イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

ストックポートから日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。ストックポートってどこ?まずは本文をお読みください。

甘い、くどい!イギリスの食後のデザートの代表例!保存可能な即席プディング、かわいらしいドーム型

2017-06-12 09:00:00 | イギリスのおやつとデザート
「アウンティーズ Aunty's (おばちゃんの)」という、手づくりムード満点のブランド名の、蒸しスポンジ・ケーキ。


スチーム・プディング steamed puddings ストックポート日報 ではもうおなじみですね。
略して、スティ―ム・プッド

一人分のコロンとしたポットに入った 出来合いのプディング。大手スーパーやケーキ会社が製造販売しています。
簡単に手作りできるらしいのですが、出来合いを人数分買ってきちゃったほうが ラクチンでお得です。

冷蔵不要!密閉パックなので、いつまででも 常温で保存がききます。

食べる前に、フィルムのふたをはがして電子レンジで2分。
ひっくり返してお皿に出すと底にたまった熱いソースがトロンと流れ落ちて底にたまります。

伝統的にスティ―ム・プディングには、しっとりさせるために必須の材料、スィットという、牛の腎臓の脂肪が含まれているそうです。
でも、動物性のものを口にしないベジタリアンや 健康を考慮した消費者が多い昨今では たいていの出来合いのプッドには、植物油と小麦粉で作った 「ベジタリアン・スィット」が使われているということです。

うちの夫はベジタリアンなので、買う前にラベルのベジタリアン承認マークを確認します。

うちでは しょっちゅう食べてます。
このアウンティーズ・ブランドのは、シリーズすべてが近所のコンビニで売られています。

一種類ずつ買って、夕食後のデザートに食べて 記念写真を撮りました。

1:スティッキ―・トフィー・プディング sticky toffee pudding


切り口、中までしっとり。


スティッキー・トフィーは濃いキャラメルの味です。


2:ゴールデン・シロップ・プディング golden syrup pudding。


ゴールデン・シロップはその名のとおり黄金色のとろ~んとしたハチミツのようなソースです。
味は、黒砂糖に近いかもしれません。

日本では あまりなじみがないと思います。
調べてみたら「転化糖」の一種だということですが・・・転化糖?聞いたことがありません。糖類をとろ〜んとさせたもののことだそうです。

見た目は、日本の「麦芽水あめ」というものに よく似ていますね。
私は「麦芽水あめ」なるものを食べたことがないのですが・・・

とにかく、サトウキビを精製する過程でできた残りかすを使って製造された甘ーいシロップです。

イギリスでは、熱い甘いプディングには、乳製品を添えるのが普通です。

見ての通り、すでにものすごく甘いんです。私はこれだけで充分です。乳製品なんかほしくないんですが、うちの夫はスパゲッティのソースを作るために買ってあった、「シングル・クリーム」をさらに上からかけて食べていました。


見てるだけで胸やけがしてきます。

うーん、子供の頃からの習慣には勝てません。
ちなみにこの「ゴールデン・シロップ・プディングのシングル・クリームがけ」は写真の撮影に成功した例。
うちの夫は、自分の食べるものの写真を撮られるのをあまり好みません。

夫は他のスティ―ム・プッドにも、常備してあるヴァニラのアイスクリームか、インスタントのカスタードをかけて、あるいは添えて食べています。
他の写真に写っているのは、いずれも私の「単品=乳製品無しバージョン」プッド。

夫は、「甘いものは 乳製品と一緒に食べると味のバランスが良い」と主張します。

乳製品は確かにねっとり、こってりしていますが、言われてみれば甘いソースの強烈なとんがった甘さをやわらげる効果は あるかもしれません。

イギリスのパブやレストランで、食後のデザート(プディング)を注文すると、たいていカスタードかアイスクリームかダブル/シングルクリームかウィップトクリーム(生クリーム)のどれを添えてお持ちましょうか、と聞かれます。

アイスクリームが無難ではないでしょうか。
離して横に添えてくれるので・・・。



3:チョコレート・プディング chocolate pudding


甘くてくどいです。熱いとろみのついたチョコレート・ソースがどろんとかかっています。


4:ストロベリー・プディング strawberry pudding


やはり甘くてくどいです。熱いとろみのついた透明な人工のイチゴ味のソースがどろんとかかっています。


5:スポッテッド・ディック spotted dick



ストックポート日報 ではすでに何回か取りあげている、カラント(ブドウの一種)が入ったシナモンの香りのプディング。

スポッテド・ディックには熱いカスタード・クリームをかけるのがほぼ決まりになっているのにもかかわらず、なぜかこれだけは、ソース無しです。
カスタード・クリームは別売りのをかけました。


以上、イギリスらしいデザート、スティ―ム・プッドの味のバリエーションを数か月かけて制覇してみました。
おっと、ほかの会社の製品にはバター・スコッチ・ソースと、ジンジャー・シロップなるものもあるそうな。

ジンジャー・シロップはおいしそうです。とろみのついたショウガ湯の味です。スチーム・プッドにかけてあるのを試したことはありません。
バタースコッチソースは・・・くどそうですね。どっちも探して食べてみるつもりです。

イギリスの総選挙について何か書こうかと考えていましたが、先送りすることにします。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。




ジャンル:
海外
コメント (17)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« マンチェスターのストリート... | トップ | 再訪!住宅街の真ん中の林の... »
最近の画像もっと見る

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うわっっっ! (八幡@やんやーやマクビティーズ)
2017-06-12 12:45:31
甘くてくどそう!
もう、見ただけで充分です。

本郷三丁目に、イギリス菓子屋があると聞きました。
みんな美味いと言っていますが、地元の味ではないんでしょうね!
ミルクも、アイスクリームもいりません🤚
それでも病気にならないのは、からだが違うとしか思えないですねぇ。
OH!!! (kakowaka)
2017-06-12 12:48:20
すごい・・・。

もう、お腹いっぱい・・・。
成人病 (江里)
2017-06-12 21:07:09
病気になってますって!成人病対策も今回の選挙のマイナーな政策の一つでした。
イギリスの肥満度は世界第3位です。メキシコ、合衆国の次点。
ベジタリアンにも健康食にも関心がなかった、植物油もサラダを食べる習慣もなかった昔のイギリスに肥満と成人病がほとんどなく、今蔓延しているのは、ファーストフードと、スナック菓子と清涼飲料の出現のため、あと間食の習慣(昔に比べると食品が激安)も重要な原因と言われています。伝統の動物性脂肪たっぷりの食生活と甘い!くどい!デザート類のせいだけじゃありません!
八幡君、本郷3丁目って地元ですよね。
イギリス菓子屋でどうやって出してるかリサーチしてきてくださいな。興味津々。
レイジーデイジーベーカリー (八幡@やんやーやマクビティーズ)
2017-06-12 21:52:29
https://m.facebook.com/lazydaisybakery/?locale2=ja_JP

スコーンやケーキがあるようです。
あまりくどい感じはないみたいですねぇ。
甘い物は甘く! (T子)
2017-06-12 22:19:35
今までイギリスでは、こういったスパーで売ってる既製品(?)のお菓子は食べなかったので、今年は色々食べてみたいです。
日本人はお菓子を食べる時に「甘くなくて美味しい!」ってよく言いますが、甘いものは甘くなきゃ・・・と私は思います!日本のふわふわの甘みの少ないケーキにはあまり感動しません。
イギリスに行く楽しみの一つは、ドッシリした土台のキャロットケーキなどを食べること。この写真のプディングもぜひ食べようとメモしました。甘すぎるかな・・・。
日本向けのマーケティング (江里)
2017-06-13 04:07:40
八幡君、リンクをありがとう。品目の紹介をじっくり読みました。正統派です。ティールームじゃないようですね。ベーカリーですね。写真を見たら上品なかんじで、日本人向けの品ぞろえ。イギリス人が食べるものをそのまま出しはしないと思います。マーケティング。それでいいんです。
私は「くどいくどい」と書いていますが、実はくどいのが結構好きなんです。はい、私は日本のケーキに欠かせない生クリームと、日本のバースデーケーキの土台のきいろいふわふわスポンジが苦手です。抹茶ケーキも嫌いです。
日本で学生時代好きだったのがキャロットケーキ。イギリスにきてだいぶたってから、パーティーで出てきたのをみて「へえ、イギリスにもあるんだ!」と驚いて食べてみたのを覚えています。実はイギリス発祥のケーキだったんですよね。甘くてねとねとしていて、がっかりでした。日本のあっさりモクモクが好きだったものですから。もう今ではイギリスの、どっしりねとねとのほうが口に合うようになっているから不思議です。
ここ最近イギリスでも、たくさんオープンしているカフェやティールームで一切れケーキが気楽に食べられるようになって、いろいろ試しています。
絵を描く会をやっているマンチェスターのカフェの手作りキャロットケーキは甘くてしっとり、ご丁寧にも厚いバタークリームで塗りこめられています。大好き!
ところでレイジィーデイジィーのキャロットケーキはさっぱりしててキャロットの食感を生かした日本人向きかしら、それとも「本場」イギリスのどっしりタイプなのかしら?

T子さん、スーパーで買ってスティ―ムプッドをお試しになるのなら、ストックポート日報でおなじみのミスター・キプリングの製品が、パッケージのかわいらしさでおすすめです。お土産用なら、水で溶ける即席のカスタードの粉末2回分パックもお忘れなく。軽くて荷物になりません。
メモしましたよ! (T子)
2017-06-13 09:35:42
江里さんもイギリスのケーキがお好きだそうで、何となく嬉しいです。キャロット・ケーキのこってりアイシングも結構好きだし、日本でそれを言うと「えぇ?!]という目でみられますけど・・・。

即席カスタードはもうメモしてありますよ!今年は8月の始めから行きますので、また美味しそうなものを教えてください。
T子さんへ (江里)
2017-06-13 23:53:00
日本から来られるなら夏に限りますね!
スティームプッドは、箱入り小型ケーキ(Mr.キプリングなどの生菓子タイプ、パン売り場のそば)ではなく、ケーキやお菓子作りの材料売り場(baking aisle)にあります。Birds やスーパーのインスタントカスタード、ヨークシャープディングの即席ミックス、出来合いライスプディングもケーキ作り売り場にありますよ。
こってりでさっぱり (Chun)
2017-06-14 08:25:16
リヴァプール出身の英語の先生が絶対おすすめともってきてくれたのが、テスコのトリプルチョコレートケーキとダブルクリームとクロテッドクリーム。
あまあまのチョコレートケーキにダブルクリームをかけて食べると、あら不思議。さっぱりしてる。さらにクロテッドクリームを試すと、あら、いくらでも食べられるわ。
大変危険な食べ合わせでした...
(先生は大変ストイックな方で、男性ですが食事にはかなり気を使うめずらしいイギリス人でした)

T子さん、ぜひミリオネアショートブレッドも食べて帰ってください。おいしいものなら、ベイキングトレー一枚一人で食べられます...
今度偵察に (Chun)
2017-06-14 08:29:40
江里さん、実は長女が東京の大学に進学しました。
彼女、イギリスの味に飢えているので、今度レイジィーデイジィーに偵察に行かせます。
情報ありごとうございます。 (T子)
2017-06-14 09:32:50
Chunさん
ミリオネアショートブレッドですね?お金持ちが食べてたのかしら・・・。これもスーパーに売ってるんでしょうか?
それともティー・ルームで?

それから、明後日、お茶の水の歯医者さんへ行く予定なので、時間があればレイジー・デイジーに寄ってみようかなと思っています。楽しみ!
ミリオネラーショートブレッド (江里)
2017-06-14 23:19:15
あらら,いかにもイギリスの味、クドウマの代表、ミリオネラーショートブレッドを本文でご紹介してませんでしたね。 今度取り上げます。
Chunさん、ありがとう。
rich という形容詞は「味が濃い、甘い、クドい」という意味もあります。お金持ちの百万長者と掛詞になってるんですね。短冊切りのショートブレッドに硬いトフィーとチョコレートの層が乗っている甘い,くどいの決定版。
少し割高ですが、一枚試せるオススメの場所は、Costa Coffee。どこの町にもあります。スターバックスのようなコーヒーチェーン店。トレイ1枚ぶんお買いになる前に一枚食べてみることをオススメします!パン屋にもあります。
ストックポート日報に他のイギリス伝統菓子と一緒に露店の店先に並んだ写真をとって載せたことがあります。近いうちに単独で特集します。
Chun. さん、お嬢さんの大学ご入学おめでとうございます。
レイジィーデイジィー探訪レポートがお嬢さんから来たら、シェアお願いします。
八幡くん、宣伝料取ったら?
宣伝料 (八幡@やんやーやマクビティーズ)
2017-06-15 02:41:05
こんなに皆さん、イギリスを懐かしんでいられるんですね。
レイジーデイジーベーカリーがご期待に添うとよいのですが。
文京区の区民としては、地元のお店が繁盛するのは嬉しいことです。

本郷三丁目にいかれたら、イチゴシャンデで有名なオザワ洋菓子店もオススメです。
また、しぼりや吉エ門という野菜ジュースのお店も評判ですから、お立ち寄りになってはいかがでしょうか?
行ってきました! (T子)
2017-06-16 16:14:32
今日、歯医者さんの帰りにレイジーデイジーへ行ってみました。3坪ほどの小さいお店で装飾も特になく、静かな感じの女性が一人で作って売っているという感じの良いお店でした。
並べられていた5種類ほどのケーキとビスケットの袋詰めから、私はキャロットケーキとヴィクトリアスポンジを一切れずつ買ってきました。
まず、想像通りの日本サイズです。イギリスのキャロットケーキはこの3,4倍はあります。一切れ540円。ヴィクトリアは450円。物価の高いイギリスでも、こういう物は日本よりかなり安いですね。
キャロットケーキの土台も、普通の日本のケーキよりは重い感じですが、やはりねっとり、ドッシリという感じではなく普通のフルーツケーキのようでした。ニンジンやクルミの感触がハッキリわかります。
ヴィクトリアも、スポンジのシットリ感がなくパサパサです。
日本では(一般的な人の場合)、ランチなら1000円もあれば飲み物付きで美味しい物が食べられるのに、イギリスではパブの安いメニューでも10ポンド。
飲み物はついてないので、飲み物を頼むとひとり2000円ほどかかってしまいます。
それなのに、こういうケーキなどはイギリスの方が断然安いですね。イギリスではいつも一切れのケーキを夫とシェアしますが、今日のケーキでは二人で二切れでも物足りない感じでしたよ。
T子さん、ありがとう (江里)
2017-06-17 00:19:10
ていねいな、レイジィーデイジィーレポートをありがとうございます。わかりやすく、納得です。
お店の人も日本人のニーズを理解してやってるんだと思います。例えばイギリス標準サイズと味付けのキャロットケーキを750円で売っても日本人は買いません。「本場イギリスの味!」とかたがきをつければ興味をもって買う人はいるでしょうけど、戻ってこない可能性が高い。
ビクトリアの中身はイチゴでしたか、それともイギリス恒例の、ラズベリー?そして生クリームなんかかかってなかったでしょうね?
ラズベリーをイチゴに置き換えるのは、日本向けマーケティングとして納得ですが、日本人の好みに合わせて生クリームを塗ってしまうのは、イギリス菓子屋の名前にふさわしくない行為です。ミリオネラーは売ってないみたいですね。ざんねん。

歯医者の帰りに甘いものを買って帰るのはどうなんでしょうか~??
確かに! (T子)
2017-06-17 09:58:20
歯医者の帰りに…と言われれば確かにそうです!

キャロットケーキのサイズも日本向けで仕方がないですね。ビクトリアはちゃんとラズベリーでした。クリームはありませんでした。正統派ですか?

昨日の報告を今読んでみると、かなり辛口になってますけど、実際は、店主の優しい雰囲気と、一生懸命イギリス菓子を再現しようとする姿勢は好感が持てるものでした。
T子さんへ (江里)
2017-06-18 05:17:12
クリームのないケーキを日本で出す、イギリス菓子店、とても良心的です。正統派です。
情報提供者でご近所の八幡君、イギリス帰りのChunさんのお嬢さんにもお勧めできますよね。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。