竹清勇の囲碁の宝石箱

普段何気なく囲碁に接している時間。
愛好家の方には上達の宝庫だと思い紹介していこうと思いました。

正しい石の方向を見つける方法 解答

2011-01-22 19:12:22 | 五段を目指す

それでは前回の解答です。

 

黒は1とボウシが良い手です。白2の開きなら黒は3と攻めを続けます。

黒に囲まれるわけにいかないので白4と逃げますが、黒5まで先手で決めて、黒7と打って真ん中に大模様の完成です。

このあと黒は中央に大きな実利ができるか、無理して中央に侵入してきた白を攻めて得することができます。

対して白は3手も左辺にかけたにもかかわらずほとんど実利が増えていません。黒が優勢の局面になりました。

石の方向を考えるときは「地がたくさん増える方から打って相手にあまり増えないほうに打ってもらう」です。

もちろん相手も同じように考えますので戦いが起こりますが、この局面は黒のチャンスだったというわけです。

 

実戦の黒は・・・。

地が増えないほうから白をおいかけて大きくなる可能性のある中央に白を飛ばせてしまいました。

黒が増えた実利は〇印の4目くらいです。上の解答図の中央の大きさと比べれば一目了然ですね。

これがまさに「石の方向が反対だった」という表現になるわけです。

 

今回のテーマ「地がたくさん増える方から打って相手にあまり増えないほうに打ってもらう

序盤どこからいくか悩んだ時はこの考え方を思い出してみてくださいね


次回は「厚み囲うべからず」を解説します。

 

 

 

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正しい石の方向を見つける方法

2011-01-16 23:41:06 | 五段を目指す

皆さんあけましておめでとうございます!

今年も一年囲碁で生活できる喜びをかしめながら試合と普及を一生懸命やっていきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて今回も弟子が良い教材を用意してくれました

今回のテーマは「正しい石の方向を見つける方法」です。

石の方向とは良く耳にされると思いますが、何を基礎において考えればよいのか迷っている方は多いと思います。

今回は石の方向を決めていくうえでとても参考になる問題だと思い、載せてみました。

 

 

私の弟子が黒番です。黒が1とケイマにかけて白が2と受けたところです。

この黒1の手はとても良い手です。その理由は次の手であきらかになるはずだったのですが・・・。

 

問題 :黒番でこの先の展開を考えて見てください。

ヒント :黒1は中央に向かった手です。この手が好手になれば黒は優勢になります。

 

解答は近日中に書きます。

今回もすごく勉強になる局面です。腰を据えてじっくり考えてみてください。

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ケイマのツキダシ 解答

2010-12-30 17:55:52 | 五段を目指す

三日間にわたる子供教室の特訓合宿が終わりました。

3年前、入門くらいから教えていた生徒たちが気がつくと皆有段者になり、感慨深いものがあります。

意外とこういうところで囲碁普及してきて良かったなあと思うんですよね。

 

さて、前回の解答です。

だまって▲にカケツギした後に黒1~3と手をつけていく手が良い狙いです。

 

続いて・・・。

無難に白1と押さえると黒2~6まで隅で生きです。

白地に見えた隅が黒の陣地になって黒大成功ですね。

 

そこで白は・・・。

黒に調子をつけないように白1とツギです。

しかしまだこの形は黒からAとケイマにすべりや黒Bの打ちこみで隅の白地を荒らす手が残ります。

黒は隅にすぐに手をつけていかなくても大丈夫です。白が隅に一手をかけてくれれば一手の得ですので!

 

もう一度実戦を見てみましょう・・・。

この形からでは・・・。

黒1~3から手をつける手しか残りません。

これは残念ながら白に4と飛ばれて隅の黒は生きることができません。

振り返って何気ない、ケイマのツキダシの一手が勝負を左右するほどの悪手だったことが分かります。

 

今回のテーマ「ケイマにはようもないのにちょっかいをださない」です。

何気なく打ってしまいそうな時、一度手を止めて、意味がハッキリしない手なら打たないほうがいいと思います。

 

「追記」

道場と囲碁サロンの大掃除も終わってこれからのんびりできるところです。

今年も一年、色々な方に応援をしていただき本当に感謝にたえません。

自分の生活を振り返ると良いことも辛いこともたくさんありました。

今年を振り返って思うのは、昔に比べて心身ともにずっとタフになったと思います。その点に合格点を上げてもいいかなと思います。

来年も一歩ずつ前に進めるように努力いたしますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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ケイマのツキダシ

2010-12-25 00:37:42 | 五段を目指す

「ケイマのツキダシ」という格言を聞いたことはありますか?

ようもないのにケイマにちょっかいだしたらダメですよ、という格言です。

今回も弟子の碁からです。いい感じでケイマのツキダシを見せてくれました

黒1~3が実戦例です。何気ない進行ですが、黒は悪手を打っています。

 

黒の1は典型的なケイマのツキダシです。(白▲がケイマの形です)

黒はケイマのツキダシをしないで、単に3のカケツギに打てば後からどんないいことがあったのか考えてみてください。

上級者向けの問題ですが、このへんに何か手が残りそう!くらいに気づければ充分です

解答は近日中に書きます。

 

人に言われてから気づいたんですけど、今日はクリスマスイブとかいう日らしいですね・・・

明日は朝から子供教室の特訓合宿です。ハードですが子供たちと共に三日間頑張ります!

 

 

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定石通りが悪いとき 解答

2010-10-17 15:00:59 | 五段を目指す

前回の解答です。

「正解図」
ここは白1、3と左辺に根拠を作りながら、上下にある黒の厚みを消しながら打つのが正解です。
最後の白7も重要です。左上は厚みに思えた黒でしたが、反対に攻められることが心配になってきました。

この図は白が充分満足な布石になっています。





「実戦進行」

実戦は1と伸びました。これは新型定石通りです。
こんなに難しい定石を良く勉強していると褒めてあげたいところですが・・・。
以下定石通りに10まで進み、黒の巨大な模様が完成です。この進行では白の負け碁がほぼ確定しました。

この碁は私の弟子が白番でしたが、定石を丸暗記するだけでは碁は勝てない、という大切ことを学んでくれたと思います。





「1図」

白はまだ実戦のような必敗の図を避ける手がありました。
隅を取りにいかず、左辺の白と連絡してしまうのです。
黒がとても厚く白は辛いところですが、これならまだ先は長い碁でした。




今回の題材で注目してほしいのは定石の一手がほとんど悪手になっています。
反対に定石にない手がすべて良い手でした。
すごく参考になる碁なので、プリントして碁盤に並べながら1図、1図確認をしながら勉強されることをおすすめします。

今回のポイント「定石を覚える事より状況に応じての判断力をつける


PS:囲碁フェスは最高のイベントでした!今年参加できなかった方は次にぜひ参加してみください。

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