スタートレック・コミュニティ

スタートレックを楽しむ人たちのブログです

#120末裔の星

2005-10-14 15:28:33 | DS9
ENTの「エンタープライズ2」に関連して
ろっくさんが触れていた「末裔の星」を改めてみてみました。

人間ドラマが重厚でしたね。
オドーとキラの関係は、
このエピソードを機に新たな段階に入りました。

ダックス、オブライエン、ドクター・ベシア、
そしてウオーフ。
1話の中に、これだけのキャラクターの持ち味が
ちゃんと詰め込まれていて、
さらに、末裔たちの人格も描かれています。
どれが欠けても、物足りない出来になったと思います。
質が高い脚本でした。

そして、
根底に流れるテーマ性やクルーの行動が
やはり最近のENTとは全く違いました。

シスコ大佐はじめ、ディファイアントのクルーは
「1人を救うために数千人を犠牲にするのか」
「数千人のために1人を犠牲にするのか」で
葛藤します。
結局は「数千人のために」を選択しますが、
一時はシスコ大佐も「クルーを守る義務がある」と拒否します。
ギリギリの葛藤がありましたよね。

最後は、キラを愛するオドーの仕業で
ディファイアントは今の時代に戻ります。
過去に戻ったオドーがこんなことしなければ、
DS9はこの回で終ってしまいます。
「結果オーライ」のような結末ですが、
クルーの行動や考え方には、
十分納得できました。