オプションマスター“ウィザード”への道

ウィザードとは…魔法のように儲ける一握りのトレーダーにのみ与えられる最強の称号

タイム・ディケイ

2006年06月16日 17時26分48秒 | オプション講座・中級編
タイム・ディケイとは、時間の経過とともにオプション価格が減少することです。単にディケイと言うこともあります。

他の条件(権利行使価格や原資産価格など)が同じだったとして、SQまでの日数があと3日しかないオプションとまだ30日残っているオプションはどちらが価値があると思いますか?OTM、ITM、ATMを問わず残り期間は長い方がいいに決まっています。そのため残存期間が長いオプションはより高い値で買われるため価格が高いのです。要するに、残存期間が3日のオプションより30日のオプションの方がオプション価格が高くなります

ということは、残存期間30日のオプションが29日→28日………3日→2日→1日→SQというように、時間が経てば経つほどオプション価格が削られていくということになります。タイム・ディケイは売り方には有利に、買い方には不利に働きます。世間でオプションは売りが有利と言われている理由はタイム・ディケイにあると言っても過言ではありません。

また、タイム・ディケイは毎日定額で減っていくのではなく、満期日が近づくにつれて急激に加速します。同じ10日でも300日と290日は大した違いはありませんが、13日と3日は大変な違いだからです。

タイム・ディケイはオプションにしか存在しない概念です。オプションを考える上でこの概念は絶対に外せませんのでしっかりと覚えておいて下さい。


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