Stahlgewitter2016

ベルリンへの日々

執筆の日々

2017-06-14 10:03:13 | 日記
 ベルリンの日々が近づいている。ブログを再開した際、ベルリン行への日々の出来事を綴り、そのままベルリン滞在日記に移行させるつもりだった。しかし、レーニン像の解体について文章を書いてから、東ヨーロッパの「忘却の政治」をテーマとする文章を書くブログになってしまった。さしあたりそのテーマで書きたいことは書いたので、本来の姿に戻そうかと思っている。
 さて、近況は、ある本の執筆の日々である。先日、編集者と話した結果、今年の年末か来年初めの刊行ということになった。
 その本を書いていて、いま痛感しているのは、というか、本を書いていて困るのは、自分が成長してしまうことである。もちろんそれはいいことなのだが、ある程度時間をかけて書く本の場合、どうしても最初に手掛けた部分が、書くことを重ねた自分から見ると物足りなくみえてしまう。書き直したり加筆したくなる。できれば初めから新たに書きたくもなる。しかしそういう時間はないし、仮にやったとしても、また自分の成長がその新たな原稿の初めの部分を物足りなく感じさせるだろう。比べるのもおこがましいが、新約聖書の個人訳(そう遠くない時期に出るであろう黙示録をもって完成する)を進めておられる田川建三先生も同じことをおっしゃられていた。
 過去に書いた文章の寄せ集めではない、書下ろしの本を書く訓練はまさに本を書くことでしかできない。その中で、自分なりの工夫でよりよくなるようにするしかないのである。
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