲示板にしばらく書き込みが出来ないかもしれない旨を書き込む。
胸が痛くなってきた。
さんざんのたうちまわった挙句、タクシーで病院に行く。

7月16日未明。

救急の受付にはなぜか女医さんがいて、この人がきれい。(わら
そんなことはどうでもよく、とにかく苦しいのだ。苦しいのだがなかなか診察してくれない。待合室というか廊下の椅子でもがきながら20分ぐらい待たされた。(誰が見てもやばそうな患者なのに・・)

ようやく診察室に呼ばれて、中に入るとそこにいるのはまるでどんくさい学生といった風情の医者で、ちょっと不安だ。
こっちの状態を話したら、「心電図の準備しますから、外(廊下)で待っていてください」といわれる。
いきなりか?聴診器とかはつかわんのか?と思ったら、思いだしたように胸の音を聴く。
再び廊下にでる。「腕とかいたいのはどうなっているのだ」とだんだん不安が募ってくる。
10分ぐらいして(もっと長く感じたがたぶんそんなものだろう)、また呼ばれて、ベッドに寝かされ(ようやく病院に来た気分になった)、いくつかの会話の後に心電図をとる。
「心筋梗塞の疑いがあります」
はい?シンキンコウソク?あの有名な?
なんの冗談だろ。この腕の痛みとかは何?
しかしまあ、そうだとしたら凄い病気だ。なら救急車でくれば良かったじゃないか。ていうか死なないのか?

少しすると、循環器系のお医者さんらしき人が現れる。
結構、イケメンだね。
心電図と血圧などの数字、発症からの時間を確認してニヤニヤしている。
笑っているということは多分死にはしないのだろう、と勝手に思ってみる。
まあ、とにかく心筋梗塞であることは間違いないようではある。
治療して、しばらく入院しなければならないようだ。7月中の予定はすべてキャンセルだ。これは困った。あちこち連絡をしなければならない。悲しくなってきた。

さて、早速、カテーテルによる治療をすることになったが、これには家族の同意が要ると言う。
一人で来たので連絡先を言って電話してもらうが、電話に出ないらしい。
早朝だからまだ寝ているのだ。
しばらくしてようやく連絡がついたが、これで40分ぐらいかかる。これで待っているうちに死んだらどうするのだろうか。。

まあ、とにもかくにも治療が始まった。
まず下半身を全部脱がされる。そして尿道にチューブ。そして前張り。思わず日活ロマンポルノという言葉を思い出す。w
それにしても、こういうこと(脱がされたりチューブ入れられたり)ってものすごく恥ずかしいことだと思っていたが、全然何ともない。やはり死ぬよりはましだからか?長く苦痛にもがいていたので、疲れきって「なすがままでもいいや」という気持ちも働いているかな。
さらに右腕に点滴、両足、両手首、胸、左手の人差し指には電極、鼻には酸素のチューブといった具合に次々と色んなものがくっついて身動きが出来なくなり、右足の付け根に局部麻酔をうって、いよいよカテーテルの出番だ。
左の方には、モニター画面があり、結構いいものが見られるぞ。
とおもったものの、このあたりから眠くなってきた。
さすがに疲れきっていて、治療中、大半を眠ってすごす。
話し掛けられると目をあけて会話するが、話し終わるか終らないうちにすぐにまた眠るのだ。
そのうちに、胸に金属も入り、なんとか治療も終ったらしく、病室に移動。エレベーターに乗る。

病室では、いろんな人が話し掛けたり私の下半身を見たりしているが、眼鏡がないのと気力も体力もないので、どんな人たちなのか見分けがつかない。
医者とか看護師さんらしいとは思う。
どうやら、朝食と昼食はなしで点滴で栄養を補給するらしい。足の付け根のカテーテルを入れたところをしばらく動かさないようにするためらしいが、疲れているしどうでもいいや。

チューブ類や電極たち、針などはすべてくっついたままで、夕方まで過ごす。
どうやら、病室は一泊3万の特別室らしい。ナースステーションと直結している。
相変わらず話し掛けられたとき以外は眠っているという見事に無駄のない患者ぶりで体力の回復に努める。(って自然にそうなっただけだが)

夕方やっと(自力じゃないけど)上半身を起こしてご飯を食べる。
夜は、肩が痛くなる。これは肩がこっているのだ。
胸がちくちく痛い。







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