シュガーズキッチン

大分市内で料理教室を開いている、シュガーズの普段の食事&おやつ・・

かんぽの宿 料理コンテスト“第6回グルメアワード”

2016-05-25 17:57:39 | 料理教室
今日は教室をお休みして水郷日田へ。
かんぽの宿の料理コンテスト“第6回グルメアワード”に出席するためです。
今回、私は審査員の一人として御呼ばれされました。

全国51か所のかんぽの宿がその技を競い合う料理コンテスト。
8地域に分かれて、全国大会への切符を決める大事な地域大会です。

九州地域からは、北九州、柳川、別府、日田、阿蘇、日南。
料理人が創意工夫をされた、コース料理のメインになる一皿の頂点を決めます。
今年の秋のキャンペーン期間中にそれぞれのかんぽの宿で実際に提供されるメイン料理です。

会場には一般審査員のお客様が50名ほど。
私はステージ前に審査員として席を頂き、大変恐縮。。。



審査員一人一人が簡単な挨拶をして、薬膳の方の講演を聞いて(これがすごく分かりやすく、思わずメモる)
試食の開始です。


まずは、かんぽの宿北九州より。
秋の海鮮と野菜のバジルソース炒め。
蟹・海老・帆立。美しく盛られた野菜たち。。。
玄界灘に沈む夕日を見ながらこのメインのお皿を頂けたら、どんなに至福の時か・・と妄想。
最高の贅沢を味わえる癒しの時間になること間違いなし。
お味もバジルソースが爽やかで、運ばれてくるときから香りを楽しめました。


お次はかんぽの宿日田。
小鯛山芋ケンチン焼き。
柚子胡椒の香りと、きくらげやきのこの食感。
小さな鯛の中に日田の美味しさをぎゅっと詰め込んだ逸品。
ピンクの器の中のイチジクのゼリーが愛らしく、女性ウケすること間違いなし。


かんぽの宿柳川
くっぞこ(舌平目)の海苔香味揚げ。
さかな君が、ギョギョ!!と言ってくれそうなビジュアル(笑)
見た目のインパクトとは違い、大変繊細な味・仕事。
舌平目を3種の具と海苔で巻いて揚げて、生海苔のたれをつけて頂きます。
有明の海の幸を上手にまとめた逸品。
骨せんべいがポリポリと美味しく、ビール片手に頂きたかった!



かんぽの宿別府
関鯖と旬野菜の溶岩焼き 3種の変りダレを添えて。
蓋をあけると関サバと秋の野菜たち。
明けた瞬間にいい香りが辺り一面に広がっていきます。
溶岩プレートの上で焼かれた、脂ののった関サバを炙るように焼き、3種類のたれで頂きます。
柿と玉味噌、柚子塩、ポン酢。
3つの味を楽しめるのが嬉しい。


かんぽの宿阿蘇
阿蘇はしばらくの間避難所として地元の方たちに開放されてたそうです。
食料も別府や日田など他のかんぽの宿が協力して物資を運んだり、かんぽの宿一丸となって復興への手助けをされてたそうです。
今は休館されてますが、6月中旬には営業再開を考えてらっしゃるそうです!
メッセージの紙をあけると・・・

秋の恵み 阿蘇カルデラ焼き
お芋や銀杏など秋の味覚を代表する野菜や、熊本といえば赤牛。
葱を赤牛できれいに巻いて、それを牡蠣の土手焼きのように味噌をのせた陶板で焼きます。
そのまま味噌をつけて食べるのではなく、これがびっくり。トマトの御出汁をじゅわ~~~と陶板に注ぎます。
今回の、このグルメアワードのテーマが“五感で楽しむ料理”。
その五感を存分に味わえる一皿です。
焼き味噌の香ばしさが食欲そそるし、自分好みの濃さに味付けできるのもポイント。
早く復興したい、またたくさんのお客様に来てもらいたい、、、料理長の思いを感じるメイン料理でした。


かんぽの宿日南
伊勢海老のロース煮、日南に秋の賑わい
何ということでしょう。。。昼間から贅沢すぎます(嬉)
ぷりぷりの伊勢海老の身を大きく煮てあり、食べごたえあり。
盛り付けも日南の海をイメージして、白い泡とグリーンの泡を添えて。
日南への郷土愛を感じるメイン料理。
伊勢海老、ご飯にのせて食べたい味!


こういう大会が開かれることで、それぞれの宿の団結力が生まれ、相乗効果で新たな創意工夫が生まれ、宿自体が向上していく。
どのお料理も、私なんかが点をつけてよいものか申し訳なく、甲乙つけがたい、という言葉意外に何も思いつかない。
別室で、審査員五人で多数決で優勝者を決めます。


このお料理を作った料理人の皆様。
緊張の面持ちで、お客さま特別賞(一般審査員が選ぶ賞)と優勝者の発表待ちです。


お客さま特別賞は・・・

かんぽの宿日田の小鯛山芋ケンチン焼き!

ロビーを通る度に、地元の方たちが温泉に入りに来てて、それに対する宿の方たちの対応が、とっても感じがよい。
気さくでいて、丁寧な対応ぶりに、かんぽの宿日田は、地元の方たちに愛されてる宿なんだな、と感じました。



優勝は、かんぽの宿阿蘇の秋の恵み 阿蘇カルデラ焼き。。
どのお料理もとっても美味しかったのですが、今大会のテーマ、五感という面では断トツでした。
お世辞なしで、これならきっと全国大会で優勝できる料理だ、と確信しましたよ。

今回このようなイベントに審査員として関わらせていただいて、自分の勉強にもなったし、これだけのプロの方たちが、さらなる向上心を持って、新しい料理を考えて挑戦してらっしゃることに、大変刺激を頂きました。
かんぽの宿の皆様、イベント関係者の皆様、一般審査員の皆様、特別審査員の皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました!!


このお料理は、2016年度秋期キャンペーン期間中、秋期宿泊プランのメイン料理の一品として、それぞれのかんぽの宿で実際に提供されるとのこと。
それぞれの宿でそれぞれの景色を眺めながら、これらのメイン料理に舌鼓を打つ。。。
どこのお宿に行こうか悩みますなぁああ。

かんぽの宿では、2016年7月16日~8月31日夏休み期間に妖怪ウォッチ グッズが当たるキャンペーン「ゲラゲラ湯遊記」を実施するそうです。
夏休みは、かんぽの宿に泊まってヨーカイ(笑)








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