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意味がわかると怖い話2535 「バカバカしい」

2017年08月09日 08時12分21秒 | 意味がわかると怖いコピペ

俺は小学校の教師をしている。 
俗に言うベテラン教師というやつだ。 

戦争も終わり、今は昭和38年…… 
まだまだ貧しい家もあるし、家の手伝いでなかなか 
学校に来れない子供もいるが、 
良かった……。 
皆、明るい顔をしている。 

やはり子供は我々よりも長く生きてもらわにゃいかん。 

……そうだ。 
そういや今日、転入生が来るんだったな。 
ふーむ……東北からこっちにか…… 
方言がキツいと苦労するかもしれんが…… 
まあ、大丈夫だろう。皆、いいやつらだからすぐに打ち解けるさ。 


「んなら、先生。うぢのたげおをよろしぐおねげーしまず。」 

「はい。お母さん。ではたけおくん。教室に案内しよう」 

「たげおっ!しっがり先生の言うごどさ聞くんだぞ」 

「大丈夫だぁおっ母。オラきばっでぐるがら!」 


ふむ。予想通り少々なまっているが問題ないだろう。 

そして自己紹介も難なく終わり、どうやらすぐに打ち解けたようだった。 

良かった…… 
まあ、もしいじめなどあったら折檻しているところだがな。 

よし、給食も終わったし、昼休みも終わった。 
あとは午後の授業だけだ。 

それにしても今日は木漏れ日がやけに眩しいな…… 

キーンコーンカーンコーン 

予鈴か。 
さて授業をはじめるかな。 

……ん? 

「どうした。たけお。」 

「先生!ばがばがしぐて やってられません!」 

「……なに?!」 

「ですから、ばがばがしぐてやってられないです!」 

「なんだと!!授業がばかばかしくてやってられない……だと!?たけお!!」 

バキッッ!!! 


俺はたけおを殴った。 


この時代、 
生意気な態度をとるやつは折檻するのが当たり前だった。 
それは子供達の親も理解していた……が。 

殴った衝撃でたけおは頭を打ち、そのまま病院へと運ばれていった。 
幸い軽い脳震盪だったが。 


しかしその日の夕方、たけおの母親が凄い形相で職員室に乗り込んできた。 
俺の名前を呼びながら詰め寄る母親に、校長が何事かと出てきたが、ただならぬ様子の母親を見て、校長室で母親のはなしを聞くことになった。 

「この学校は、ただばがばがしいど言っただけで子供を殴るんか!!しがも病院送りにまでしで!ふざけとるのか!」 

校長「こちらにも非がありました。まことに申し訳ない。……しかしお母さん、普通ばかばかしいなんぞ言われたら……」 

「たげおはなーんも悪ぐね!ばがばがしいもんはばがばがしいんだ!そんで病院おぐりさしで!謝れ!」 


校長「っあんたイカれとるのか!」 
それとも田舎もんは皆そうなのか!」 

「なんだど!我が田舎もんだがらっで!許さねーど!」 

まずい!これではいかん! 

俺は母親と校長をなんとかなだめたが、母親の方は、もうこんな学校に二度とたけおをよこすものかと大激怒して帰っていった。 
そして、校長もろとも引きづりおろすとも…… 

はあ……。まったく…… 


「……あの、どうしたんですか?あの方……転入してきた生徒のお母様ですよね?」 


「ああ……松本先生。」 

この女性は松本先生。 
年齢こそ若いが頭がキレてとても素晴らしい先生だ。 

「はは。今日、転入してきた生徒が午後の授業でばかばかしいと言ったんで折檻したんですよ。まあ、あたりどころが悪くて軽い脳震盪をおこしてしまったんですがね。」 


「……まあ。」 

「そうしたら先程の……。参ったもんだ。最近はああいう親もおるんですね。」 

「……あの……」 

「……なんです?」 

「あのお母様……東北の方ですか?」 

「……?、それがなにか?」 

「……私の母が東北のある村の出身なんですが…… 
……ばかばかしいという意味は……ーーーーー……。」 


「っ!」 


俺は顔面蒼白になりながら校長に先程聞いた話をした。 
すると、みるみるうちに校長も顔面蒼白になり…… 

我々はたけおの家へと向かった。 

しかし我々は塩を撒かれ二度とたけおとたけおの母親に会うことはなかった。 



まあ無理もない。 
後ろから塩を撒いた人物…… 
つまりたけおの父親の姿を見て、我々の教師生活は終わりを告げた事を理解した。 

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