心身 満身創痍ながら、都会を恋しく思う中年オヤジの辛口痛快日記

ケガ三昧の体と上手く付き合いつつ、昭和の青春時代を思い出し、不器用な人生を悔やむアラファイ

心の疾病・・・。

2010-08-14 06:01:46 | 日記

時代の反映か・・・「うつ病」の発生が急激な増加傾向にありますね。

 

過去においては、精神分裂症や最近では精神統合失調症・・・なんて言われてきました。

 

はっきりとしたメカニズムは未だ解明されておりませんが、非常に恐ろしい疾病です。

現状で言われている原因として、うつ病でやる気が出ないなどの状態が続いているのは、こころが弱いからでも、甘えているわけでもありません。ストレスなどによって、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなり、それによってうつ病が起こるといわれています。“セロトニン”と“ノルアドレナリン”は脳の中で、意欲や活力などを伝達する働きをしているため、この働きが悪くなると憂うつ感などを引き起こしてうつ病の症状があらわれるようになります。

 

ですから、発病したか否かが判るまでは、仕事への向き合い方や姿勢として判断されてしまいがちです。

 

真面目で几帳面な性格が多いとされ、自暴自棄になってしまうケースが大変多いようです。

 

私の在京時代も、優秀な部下が自殺した原因に「うつ病」があります。

 

当時のアパレルは、破竹の勢いがあった業界であり、ヒトの出入りが多く新入社員は100・200の単位で入ってきて、さらには途中入社はこの数の比ではありませんでした。

 

ですから、知らない顔がいつも横を通る・・・なんて日常茶飯事です。

 

ただ実績社会でしたから、自分が知らなくても相手が知っている訳でチャント挨拶はされます。

 

この実績社会・・・が、心の疾病を誘発する訳です。

 

「ノルマ」ではないのです。あくまでも「目標」・・・

 

しかし、他社と比較して圧倒的に高い「目標」(個人)が組まれます。

 

月や日に換算して(振り分けて)も、到底達成するには休日なんて取得する事は無理です。

 

皆個人個人が、達成方法を考えて、先輩や上司 同僚に相談しながら目標に向かいます。

 

ここがポイント!なんです・・・・。

 

 

相談・・・皆、同じ状況ですから相手の事なんて正直かまっていられません。

 

しかし、「可愛がられる」事が「生きる道」でもあります。

 

売上げを分けてもらったり、大口の顧客を紹介してもらったり、同席させてもらって手練手管を学ばせてもらう機会に恵まれたり・・・

 

「大都会で、一人では何もできない」・・・事をいやと言うほど思い知らされますから、「いかに生きるか」を学ばないと、成果はおろか生活がままなりません。

 

売り上げは個人で創り上げたものではない!・・・という、謙虚な気持ちを持って評価され、大きな責任へと向かっていく事を経験する訳です。

 

しかし、現実は厳しい・・・の一言です。

 

 

「トップ」・・・言わば、頂点に立ったは立ったで、孤独との闘いです。

 

誰も教えてくれないどころか、聴かれる立場ですから平時は孤独。

 

自分の実績に最低15%程度は上乗せされて、新しい目標が組まれますので。

 

 

 

私も経験があって、8年間ほど売り上げトップを継続して、社内では「神様」扱いでした。

 

通常年間の売り上げでは、個人平均で3,500万円が標準的売り上げになります。(当時です)

 

私は平均5億から8億程度の実績を創っておりました。

 

会社の年商が700億円の時代ですから、1%は創っていた計算です。

 

大変な貢献でしたね・・・今思えば。

 

しかし、うつ病の感覚は実感していましたので、会社に申し出て業績の追随は止めさせてもらいました。

8年間で50億円以上の売り上げを貢献した訳ですから・・・

 

その時の「申告」・・・言わばギブ  を思い切ってしていなければ、間違いなくうつ病へまっしぐらだったと確信します。

 

円形脱毛症や食欲不振、酒も飲めずに、日々虚脱感でしたら・・・

 

 

何せ年間4日間程度の休日で、14年間くらい勤務し続けましたから・・・。

そりゃコワレルわな。。。今は、到底できません!

 

そんな経験から、今の会社では「休め・・・帰れ」を連発します。

 

申し訳ないが、今の社員の3倍は仕事してきた自負心はありますが、決して褒められる事ではありません。

 

家族や友人との大切な時間や触れ合い・・・団欒を大切にしてナンボ・・・の時代です。

 

 

 

無理せず、今日の仕事は明日やる!・・・こんな気持ちでいきましょうよ。

 


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