過労死防止基本法制定を求める署名にご協力ください!

大切な人を働きすぎから守るための法律をつくるために署名を呼び掛けています。

【記事紹介】東京新聞10月18日 「過労死防止「立法早く」 超党派議連が骨子案」

2013-10-20 22:47:57 | 記事紹介
過労死防止「立法早く」 超党派議連が骨子案
東京新聞 2013年10月18日 朝刊

 過労死を防ぐための基本法の制定へ、国会が動き始めた。与野党七十人以上が加わる超党派の国会議員連盟の各党代表者が十七日、世話人会を開き、国の責務などを盛り込んだ骨子案をまとめた。各党で議論し、開催中の臨時国会での成立を目指す。

 一九八〇年代後半から社会問題化した過労死は、若年化も目立つ。遺族らは、国レベルで対策を進めるよりどころになる法律が必要とし、二年前に実行委員会をつくり、制定を求めてきた。今年六月に議連が結成され、実行委員会の案を基に骨子案を作成した。

 名称は「過労死等防止基本法」。個人の問題ととらえられがちな過労死を、過労自殺や過重労働による疾患も含めて、社会的に取り組むべき問題と明記。国の責務として、遺族や学識経験者で構成する会議の意見を聴いて基本計画を作り、総合的な対策を進めることを盛り込んだ。過労死の実態も調べ、政府が毎年国会へ報告するとしている。

 厚生労働省によると、昨年度は脳・心臓疾患による過労死で百二十三人が労災認定された。精神疾患による自殺は九十三人が認定された。(柏崎智子)


◆署名46万人 遺族ら訴え

 国会議連の会議後に遺族や弁護士らが開いた緊急集会では、過労死等防止基本法の一日も早い制定を求める声が相次いだ。

 「若い人やお父さんたちのため、息子と私の二人分の魂を込めたい」。神戸市の西垣迪世(みちよ)さん(69)は二〇〇六年、女手一つで育てた二十七歳の一人息子を亡くした。IT企業のシステムエンジニアで、長時間労働の末、うつ病になり、会社の寮で治療薬を大量に飲んだ。ブログに「なぜ日本人はこんなに働くのか」「普通の生活がしたい」と悩みをつづっていた。「あの子のために必死に働いた私の人生も終わった。過労死のない社会という息子の思いを実現してからあの世へ行きたい」と涙ながらに語った。

 過労から、くも膜下出血で倒れ、後遺症で全盲になった横浜市の山下照之さん(51)は「会社のためと仕事にまい進し、気付いたら体はぼろぼろ。そうなる前に、会社や仲間がストップをかける仕組みが必要」と話した。

 改善が見えない状況に、過労死弁護団全国連絡会議などは〇八年、法制化を求め決議。署名は四十六万人分を超え、自治体の意見書の可決も増えている。今年五月には、国連社会権規約委員会が日本政府へ是正を勧告した。

掲載元:過労死防止「立法早く」 超党派議連が骨子案

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 東京新聞で、10月17日の過労死防止基本法の制定を求める議員連盟の会合・今臨時国会での制定を願う緊急集会について大きく記事にしていただきました。

 今回の議員連盟会合では過労死防止基本法案の骨子についてより良いものにする検討が加えられ、緊急集会では各党派から多くの議員の方々にご参加いただきました。過労死防止基本法の制定へ向けて着実に前進しています。今国会での制定を切に願います。

 ただし、過労死防止基本法の制定は、過労死をなくしていくための最初の一歩です。まずは過労死防止基本法の制定に向けて、制定後はその最大限の活用に向けて、今後も過労死が根絶されるまで取り組み続けていきたいと思います。

 ご支援・ご協力よろしくお願いいたします。



***「過労死防止基本法」制定実行委員会が求めていること***********************

  「過労死」が国際語「karoshi]となってから20年以上が過ぎました。
  しかし、過労死はなくなるどころか、過労死・過労自殺(自死)寸前となりながらも
  働き続けざるを得ない人々が大勢います。

  厳しい企業間競争と世界的な不景気の中、「過労死・過労自殺」をなくすためには、
  個人や家族、個別企業の努力では限界があります。
  そこで、私たちは、下記のような内容の過労死をなくすための法律(過労死防止基本法)の
  制定を求める運動に取り組むことにしました。

  1 過労死はあってはならないことを、国が宣言すること
  2 過労死をなくすための、国・自治体・事業主の責務を明確にすること
  3 国は、過労死に関する調査・研究を行うとともに、総合的な対策を行うこと


署名へのご協力のお願い
私たちは「過労死防止基本法」の法制化を目指して、「100万人署名」に取り組んでいます。
署名用紙」をダウンロードしていただき、必要事項をご記入いただいた上で、東京事務所もしくは大阪事務所まで郵送をお願いしたいと思います。

ネット署名も行っています。紙の国会請願用署名にご協力いただいた方でも署名していただけますので、ご協力よろしくお願いいたします。
過労死・過労自殺から大切な人を守るため、過労死防止基本法の制定を!

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