座頭市

2005-11-07 | 映画他
昨日、テレビでやっていた。


2003年9月にロードショー公開され、

第60回ベネチア国際映画祭「監督賞」を受賞した

北野映画である。


「座頭市」は、かつて勝新太郎がやったこともある、

いわゆる時代劇。

普段は、時代劇を見るなんて皆無なわけだが、

北野作品となれば、話は別。



やっぱり時代劇の枠を大きく超えていた。


北野武演じる「座頭市」は、オキテ破りの金髪頭w。

何より、強くてカッコイイ。


北野監督がみずから考案・指導したという、

ハイ・スピード感にあふれ、次々と敵を切り倒す

「北野流の殺陣」は圧巻。



結構リアルな感じで、血が飛び散っちゃったりする

ので最初は残酷で抵抗があったが、だんだん

慣れてきてしまうw。


内容は勧善懲悪、天下無敵の「座頭市」。

やっぱり時代劇はこうでなきゃ。


また、途中に散りばめられたコント仕立てのシーンや

タップダンスの群舞などは、殺陣で張りつめた

緊張感から開放してくれる。


緩急が上手で一瞬たりとも目が離せない。



ただ、映像も非常にアーティスティックで従来の

時代劇に見られる、なんとも言えない泥臭さは

微塵も感じられない。


ラストシーンは、北野監督のタップの師でもある

HIDEBOH率いる若手タップダンサーチーム

<THE STRIPES>によるタップシーン。


着物と下駄での躍動感にあるれるダンスが

映画の最後を飾る。


なるほど、日本人ならずとも楽しめる作品である。

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