Stahlgewitter2016

ベルリンでの日々

開始のハードル

2017-06-28 23:59:00 | 日記
 ヒルティ『幸福論』(岩波文庫)をビジネス本的な仕事論として読むことは、かなり知られているだろう。仕事で最もハードルが高いのはそれを始めることだから、ともかく始めよ、思い切って着手せよ、というくだりがその中でもしばしば引用される箇所であろうか。
 たしかに執筆も、パソコンの前に座り、書き始めるまでがいやでいやでたまらなく、書き始めのハードルがともかく高い。もちろん書き始めればあとは円滑に進むというわけではないが、書き始めるまでが大変というのは、日々実感していることである。
 自分では、書き始めるそのハードルをどうクリアしているのか。
 よく言われるのは、前日に、キリのいいところで仕事を終わらせず、途中でやめ、翌日はその途中から始める、という方法である。しかし、キリのいいところで終わらせたいという欲求が強い自分には合わないし、かりに途中で終わらせても、翌日は、その続きから書けることは少なく、中途半端感から、前日に書いたところをもう一度検討し始めてしまう確率が高い。
 自分にとって効果的なのは、あまり大切ではない書類などの文章を書くことである。たまった雑用が片付いて気持ちがいいし、キーをたたくリズムのようなものが出来上がる気がする。今日も、午前と午後のほとんどの時間、執筆を行っていたが、どちらも初めは事務的な書類を書いた。
 しかし、執筆開始を妨げる最大の障害は、パソコンでいろいろなサイトを見てしまうことである。だから、ある程度時間を決めて、気晴らしに見ることをむしろ取り入れるほうが結果として効果的のようである。
 「ネットでなんと無駄に時間を使ってしまったのか」というのは現代人のかなり共通の後悔だと思われる。今、あまり禁欲的にならない方がいいということを書いたが、実際にはネットによる時間浪費を必ず防ぐことができる方法は、少なくとも自分にはない。自分は、その種の後悔から自由になってはない。たぶん、これからもそうだろう。
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