こんにちは、信です。
白馬大雪渓から白馬岳のこの山行、もう4回目に入りました。
もう季節は夏至、72候では第二十八候 乃東枯(なつかれくさ かるる)になりました。
【夏至】
冬至とは逆に、一年でいちばん昼が長く夜が短くなる時期。
梅雨の盛りでもありますので、気温の面ではまだ真夏という感じはしませんが、日照時間はこれから冬に
向かって少しずつ短くなっていくのです。
【乃東枯】
乃東(だいとう)または夏枯草(かこそう)の異名をもつ植物「靫草(うつぼぐさ)」は、毎年冬至の頃(十二月)に
芽を出し、夏至の頃に枯れます。これから真夏にかけて、野山ではいっそう木々の緑が深まり、色鮮やかな夏の花も
開花しようという時期なのに、ひっそりと枯れていくめずらしい花に心を寄せた、古人の自然へのまなざしを感じさせる
言葉です。("くらしのこよみ"から)
ウツボグサはこれ。森林公園に咲いてたものですが、谷川岳にもありましたね。
さてPM15:10 ようやく稜線に上がって白馬山荘に向かいます。
旭岳と稜線の案内板。
もう少しです。
この絶景を背中に受けて
さすがにこの時間では雲が湧いてきました。
このオジサンは稜線上で、どっかり座って劔を穴のあくほど眺めてました。
渋い地下足袋ブーツでした。
ウルップ草です。明日の朝、またゆっくり撮ることにして
早く山小屋へ行きましょう。
チェックインを済ませ、外へ出ると
空は青いですが、さすがに雲が湧いてます。
明日はどこまで行けることやら
ベンチで腰かけてたら、イワヒバリが隣にいました。
トリミングしてみました。
この後、エビスビール500で迂闊にもコックリ船漕ぎ。
夕食直前まで微睡んでいました。
夕食後、外に出てみました。(残念、夕食の絵を撮るのを忘れていました)
もうPM18:00を過ぎているのに、まだまだ明るい。夏至の夕方です。
雲が多く丸山の向こうの劔岳も霞んでいます。
陽が傾いています。
少し雲が落ち着いたでしょうか。
まだ陽が沈むには時間がありそうです。
登ってみましょう。
気温は13℃もあります。
東の空に夕月。
明確ではありませんが、白馬岳の影が白馬の街に伸びています。
日本海に夕日が輝きだしました。
ちょうど旭岳の真裏です。
登山道わきの草叢。黄金色に輝いています。
オヤマノエンドウが紫に輝いています。
山頂に着きました。劔岳もここからだと雲間に浮かんで見えます。
越中毛勝三山。
そのまま歩きたくなるのを、必死にこらえた雪倉と朝日の嫋やかな稜線。
昨年はこっちから歩いてきました。
小蓮華山です。サラ・ブライトマンの"Stand Alone"のピュアな歌声が頭の中で聞こえました。
雨飾から焼山、火打、妙高、そして雲から唯一頭を出す高妻山。
真下に白馬尻の青い屋根が見えます。
その真上に浮かぶ月。
南へ向けると白馬鑓の左に、唐松、五竜、鹿島槍、そして蓮華、針ノ木がぼんやり。
浮き上がる劔。
さて日本海に夕日が照らされて
壮大な夕陽劇場の幕開けです。
その劇的な天体劇場はまた次回に。
それでは皆さま、ご機嫌よう。
杓子から白馬槍に続くアルプス後立山縦走路
。青空に白が効いてますね
1枚目の劔はなんと言えぬかっこいい姿
たまりませんね
白馬山荘 毎回通過のみ
閑散期にぜひ泊まってみたい山岳ホテルです。
御来光が楽しみです。
雲のない快晴空もいいですが、絵筆でさーっと引いたような雲があるブルースカイを背景に、でーんと座った山容・・あ、白い雪も残っていて・・地下足袋のおじさんならずとも、心に刻んでおきたいとずっと眺めていたくなるでしょう。
あまり拡大せずに、自然に撮り収めたようなシーンが素晴らしいです。
それほど条件は整いませんでしたが、やはり2,900mの座席。
存分に楽しめました。
ご来光はその後にお送りします。
楽しんで頂けたら嬉しいですね。
hp拝見しました。良い山ですよね。
私は恥ずかしながら仙ノ倉はパスしました。
今度、山ノ家に泊まって早朝からあの素晴らしい稜線を歩きたいと思っています。
今回、大雪渓は最初から最後まで青空でした。
日頃の行いは自慢出来たものではありませんので、多分同時刻に歩いた方々の中に猛烈な晴れ男、晴れ女がいたに違いありません。
地下足袋オジサンは稜線で石のソファーにどっかり腰を下ろして、眼を細めて立山・劔を眺めておいででした。
気さくな方で山小屋でも何度か声を掛けて頂きました。また会えるような気がします。