Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

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「SLあそBOY」、突然の運転終了。

2005-06-21 21:34:41 | 鉄道(JR)
豊肥線の熊本・宮地間を走っている「SLあそBOY」。
最近の鉄道雑誌等を見ていると、牽引機の「58654」の調子が悪く、しばしばDLが客車の先頭に立っている旨が報告されていた。

そして、遂にこんなお知らせが・・・。

「さようなら"SLあそBOY"のお知らせ」(JR九州熊本支社HP)

内容を見ると、今年8月28日をもって「SLあそBOY」の運転を終了し、DLが牽引する「ディーゼルあそBOY」を運転する。
従って、58654が牽引する筈だった8月29日~11月27日の間は「ディーゼルあそBOY」、「ディーゼル人吉号」が運転されることになる。

引退の理由は次のとおり。
・蒸気機関車の車齢が83年を経過し、老朽化が著しい。
・台枠の傷みが激しく、修理が困難。

ボイラー本体ではなく、台枠が引退の引き金になるとは意外な気がする。
技術的に修理は可能かもしれないが、コストが採算と合わなかったのだろう。
この他に熊本駅に併設されていた熊本運輸センターが九州新幹線工事の影響で移転し、蒸気機関車の運転には適さない環境に変化することも原因の一つになったように思う。

結局、「SLあそBOY」には約10年前に一度しか乗らなかった。
実に楽しい汽車旅だったことをよく覚えている。
それ以降何度も九州を訪れているが、再度乗る機会に恵まれなかったのは残念、の一語に尽きる。

引退後、58654はどうなるのだろうか。
きっと、どこかで保存されると思うが、個人的にはかつてD51と並んで保存されていた人吉市に帰ってくるのがいいのではないかという気がする。
もちろん、原形に復元した上で。



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蒸気機関車の寿命 (C51225)
2005-06-24 08:20:12
はじめまして。鉄道画報の検索を通じた発見を機会に毎日、楽しく読ませていただいております。



さて、ハチロクと台枠の件ですが、少し気になったので投稿させてもらいました。手許にないので覚束ないのですが、十数年前の「とれいん」で旧国鉄は車籍において「主台枠主義」をとっているという読み物があったのを覚えております。確かその中の記事では、ボイラーを載せ換えたりテンダーを振り替えてもC622号機はC622号だが主台枠に亀裂がはいったりして使用が不能になると廃車になる、と書かれておりました。ちなみにこれは主台枠を持つ旧型電気も同様で旧EF58の車体を載せ換えてもEF13はEF13のままであると例証があげられています。また部品としてもボイラーの製造は今でも比較的容易だと思います。さすがに日本国内では汽罐型でかつ石炭焚のボイラーを常時製造しているところはないと思いますが、重油を使うタイプは製造していますのでそれほど手間がかかる話とは思いません。けれどもシリンダーや主台枠は製造する設備からして簡単ではないと思いますし、特にハチロクの場合は先台車とリンクする特殊な台枠を持っていますからお金があっても新製や大掛かりな修繕は容易ではないと思います。そういった意味で残念ではありますが、昔のように復元して人吉駅にD51と並んで保存されるのが一番なのではないでしょうか。ご参考になれば幸いです。
コメントありがとうございます。 (Simplex)
2005-06-25 03:46:06
「主台枠主義」のお話、大変興味深く拝見しました。

蒸気機関車全盛期にはボイラー載せ替え、テンダー振り替えと、今の電車全盛時代では考えられないような大規模な換装が行われていました。

どこが「オリジナル」か判断するには、確かに最後まで残るであろう主台枠に根拠を求めるというのは十分頷ける話です。



それからボイラーの話ですが、確かに汽罐型でかつ石炭焚のタイプは製造していません。

今手元にある「C57 180復活への軌跡」を読むと、蒸気機関車用ボイラーは製造ノウハウが既に失われているようで新製は難しいようです。



かようにボイラーの話は出てくるのですが、まして蒸気機関車用の主台枠となると、その製造技術は失われて久しいのだと思います。



そして、本文中でも触れ、頂いたコメントの中にもありますが、保存の際は昔、国鉄時代当時の姿に復元して欲しいと思っています。



最後に、いつもご覧いただき、ありがとうございます。またコメントなり頂ければ幸いです。

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