つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

これからの正義の話につきあってみた

2010-06-30 | Weblog(未分類)
今流行の「これからの正義の話をしよう」を読んでいる。哲学の本だと思うが、経済学や政治学の本なのかもしれない。学校時代に習ったベンサムの功利主義とか最大多数の最大幸福とか、言葉だけしか知らなかったのだが、内容が実例をあげて比較的わかりやすく説明してある。

たとえば、台風の後に1袋2ドルの氷を20ドルで売ることは正義かどうかということである。一般的には便乗値上げとして非難されるだろうが、これにより氷の消費が抑えられ、一方で業者の増産や他の地区からの参入を促すため、社会全体の利益になるという考えもあるという。要は、正義をどう解釈するかにかかっているようだ。

恥ずかしいことだが、この本を読んでからというもの、たとえば証券会社の破綻とか、経済格差とか、こども手当とかの話題になると、ああ、これはベンサムならこう考えるんだなとか思うようになってきた。すなわち、今までもっとも役に立たないと思っていた哲学が、実は大変役に立つことがわかったのだ。それから、忘れてはならないのは、この本の効用はもう一つあって、こんな知的な本を読んでいるという自分に酔うことも十分可能である点だ。

現代では、大学でもビジネススクールに代表されるように実学がもてはやされ、哲学などのリベラルアーツは役に立たないものとして軽視される傾向にある。昔はたとえば経営学部など、あれは実学だからと軽視されていたように思うが今は逆である。

この本は一見役に立たない学問の魅力を教えてくれた。ちなみに、この本の内容はNHK教育テレビの「ハーバード白熱教室」で放送されていたようだ。1回見ようと思って録画したのに、なんかなじめず消去してしまった。残念なことをしたものである。再放送ないかな。

映画「レイルウェイズ」を見て思う

2010-06-27 | Weblog(未分類)
レイルウェイズを見た。副題どおり、49歳で電車の運転手になった男の話である。大手企業のエリートが、工場のリストラなどを会社から命じられたことなどがきっかけで、仕事優先の自分をやめて会社に辞表を出し、子どものころの夢を実現するために、故郷の島根県の一畑電車の運転手になるのである。ストーリーとしてはありがちな話だが、それなりにおもしろかった。関係ないが娘役の本仮屋ユイカもいい。

それはそれとして、この映画、もともと「BATADEN」というタイトルだったということもあり、一畑電車の映像がふんだんに出てくる。宍道湖北岸を通り松江や出雲大社を結ぶ私鉄だ。乗ってはいないが見たことはある。映画では、美しい宍道湖をバックにオレンジの電車が走るシーンが印象的である。

ほかにも、島根県の風景がたくさん出てくるし、エンドロールを見ても、ロケ地や協力として島根県の地名や企業などがたくさん出てくる。島根にとってすごいPRになっていてうらやましい。聞くところによると、監督が島根県出雲市出身で、しかも鉄ちゃんだかららしい。島根Uターン映画だ。

これが福井だったらすばらしかったのだが。別にあの映画のロケ地は福井であっても全然かまわないような気がする。黄金色の坂井平野や新緑の九頭竜川沿いを走るえちぜん鉄道もきっと絵になるはずだし、最後は三国祭のカットで閉めれるはずである。福井出身の監督って、いたはずだよね。(写真は、「えち鉄」です。)

携帯電話を買い換えてしまった

2010-06-24 | Weblog(未分類)

あれだけ悪口を言っていたにもかかわらず、携帯電話を買い換えてしまった。アマダナ・ケイタイ(N-07B)が出たからである。前身のN-04Aのときから欲しかったのだが、安くなったらと思っているうちに安くならず、しかも在庫もなくなってしまったのであきらめていたのだ。(写真はドコモのHPより転用)

美しく、落ち着いた質感もいい。しかも思ったよりは安かった。いらない機能もたくさんあるが、まあ使わないでおけばいいということで。アプリが突然起動したりして、うっかりして勝手にパケット通信すると高くつくが。

ところで、ケイタイの2年縛り契約をめぐって訴訟が起こされている。使用料が理由もなく半額になる代わりに途中で契約すると法外な違約金を請求されるアレだ。新聞記事だけでは主張の趣旨がよくわからないが、違約金が解約により通常生ずべき損害を超えているなど、消費者に不利な契約であり、法律違反であると思う。

ウチでも半額にひかれてやむなく家族割を使っているが、2年契約の更新時期や端末の更新時期が合わないため、なかなかまとめて他社にお引越しとはいかない。このシステム、囲い込みにはきわめて有効で、うまく考えたものではある。

えちぜん鉄道・福井鉄道相互乗り入れ

2010-06-22 | Weblog(未分類)
懸案であったえちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れの話が少し進んできたようだ。とりあえず、福井鉄道が新田塚あたりまで乗り入れ、その後、えちぜん鉄道が越前武生まで乗り入れることになるらしい。

前者はともかく、後者はちょっと話が違うのではないか。当初の構想では、えちぜん鉄道の乗り入れは福井市南部の江端あるいはベル前までであったはずである。相互乗り入れにより市街地区間の運行回数を増やし、乗客を増やすことが目的であったのだ。

えちぜん鉄道が越前武生まで乗り入れるというのは一見便利に見えるが、その分福井鉄道の電車が間引きされるのは目に見えている。福井鉄道沿線では違う形の電車が走るだけで、たぶん今と何も変わらないことになる。だまされてはいけない。

現在、福井鉄道は昼間毎時3本の運転(これはローカルにしてはすばらしいことだが)であるが、これを江端またはベル前、できれば浅水まで毎時2本増やしてほぼ12分ごとにし、えちぜん鉄道は昼間毎時2本だが、新田塚まで3本増やして同じ運行回数(あるいは1本は松岡まで)にする。そうすれば飛躍的に便利になり、乗ってみようと思うだろう。

えち鉄、福鉄全線でこれができればすばらしいが、今どきそんなことができるはずもないし、そもそも単線区間が多く無理だろう。市街地区間だけでもなんとか実現させてほしい。

カナダからの手紙~1億円当たりましたとさ

2010-06-20 | Weblog(未分類)
カナダからエアメールらしきものが届き、中を開けてみるとなぜか9450万円当たったとのこと。

「特賞賞金金額94,500,000円全額が監査の上、支払が承認されました。この支払金額は保証されているのです。ですから、あなたが当選資産ID番号としての番号******が記載されている下記用紙に記入・署名し、弊社がその用紙を受け取りましたら、次のような銀行小切手を、規則に従い無料で(住所)宛にお送り致します。
<<○○様に94,500,000円のお支払!>>
追加ボーナス配分:あなたには更に、タイガーアイとクリスタルのブレスレットをあなたからの承認を得て迅速にお届けするための許可が下りました。
○○様、94,500,000円は当選者へのお支払が100%保証されています。しかし、あなたから2010年7月1日までに記入・署名済の当選用紙を受け取らない場合には、94,500,000円、またはタイガーアイとクリスタルのブレスレットをお送りすることは決してできないのです。」(いつのまにか「または」になっている。)

そして、「資産承認用紙」という返送書には、「□はい、当選者と承認されたら94,500,000円を私に送ってください。□はい、私は一度限りのエキストラボーナス配送料金3,000円を送ります。」となっている。支払い方法は現金!を封筒にいれて送るか、クレジットカードの番号を記載するかのどちらかのようだ。

読んでもあまり意味がわからないが、これだけ手間をかけて3000円ずつ集めても割に合わないと思う。この仕組みを勝手に想像すると、1億円もらおうと思って3000円を払い込むと、1億円は(当然)抽選で外れ、3000円はブレスレットの送料に充当され、「素敵な」ブレスレットが送られてくる。そしてブレスレットの代金は別途請求(クレジット番号を書いた場合は自動的にチャージ)されるということではないだろうか。

しかし、この詐欺(と断定するが)、考えすぎていて手が込みすぎ、どういうふうにだまそうとしているのかがよくわからない。そして、この詐欺が最も致命的なのは、いったいもらった人に何をしてほしいのかがわかりにくいことである。せっかく1億円当たったのにどうしていいかわからないのはなんとも残念である。だれかだまされた人、教えてください。

ビジネスメールのマナーとは

2010-06-17 | Weblog(未分類)
ビジネスのメール、それもおおむね社内メールの話だが、内容は別として、形式でストレスがたまるメールがある。

まず、タイトル(件名)が意味不明なもの。毎日多くのメールが来る中で、タイトルである程度は推測がつくようにしてほしい。メル友ならば、「おはよう」でも「元気ですか」でもいいと思うが、ビジネスではそうは行かない。無題は論外だが、「お知らせ」とか「○○様」とか「○○です」などというものがある。あて先と発信者は別に情報があるのだから件名に書いても何の意味もないと思うが。

次に、添付ファイルを見ないと内容がわからないもの。添付ファイルを読ませることが目的であるものを除き、添付ファイルを開けるのは時間がかかるのでなるべく本文だけで用が足りてほしい。添付ファイルが複数あって初めにどれを開けていいかわからないものまである。

本文に書ききれなくてもある程度概要だけでも書いてもらえると、添付ファイルを開ける必要があるかどうかが大体わかる。ひどいのになると、会議の通知でも「別紙のとおり開催します。」ってだけ書いてあって、添付ファイルに日時、場所が書いてある。そんなものは本文に書けばいいのだ。そもそもみんながワードやエクセルを持っているわけでもない。

ということで、そもそもビジネスのメールというだけで読むのにテンションが下がるのだから、形式だけでも気をつけましょう。

ワールドカップ番外編~実況中継のあるべき姿

2010-06-15 | Weblog(未分類)
福井とはまったく関係のない話題であるが、ワールドカップの日本対カメルーン戦をNHKテレビで見た。重圧の中、辛抱して勝ち点を取った日本チームには敬意を表するが、それにも劣らず尊敬に値するのはNHKのアナウンサーの実況がちょうどよいテンションであったこと。

大試合に興奮しすぎることもなく、逆に醒めすぎることもなく、ゴールシーンや危機一髪のシーンでも感情をセーブしながら的確な表現を繰り出すのは、まさに絶妙なパス回し、「冷静と情熱のあいだ」という実況であったと思う。

民放では盛り上げようと思うのか自然な感情なのかわからないが、アナウンサー自らがやたらテンションが高く、解説者も解説もせずに騒いでいるだけというのも多い。まあ、それはそれで楽しいこともあるのだが。

たまに、プロ野球中継の第2音声で、実況も解説もなしで野球場の音だけというのがあるが、とてもとても新鮮である。といっても、南アフリカでやっても例のあの音しか聞こえなくなる。日本の技術で逆の波形をミックスして音を軽減してほしい。

福井市南部限定パン屋さん事情~はちの子

2010-06-13 | Weblog(未分類)
休日の朝など、たまにパンが食べたくてパン屋に行くことがある。これまで、ポレポレとかレ・プレジュールとかに行っていたが、新しく「はちの子」というパン屋ができたと聞いたので行ってみた。

これまで福井でもわりと評判のパン屋はいくつかあったが、ここは一軒家風?の建物がリゾート風の壁で覆われ、パン屋さんっぽくない。できる前からどんな店か気にはなっていたのだが、どちらかというとレストランのようである。今ネットで調べたら、昔あった「みつばち」という会社が経営している。

中は明るくてかなり広く、オープンキッチンのようにパンを作るところがよく見え、なかなか斬新である。外側の壁を見て最初はリゾート地のプール風と思ったが、どうもテーマパークのアトラクション風を狙ったものらしい。具体的には言えないのだろうが、店名からも袋からも店員のコスチュームからも間違いなくくまのプーさん(笑)。

パン評論家ではないのでパンの味はうまく表現できないものの、もっちりとしてとてもおいしい。スペイン石窯パン酵母というふれ込みである。パンを買うと無料でコンソメスープが飲めるので、ちょっと得した気分である。某店ほど値段が高くはないのもポイントである。

ところで、きょう発見したのだが、越前花堂駅近くに「トランタン」というパン屋も新しくできていた。福井はもしかしてパン屋さんブームなのか。

ふくいふるさと商品券を買わせていただきます

2010-06-10 | Weblog(未分類)
福井県内でもふるさと商品券が発行されることになり、福井市では福井商工会議所が実施している。1万円で1万1千円分の商品券と交換できるのだが、あらかじめ申込みが必要で、申し込んだ人の中から抽選で引き換えの権利がもらえる仕組みだ。

それはそうと、その申込み方法というのが、なんと今どき往復はがき限定である。しかも、往復の切手代はお客様負担とのこと。結果的に1万円が1万900円にしかならないし、ケチな話だが外れれば100円丸損である。

インターネットやケイタイが普及しているのだから、だれが考えてもホームページやメールで申し込むのが普通だろうし、ケイタイの画面を見せれば引き換える仕組みにすることも簡単にできるだろう。買ってほしいのかいらないのかわからない。

結果的に当選したのだが、商品券の引き換えは1日だけ近くの(勝手に指定された)ショッピングセンターで行い、その日に来れなければ10日以内に商工会議所まで来いとのこと。しかも、はがきには「様」もついていない。

おまけに、この記事を書こうとしてネットで調べようとしたのだが、検索してもまともに出てこない。これでは参加店舗がどこかもわからないではないか。今どきお役所でもあまり類を見ない殿様商売である。あ、お役所そのものだったか。

まちなかにTVゲーム図書館出現

2010-06-08 | Weblog(未分類)
福井駅前の「えきまえKoocan」に、まちなかTVゲーム図書館というのができた。「えきまえKoocan」というのは、もともと駅前に立地していたスーパーが撤退し、巨大な空きビルとなったところに、駐輪場とサロンのようなものをとりあえず作ったようなもので、名前のとおり巨大な空間である。

その一画にTVゲーム機を5台置いて、無料で自由に遊んでもらうことにしたらしい。その機種というのがネオジオ、セガサターンなど懐かしい機種ばかりで、ソフトは職員や市民の寄付で集めたらしい。

中を紹介すると、会議用のテーブルにゲーム機がちょこんと乗せられており、椅子も会議用パイプ椅子。モニタは今どきブラウン管テレビである。

街づくりのために何かやってみようという前向きの気持ちには敬意を表するが、何もかもがトホホ感にあふれている。あえてウケを狙っているのなら大したものである。まあ、古いゲームをするのに支障はないし、むしろ雰囲気も出るだろう。

ちなみに、このゲームセンター、閉館時間は6時(午前ではなく午後です。)で、たぶん日本一早い。きわめて健全な若者のたまり場を目指しているようだ。