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大河ドラマ 龍馬伝 第34回 「侍、長次郎」

2010年08月22日 18時55分45秒 | テレビのつぼ
長次郎は決して自らの意思で切腹した訳ではない。
・勝手に社中を辞め、海外密航を企てた
・社中の資金を横領した
との罪により、社中の隊士により
切腹を言い渡されたのである。

それにこの資金も長州藩主毛利敬親から
功労に報いる為の恩賞として近藤長次郎に与えられたもので
それを亀山社中に入れなかった事が盟約(ルール)違反であるという事である。
だから「社中の資金を横領した」に関しては否定的な意見もある訳。

ただ横領の件はどうであれ
沢村惣之丞が一同を代表し、
「およそ事の大小となく互いに相談してこれをおこなうのが社中の盟約であり、
この盟約にそむく者は割腹してその罪を謝するという明文がある。
不幸にして社中にしてその人がいる」
として切腹を迫った事については(当時としては)至極当然の措置であり
長次郎はもはや逃れらないと観念し、
「いかにも盟約の如く割腹して諸君に謝罪する」
と隊士が設けた席で切腹したのである。

「己が居ったら殺しはせぬのぢゃった」
と後にお龍に語った龍馬の言動は、あくまで個人的な感情。
「術数あまりあって至誠たらず。上杉氏の身をほろぼすゆえんなり」
と手記に残している通り
隊士達が執ったこの措置に対しては
何ら非難はしていなかった筈である。
(龍馬の判断により切腹させた説もあり)

福田靖という自分に酔った
分をわきまえぬ文章書きのせいで
近藤長次郎の死の意味合いが本来の物から捻じ曲げられてしまった。
これでは大浦お慶ととも小曾根家の墓地内に眠る長次郎も浮かばれない。

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《追記》
異説として
「長次郎を密航させる為に、切腹した事にした」
なんて、ちょっと良い話も。


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