大阪-ガレキ差し止め訴訟  原告団のブログ

放射能汚染から未来の世代を守りたい!
被曝阻止に立ち上がった原告団の公式ブログです。

判決の内容と、今後の対応について。

2017-03-20 | 主旨

 

判決の内容と、今後の対応について。

 

3/18、原告団総会を開催し、高裁判決の評価と、原告団の判断を議論しました。

 

①    判決について

判決内容には【1】バグフィルターの性能と、【2】北港処分場の焼却灰の上の放射線
量、の2点について事実誤認があります。大阪高裁は、【1】で原告団が証拠に提出
した岩見億丈さんの論文の内容を否定しようとして、統計学の無理解をさらしまし
た。【2】も同じで、空間線量の「日々の測定値のバラツキ」と「平均値の差」の意
味の違いを理解できませんでした。

 

また原告団(弁護団)はICRP勧告を詳しく読み込み、【3】ICRPも年1mS
vでがん死が増える推定数「65歳で年がん死亡率は100万人当たり45人」として健康
被害が出る可能性を認めており、その上で例えば年0.3mSvという、より慎重な被
ばく限度を提案していることを、高裁で主張しました。また松崎医師の意見書と新た
な海外の医学論文で、1mSv以下での健康被害を立証しました。これらの点につい
て高裁判決は否定できず、「これをもって死亡数やがんの数を計算することは正解し
ていない」「広く了承されているわけではない」旨を述べて、私たちの主張を否定し
ました。しかしこの点は控訴審で一歩押し込んだところです。

 

 しかし原告団は、大阪での放射能汚染の事実を立証する証拠を提出することはでき
ませんでした。これが最終的には請求棄却の理由とされました。

 

②    今後のこと。

 この判決の評価をもって、原告団事務局から上告はしないことを提案しました。

理由は、上告には控訴審判決の(事実誤認ではなく)法的判断の間違いを指摘する必
要がありますが、抽象的な法律論で上告受理は難しいこと、逆に高裁までの運動の経
験と蓄積を次の運動に生かすことが、より有効である、と判断します。

 

 原告団総会では、「上告しない」という提案に対する異論はなく、ここまで戦って
きて作った成果(準備書面意見書、証拠類)を他の運動に生かそう、と確認しまし
た。

 

★  その上で、上告の権利行使は原告1人1人の判断です。

控訴人で上告を希望する方は、3/23までに大阪高裁に上告の意思を伝えなければなり
ません。この事務作業は弁護団が行ってくれるので、上告を希望する控訴人は、3/20
までに以下のメールアドレスに連絡してください。

 

→ 連絡先:小山潔  <mailto:nobiscum@wb4.sonet.ne.jp>
nobiscum@wb4.sonet.ne.jp

  

なお上告の意思表示の後、2か月程度で上告受理申請書を作り、最高裁に提出する必
要がありますが、これは上告を希望する方が自らまたは代理人を探して作成してくだ
さい。また上告の費用も数千円程度かかると思います。詳しくは、上告手続きの後で
連絡します。

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