竹清勇の囲碁の宝石箱

普段何気なく囲碁に接している時間。
愛好家の方には上達の宝庫だと思い紹介していこうと思いました。

定石通りが悪いとき 解答

2010-10-17 15:00:59 | 五段を目指す

前回の解答です。

「正解図」
ここは白1、3と左辺に根拠を作りながら、上下にある黒の厚みを消しながら打つのが正解です。
最後の白7も重要です。左上は厚みに思えた黒でしたが、反対に攻められることが心配になってきました。

この図は白が充分満足な布石になっています。





「実戦進行」

実戦は1と伸びました。これは新型定石通りです。
こんなに難しい定石を良く勉強していると褒めてあげたいところですが・・・。
以下定石通りに10まで進み、黒の巨大な模様が完成です。この進行では白の負け碁がほぼ確定しました。

この碁は私の弟子が白番でしたが、定石を丸暗記するだけでは碁は勝てない、という大切ことを学んでくれたと思います。





「1図」

白はまだ実戦のような必敗の図を避ける手がありました。
隅を取りにいかず、左辺の白と連絡してしまうのです。
黒がとても厚く白は辛いところですが、これならまだ先は長い碁でした。




今回の題材で注目してほしいのは定石の一手がほとんど悪手になっています。
反対に定石にない手がすべて良い手でした。
すごく参考になる碁なので、プリントして碁盤に並べながら1図、1図確認をしながら勉強されることをおすすめします。

今回のポイント「定石を覚える事より状況に応じての判断力をつける


PS:囲碁フェスは最高のイベントでした!今年参加できなかった方は次にぜひ参加してみください。

コメント (5)
この記事をはてなブックマークに追加

定石通りが悪いとき。

2010-10-14 20:52:39 | 五段を目指す
今回は布石の問題です!

毎週土曜日、日曜日に院生対局の検討会をしています。この碁は検討会からです。

テーマは「定石通りが悪いとき」です。よく定石を打つと悪いときがあると言いますが、この碁をみると意味が良く分かると思い題材にしました。

「問題」
この局面で白の次の一手は?
ヒント:定石通ほど間違えやすく、素直に考える人ほど簡単な問題です。
(下図ここまでの手順も勉強になるので参考にしてください)





「実戦進行」
左下は新型で最近よく打たれる定石です。黒は7とひとつツケを決めてから9と置き17とカケタ時に7の石が利かしになって黒は中央を厚くすることができます。一方、白もしぼられましたが隅が堅い陣地になり不満がなく互角のわかれです。ただし全局を考慮せず部分的な定石としての話です。





「1図」
実戦進行の白4は定石ですがこの場合は悪手でした。ただちに白は左辺1と開く一手です。以下5まで、左上の黒の厚みを消して実利で白が優勢になりました。
この碁では左上に黒の厚みがありますので白は厚みを消すように、黒は厚みを利用して相手を攻めるように作戦を立てるところです。この局面で大切なのは定石ではなくその一点のみです。





「2図」
実戦進行の黒7も定石ですがこの場合悪手。ここでは1とハサミ、左辺の白を攻めることで左上の黒の厚みが働きます。
以下3まで黒が主導権を握り優勢といえそうです。



問題図も左上の黒の厚みを働かせないのがポイントです。答えは今週末に出します。







コメント (5)
この記事をはてなブックマークに追加

明日はIGOFESTIVAL!

2010-10-10 22:23:28 | 趣味や生活
いよいよ明日は六本木ヒルズアリーナで囲碁フェスティバルです!
囲碁を始めたばかりの方から、上級者までみんなが楽しめるイベントになっております。
新しい碁の楽しみかたが満載ですので興味が少しでもある方にはぜひ参加してほしいです。

詳細はこちら→http://www.igoamigo.com/igofes/index.html

色々まわっていたのもあって更新が遅れてしまい、楽しみにしてくれていた方には申し訳ありませんでした。
根がマメな人じゃないので、気長にお付き合いいただけるとありがたいです。

近日中に布石の問題を載せる予定です。

では、明日会場でお会いできるのを楽しみにしております!
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加