ドクター雨仕舞い

「住まいの雨仕舞い」 お客様の夢の住まい創りの一端を担うプロのノウハウ。住まいの大敵-雨漏りを防ぐために頑張ります

雨漏り可能性 フラットルーフ立上がり

2007-08-31 | 住宅雨漏り事例 屋根
フラットルーフは最近流行の屋根形状ですが、水を流すことなく、受けるわけですから、雨漏りしやすい屋根であることは、間違いありません。

その上に立上がり小壁が取り付けてあります。

水が溜まるところに、更に取合いとして、立上げ小壁を設けるわけですから、極めて危険な部位といえます。


品確法でいう保証期間は10年間です。
住宅会社の指定する有償点検ならびに、有償メンテナンスを実施すれば、さらに、保証期間は5年間延長になります。


10年以上にわたって、この屋根で雨が漏らなければ、素晴らしいことです。
よほど施工がよかったといえるしょう。
しかし、施工には何らかのバラツキが生じますので、この屋根は設計上の問題です。

デザインと雨漏りの優先順位です。
より川上で阻止しないと、現場では頑張るしかありません。



これからは、ドクター住まい へ




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2 コメント

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雨漏りに住むことの屈辱 (tama)
2008-06-14 15:18:28
はじめまして。注文住宅の新築に住んで4年近くなります。住んだ数ヶ月から窓枠からの雨漏りに悩まされてきました。家を建てた工務店に毎回、雨漏り箇所を特定してシーリングをしてもらっても、大雨ごとに別の窓枠から雨漏りが発生するんです。4月の大雨台風の翌朝、嫌な予感がして、雨音をたどっていくと・・・やはり、最後に雨漏りしていた場所からの音でした。うちは、ぞくに言うフラットルーフなんだということが、このブログを拝見させてわかりました。
工務店の担当の現場監督が辞めたとのことで、違う現場監督が担当者になり、初めて雨漏り業者をいれての修理となりました。今まで、直したはずの4箇所すべてから、室内の窓枠から水が垂れる始末で。精神的なショックで身体の震えが止まらなくて倒れそうになりながら応対をしました。そのときに怪しい箇所もシーリングしたのですが。先月の大雨で、また、同じ場所からの雨漏りでした。しかも1年に1度、行く前日に・・・。当然、家族は、暗い気持ちのまま出発を余儀なくされる破目になりました。
二度目の雨漏り業者の雨漏り箇所の特定をしていたのですが見つからず・・・。
わたしたちは、1日貴重な休日を用意していたのに、雨漏り業者の連れの方がそのひ具合が悪いところを無理やり引っ張ってきたのもあって、退散していきました。後日、責任をもってやりますといいのこし・・・。そして、本日、午前9時~の3回目の雨漏り特定をしておりますが、まだ、原因が見つからずじまいです。立替を希望しているのですが、無理でしょうか?シーリング効果は、3~5年と聞いていて、何年かした大雨迄毎回びくびくした日常を送らなければいけないのかと思うと、生きている心地がしません。幼児がいるので安心して幸せに暮らしたかっただけなのに・・・。いろんなところに相談しに行きましたが、所詮、人事で。ワラをもすがる気持ちでこちらのブログを拝見させていただいております。どうしたらいいのでしょうか。アドバイスをお願いします。
住まいの雨仕舞い (玉水新吾)
2008-06-16 22:58:23
tama様

メールいただました。
返事が遅くなり、申し訳ありません。
雨漏りで悩む方が多く、残念です。
現場での雨仕舞いの難しさです。

雨の浸入口の確定は難しいです。
散水試験を繰り返しますが、短時間ではでてきません。
相当時間散水して、やっと出てくる場合もあります。
当然、1個所とは限りません。
多数箇所から、複合原因で雨漏りすることもめずらしくありません。
時間をかけてでも、原因の特定をすることが最重要課題となります。
急いで、対策を講じても、再度の雨漏りということはよくあります。

ただ、シーリングのみで、雨漏りを止めるのは不可です。
根本原因を見つけて、例えば、外壁をめくって手直しをするなどが必要です。
その後に、大雨でも漏らなかったら、シーリング施工です。

雨漏り箇所が多数あるということは、雨漏りに対しての施工が悪く、他にも問題箇所がある可能性があります。
施工業者と話し合い、根本原因の特定に注力してからでも遅くはありません。

「ドクター住まい」というHPを立ち上げています。
その中のドクター雨仕舞いを見ていただくと、多くの事例を載せていますので、参考になさって下さい。