はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「こころの掃除術」

2017-11-29 15:44:28 | 本・映画・ドラマ
斎藤茂太さんの「こころの掃除術」を読みました。
感想(?)など綴ってみたいと思います。

小説じゃない本を読むのって、何年ぶり??と思えるほどに久しぶり。

図書館で、「今日返ってきた本」のコーナーで、見かけて、、
あぁ~そういえば、30代のころ、この手の本ばかり、読みまくってたっけ~
なんて、懐かしく思い出して、読んでみることにしたのだった(^^ゞ

いや、、今の私が、心を掃除しないといけないほど、ストレスが溜まっている、、
というわけではないのだけれど、「術」を知っておいて、損はないし^^くらいの気持ちで。


自分をゆったり、のびのびさせよう。「心身ともに健康」がなによりありがたい。
人は気持ちしだいで、幸せにも、つらくもなる。
         …そりゃそうだ、、と思えるお話が満載でした。

そんな本ばかり読んでいた頃のことを、、本を読みながら、たくさん思い出しました。

私、相方さんと暮らし始めたのは、23歳のとき。
就職したら、仕事のことで頭がいっぱいになって、恋愛どころではない、、、感じに
なってしまったので、
「結婚しよう」という話をして、結婚したのだった。

『結婚の理由が、男みたいやな…』と、当時、上司だった人に言われた記憶が^^;
そうなのですね、私、この頃から、1つのことしかできない、、、人だったみたいです。
そのことで、頭が占められてしまうと、他のことへの興味がなくなるといいましょうか^^;;

と、そんな感じだったので、結婚生活とはいえ、、まさに同居しているだけで、
夫婦にはなれていないまんま、、おそらく、15年くらいが、あっという間に過ぎてしまったの
でしょう。。
30代の私は、このまま、、仕事を続けていていいものか?
はたまた、ちゃんと家庭を築くことを考えなくちゃいけないんじゃないか?とか、
そういう人生の分岐点みたいなことで、悶々と、、、していた。
仕事上での、壁というか、自分の限界みたいなものも、見えていた。

それでも、頭の中のほとんどは、仕事のことでいっぱいで、
相方さんのことをないがしろにしていたから、、、、きっと相方さんも同じなのだろうと
思い込んでいて、
・・・この人は、ある日、私がぽっくり死んでも、何事もなかったかのように仕事に行くんだろうな、、
なんて思っていたのだ。
今から思うと、笑ってしまいそうになるほど、「何考えてんの私?」って思うのだけれど、
そのころは、真剣に、そう思っていた。。。たぶん、気持ち的に、追いつめられていたのかな?
と、、思う。

そんな私は、無性に、この手の本に縋りつくように、むさぼり読んでた。。

ある日、、ぷつん、、、と、私の中で、何かが切れた。
そして、「あぁ、、仕事辞めよう」って、、思った。
30代最後の年のこと。

お仕事を辞めて、やっと、、ちゃんと家族になれた、、ような気がする。

そのあとは、アルバイトとか、派遣のお仕事を少しはしたけれど、
自分と、家庭を大切にしたいと思う気持ちに揺らぎはない。
いや、今は、自分を大切に、、の方がメインかもしれない(~~;(ごめん)

こういう本の存在に、背中を押してもらったかどうかは、定かではない。
でも、たくさん読んだものが、私の中で、芽を出して育ったゆえのこと…ということは
あるのかもしれない。

本屋さんへ行くと、こういう本、、の多さに、驚かされる。
世の中には、いっぱいストレスを溜めて、、、あの頃の私のように、
こういう本を読まずにはいられない人が、、たくさん居るのかもしれない。

なんて思うと、ちょっと悲しくなる。

私は、できれば、もう、、こういう本を頼りにしなくても、
毎日元気に暮らして行ける人であれるといいな、、、と思っている。
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