昨日の続きです。
ピーク・ディストリクト国立公園 Peak District National Park の小さな田舎の村、イーデル Edale の丘を歩きます。
目的は、今、シーズンの子ヒツジ見物。
ヒツジがいっぱいの丘の中腹あたりをゆっくり歩きます。
この少し先を右に入った急な上り坂が、山越えルートに合流するはずです。
山歩きにふさわしい靴を履いているわけではなく、車を停めさせてもらったパブに1時間以内に戻ってお昼ご飯を食べる予定の私たちは、山の中腹の農地を横切って、山を下りるお手軽コースを行くことにします。
道の両側の柵を巡らせた放牧場の中には子ヒツジと母ヒツジでいっぱい。
種類はいろいろ・・・・。
農場の出入り口の鉄格子、キャトル・グリッド cattle grid 。
人間や犬や車は通り越せますが、ひずめのある動物、ヒツジ、ウシ、ブタはその上を歩くことができません。(ハイヒールや下駄でも無理だと思います)
キャトル・グリッドのあるゲートを通ったら、、左側には、奥にぐっと入り込んだ柵が相変わらず続くのですが・・・、
私たち、ウォーカーが歩く平べったい緑地(柵の外)にはヒツジの親子が好き勝手にうろうろしています。
このヒツジたち、柵を超えて出てきちゃったのかな、と思ったら・・・
どうやら柵の内側と外側は農地の持ち主が違うようです。キャトル・グリッドを超えたところから、別の放牧場の中に 私たちが 入ったということらしいです。
私有農地の中を人が勝手に通ってもいいのかって?
いいんです。
「public footpath」と表示の出ているルートに限って、通り抜けが許されています。
犬はつないで歩くこと、ルートを外さないこと、などの決まりはいろいろありますが、イギリス中どこの田舎にも(景観の素晴らしい場所等に限らず)歩行者を通過させるパブリック・フットパスが網の目のように張り巡らせれています。
キャトル・グリッドのある門の門柱に打ち付けてあった、イギリスの街中ではおなじみの、怖い警告サイン。
家畜が逃げないように、鉄線に電流が流してある柵は、ここでは使われていないようです。
「死の危険」はこけおどしでしょう。
ところどころ、草で覆われた地面がぼこぼこ盛り上がっていて面白い景観を作り出しています。でもなんなんだろう、このぼこぼこ。
ヒツジは怖がりですね。
私たちがそばを通ってもじっと見ている好奇心旺盛な子ヒツジもいるのですが、母ヒツジが敏感です。
離れて草を食べている母ヒツジも、危険を感じたら子ヒツジたちをさっとそばに呼び寄せてあっという間に立ち去ります。
平たい牧草地の中の道を行くと・・・・・
農家の敷地内に入りました。
通り抜けても大丈夫、ここもパブリック・フットパスのルートです。
犬がいるのが、分かりますか、2匹。牧羊犬です。
納屋の中にはウシがいます。
犬がいるのでそばにはいきませんでしたが匂いとモーモー声で分かります。
向かいの納屋にも犬が、1,2,3匹。
こちらは黒い顔をしたウシたちが首を長く伸ばして私たちを見て声を上げています。
左側の牧羊犬は牛の骨をしゃぶっているようです・・・・
農家の建物が寄り集まっているヤードを抜けます。
古そうな石造りの建物の塀にあるこの段々、なんだかわかりますか。
馬に乗るときの踏み段です。
古い建物の石塀に、今でも残っているのを時々見かけます。
さて、行き止まり。
山越えをしたい人のためには左側の、この建物の横を抜けるパブリック・フットパスがあります。
おなかがすいてきた私たちはそろそろ村のパブに戻ることを考えて、右手のなだらかな坂道の公道を下りることにします。
下り切ったら、今度はいまきた山の中腹の牧草地の道と平行な、平地の道を戻ります。
明日に続く。
まだまだあります、ヒツジの写真。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
ピーク・ディストリクト国立公園 Peak District National Park の小さな田舎の村、イーデル Edale の丘を歩きます。
目的は、今、シーズンの子ヒツジ見物。
ヒツジがいっぱいの丘の中腹あたりをゆっくり歩きます。
この少し先を右に入った急な上り坂が、山越えルートに合流するはずです。
山歩きにふさわしい靴を履いているわけではなく、車を停めさせてもらったパブに1時間以内に戻ってお昼ご飯を食べる予定の私たちは、山の中腹の農地を横切って、山を下りるお手軽コースを行くことにします。
道の両側の柵を巡らせた放牧場の中には子ヒツジと母ヒツジでいっぱい。
種類はいろいろ・・・・。
農場の出入り口の鉄格子、キャトル・グリッド cattle grid 。
人間や犬や車は通り越せますが、ひずめのある動物、ヒツジ、ウシ、ブタはその上を歩くことができません。(ハイヒールや下駄でも無理だと思います)
キャトル・グリッドのあるゲートを通ったら、、左側には、奥にぐっと入り込んだ柵が相変わらず続くのですが・・・、
私たち、ウォーカーが歩く平べったい緑地(柵の外)にはヒツジの親子が好き勝手にうろうろしています。
このヒツジたち、柵を超えて出てきちゃったのかな、と思ったら・・・
どうやら柵の内側と外側は農地の持ち主が違うようです。キャトル・グリッドを超えたところから、別の放牧場の中に 私たちが 入ったということらしいです。
私有農地の中を人が勝手に通ってもいいのかって?
いいんです。
「public footpath」と表示の出ているルートに限って、通り抜けが許されています。
犬はつないで歩くこと、ルートを外さないこと、などの決まりはいろいろありますが、イギリス中どこの田舎にも(景観の素晴らしい場所等に限らず)歩行者を通過させるパブリック・フットパスが網の目のように張り巡らせれています。
キャトル・グリッドのある門の門柱に打ち付けてあった、イギリスの街中ではおなじみの、怖い警告サイン。
家畜が逃げないように、鉄線に電流が流してある柵は、ここでは使われていないようです。
「死の危険」はこけおどしでしょう。
ところどころ、草で覆われた地面がぼこぼこ盛り上がっていて面白い景観を作り出しています。でもなんなんだろう、このぼこぼこ。
ヒツジは怖がりですね。
私たちがそばを通ってもじっと見ている好奇心旺盛な子ヒツジもいるのですが、母ヒツジが敏感です。
離れて草を食べている母ヒツジも、危険を感じたら子ヒツジたちをさっとそばに呼び寄せてあっという間に立ち去ります。
平たい牧草地の中の道を行くと・・・・・
農家の敷地内に入りました。
通り抜けても大丈夫、ここもパブリック・フットパスのルートです。
犬がいるのが、分かりますか、2匹。牧羊犬です。
納屋の中にはウシがいます。
犬がいるのでそばにはいきませんでしたが匂いとモーモー声で分かります。
向かいの納屋にも犬が、1,2,3匹。
こちらは黒い顔をしたウシたちが首を長く伸ばして私たちを見て声を上げています。
左側の牧羊犬は牛の骨をしゃぶっているようです・・・・
農家の建物が寄り集まっているヤードを抜けます。
古そうな石造りの建物の塀にあるこの段々、なんだかわかりますか。
馬に乗るときの踏み段です。
古い建物の石塀に、今でも残っているのを時々見かけます。
さて、行き止まり。
山越えをしたい人のためには左側の、この建物の横を抜けるパブリック・フットパスがあります。
おなかがすいてきた私たちはそろそろ村のパブに戻ることを考えて、右手のなだらかな坂道の公道を下りることにします。
下り切ったら、今度はいまきた山の中腹の牧草地の道と平行な、平地の道を戻ります。
明日に続く。
まだまだあります、ヒツジの写真。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
緩やかな丘陵地に似合います。
キャトルグリッドはなかなかいいアイディアですね。なるほど、というか。
普段目にしないものがありますね。
キャトルグリッドの他にも。イギリスの田舎の動物関連の伝統施設をこれからも載せていくつもりです。