Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
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子供のころにテレビで見た洋画で、断片的ながら非常に印象に残っているものがありまして、それがタイトルの映画です。
すげータイトル(笑)ですが、このタイトルを覚えていたわけではありません。

映画の中で暗い夜空を飛び回るシーンがあるんですが、似たような夢をよく見たものです。
魔女(妖婆)はいないけど、暗闇の中を飛ぶんですよ。あの体勢で。
それで、最近、久しぶりに空を飛ぶ夢を見たのです。
さらに土曜日の夜中になぜかその夢を思い出して、ついでに映画のほうも、ふと思い出したのです。

取りあえず、「その映画の映像はないかなあ」と思ったのですが、題名をまったく覚えていない。というかその映画を見た時、題名はノーチェックだったと思います。
つまり題名は最初から知らないと。当然、監督も知らないし、俳優なども知らない。
わかるのは古い洋画であるということ。ホラーだということ。魔女がでてくるということ。女性は白い顔をしていたということ。
どこの国の映画かもわからない。だいたい、登場人物のことをしっかり覚えていない。
キーワードをいろいろ試してもさっぱり。
いろいろといっても「ホラー 映画 魔女 魔物 古い」とかですからね。捜せるわけがない。
ヤケクソになって、「ホラー洋画」で検索したけどもちろんでるわけない。(なぜ、この2語をつなげたのかが不明だけど)
しかし、これでそういうサイトにぶつかりました。ようするにホラーの古い洋画が好きな人っていますから、そういうサイトで紹介している可能性があります。
そこで「ホラー洋画 名作」と入れてみました。なんとなくありそう。もう一つ「ホラー洋画  名作 古典」と打ってみました。
いや、名作かどうかは謎だけど、そういうのって古典的な名作扱いされている可能性があるということで。
するとやはりそういう古いホラーの洋画を紹介しているサイトがあって、その中にそれっぽいのがあるじゃないですか。
「魔女伝説ヴィー(妖婆 死棺の呪い)」というやつ。
そうそう「魔女、妖婆、死棺」←これらは映画の内容とぴったりだ。あらすじは?
あ、あってるぞ。そうだ、あの主人公は神学生だったのだ。だから祈祷をすることになったのだ。空も飛んでるぞ、というわけで「これだ」。
ほな、映像を捜すぜ!
原題は「ВИИ」というようですが、これでは映画が出てこないので英語名の"Viy"で捜すと、なんかあります。

これ、原作がゴーゴリだそうです。
ゴーゴリは、この話について、どこかで伝承されてきた物語を自分がまとめたみたいなことを言っていたようですが、そんな伝承話はどこにも見つからないという話があります。
ちうわけで、映像とともにあらすじも。
あらすじ
主人公のホマー君は神学生なんですが、全然真面目じゃないと。かなりアホなやつです。
神学校が休みになって帰省途中、なんか知らないけどあるところの納屋に泊まったんですね。
そこにはおばあさんがいまして、実はこれが魔女と。
魔女伝説ヴィー 1 (時間1:25)
こんな感じ。
で、
魔女伝説ヴィー 2 (5:41)
一応、続きの映像です。(関係ない音楽が入ってます)
飛んでます。この闇の中の飛行の周りの風景が、昔よく夢に出てきたんですよ。怖い!
んで、映画のほうは、降りたときにすかさずホマー君が魔女を攻撃するんですが、気がつくと老婆から若い女性に。ホマー君はびっくりして逃げると。
なぜか、神学校に戻ってるような映像ですね。そこに、領主様の娘が死んで、その祈祷をして欲しいという話が。三晩の祈祷だそうで。
その娘があの魔女だったわけですね。三晩というのが渋いですよね、段階的にやってくる恐怖。これはなかなか。

さて、恐怖のthree nightsがやってきます。
魔女伝説ヴィー 3 (10:19)
最初の夜は、おとなしいですね。
娘が起き上がってホマーを捜すところです。
壁のパントマイムが炸裂してます。このパントマイムってよく見かけますね。で、いつも「上手いなあ」とは思うものの、「シチュエイション的に無理があるよなあ」とも思うわけですが、ここでは完璧ですね。
結界ですからね。ホマーがチョークで書いたしょぼい円ですけど。
で、この娘役、ナターリア・ヴァルレイ(ワルレイ)(Natalja Varley)という人ですけど、サーカス出身だそうです。空中ブランコをやっていたらしいです。
で、検索したら、猛烈に絶賛されてますね。ホラー映画において最高クラスの美女みたいな言われ方をしています。
まあ、こういう時代もののホラーで細面で色白の美女ていうのは、必要十分条件ですけどね。
この映画でも見事にはまっていると思います。
んで、夜は鶏の鳴き声とともに明けるのでした。

第2夜は、棺桶が飛んでますが当然ワイヤーアクションですね。動き回る棺桶の上で立ちながら演技できるのはさすがです。はは
カメラワークも面白いですね。というか、ぐるぐる回るカメラは当時としては結構新鮮だったかも。

第三夜は、かなり覚えております。
上の映像はカットしてる部分がありまして、
魔女伝説ヴィー 第三夜(一部) (1:36)
一応、その部分はこちらになりますが、とにかく滅茶苦茶ですよね。
この映画の微妙なところは、このホマー君が、あまり応援したくならないキャラであることでして、手に汗握るという感じにはなりにくいんですが、しかし、この第三夜はもうわけがわからない。
実はあのごっついへんな魔物が「ВИИ(Viy)」で日本語のタイトルは変なんだけど、それはおいといて、「あれ、鶏の声、聞こえたじゃん」。
そうです。おいらも昔テレビで見たとき気になりました。どうやら原作によりますと、魔物たちは聞き逃したらしいです。ははは

どうやらソ連における最高のホラー映画のようです。にひにひ
魔女伝説ヴィー オペラ
一応、オペラもあるようです。

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コメント
 
 
 
妖婆 呪いの死棺について (安倍川餅)
2015-05-25 21:40:04
わたしもこどもの頃、テレビで見てから忘れられない作品になりました。

この映画はリメイクがありまして、2013年に欧州のほうで公開されたらしいですけど、日本には入ってこないようですね。

宣伝のトレーラーを見るとテレビで見た映画とは比較にならないくらい魅せられてしまいました。

なんとか本編を見たいのですが残念です。
 
 
 
あ、こちらコメント (stravinspy)
2015-05-26 10:22:32
ありがとうございます。

実は、先日、この映画のことをまた思い出したのですが、自分で書いておきながらまた題名を忘れまして。とほほ

リメイクあったようですね。
昔のものとは、かなりいろいろ違うようですけど。


 
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