信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2017/01 The 信州 in Winter №1 ~飯綱山に登る~

2017年01月09日 | 北信五岳

お早うございます、信です。
この三連休の初日、行って来ました大信州。

スタートはお馴染みのこの光景。
我が家の前の駅へ向かう道、これから夜が明けるAM 6:20。




大宮で新幹線はくたかに乗換え、一路長野へ。

この日は三連休の初日。スキー客で車内は大混雑。
結局、座れたのは上田を過ぎてから。





懐かしい長野の街並みです。




私の到着を待っていたかのような大快晴。
でも放射冷却で空気はキーンとしています。



駅前のホテルの横に、村田製作所の温度計が新設されてます。



これまでの長野都市ガスの温度計と、微妙に違うので混乱しそうですね。

さてすぐに戸隠へ向かうバスに揺られて45分。
飯綱山登山口BSで降ります。



ここは標高1,130m 標高差700mを詰める山旅の開始。
意気揚々と登山口に向けて歩き出します。





いつ来ても美しき杜です。



少し登り坂になって来たのでチェーンスパイクを装着。



ここから神域に入ります。
真直ぐに飯綱山のPeekが見えます。




登山口の駐車場には10台くらい。
さすがに長野市民山ノボラーは朝が早い。





AM 9:40 この距離と時間の差は如何ともしがたい登山口。



雪をいただく狛犬に、思わず武者震い。
  


飯縄大明神の鳥居を潜ります。



この山は戸隠と並んで、古代からの修験道場。
開基は西暦270年、全国の飯縄権現の惣社です。

飯縄山の名称は、「飯砂(いいずな、飯のように食用となる砂の意)」に由来し、信州で局地的に見られる菌類・藻類など
微生物の複合体、「テングノムギメシ」(天狗の麦飯)のことを指す。かつては同山中に生息していたが現在は絶滅した
ともいわれる。凶作の時に飯綱三郎天狗がこの飯砂を配り人々を救ったという伝説がある。(Wikipediaより)
飯縄山とも飯綱山とも呼ばれています。




しばらく歩くと奥宮一の鳥居が現れます。



ここまでコンデジG7X、ここからイチガンを出しました。

今年はこれも稀な小雪。



バスで上がる途中の飯綱スキー場も雪不足。



登り始めて15分、第一佛 不動明王です。



隣に十三佛の謂れが書いてあります。



私のお袋の命日が11日なので、その弔いを兼ねて登ることにしましょう。

そういう口が乾かぬうちに、第三番 文殊菩薩へ。
あれれ? 第二番を抜かしちゃった。相変わらずズボラな私。




これからの季節、大事な仏像です。
入試を目指す人は願掛けに来てみたら




青い空を目指して登ります。




第四番 普賢菩薩。




第五番 地蔵菩薩 1,381m




賢明な読者の方は気づかれたと思いますが
これから延々と第十三佛まで、絵が続きます。あとは適当に流して下さい。

ここらで左の林の向こうに、北アルプスが広がってきました。




目指すピークも紺碧の空の下。




第六番 弥勒菩薩。




AM10:15 ここで早くも降りて来た人とスライド。
やはり長野市民の方「全部見えた」と興奮気味でした。




白樺が出てきます。




第七番 薬師如来 1,400mを超えました。




だんだん空が開けてきます。




目指すピークも近づいた。




第八番 観音菩薩。標高を示す板は無くなってました。





青い空に見える、鳥の巣のような緑の塊り。




いくつかあったので、そういう木のようです。



青い空に絡まって美しい・・



第九番 勢至菩薩まで来ました、1,467m




樹間から東信の山々。





第十番 阿弥陀如来です。いよいよ1,500mを超えました。




すぐに第十一番 馬頭観音。





AM10:33 駒つなぎの場に出ました。ここで一服。





第十一番 阿閡(あゆら)如来。
あれ十一が二つ。そういえば前の馬頭観音は番号が書いてなかった、番外なんですね。





この木はよく見る木ですが・・




青空に映えます。








少し右にトラバース。





いよいよ稜線が見えてきました。




ここからが急登。

こりゃ立派なダケカンバだ。




そのダケカンバ越しに

浅間山。




ありゃ 富士山、そして八ヶ岳。







八ツの横には南アルプス北岳、そしてなだらかな美ケ原




足が停まってしまいます。





そして急坂を上がって第十二番 大日如来。1,600mを超えました。




さらに上がると





天狗の硯石。




雪が積もるとなんだか分からないですね。





いよいよ最後の十三番 虚空蔵菩薩。







ここで森林限界を脱出。




いやはや長くなりました、今日はここまで。

明日から稜線からの大絶景、ぐるり信州をお送りしましょう。
それでは皆さま、ご機嫌よう。




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2 コメント

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Unknown (錫杖)
2017-01-09 09:18:07
一不動・二釈迦・三文殊ですね
高妻山で覚えました。

馬頭観音様が阿弥陀如来様より上にあるところに注目。 田畑の耕作に欠かせない馬の有難さ、家族以上の存在なのでしょうね

 鬼無里出身の友は、とても先祖を大事にし祭り事を重要視します。 厚い自然崇拝の歴史がありますね 北信五岳はこの地の山岳信仰における5つの王が鎮座していてその麓に人間が生活しています。 自然力が勝る環境で、山の恵みに感謝しながら生きるっていいですね
 飯綱山の魅力は麓の美しさにあることを言う迄もありませんね
山の恵み ()
2017-01-09 09:31:36
錫杖師匠>

今回は鬼無里の大望峠からの夕陽は望むべくもありませんでした。残念です。
こういう時は車が欲しいなと思います。
白馬もそうですが、飯綱・戸隠の麓は美しい里がたくさんあります。
5つの王、錫杖師匠らしい表現ですね。
参考までに5つの王を書いておきましょう。
・妙高山
・黒姫山
・戸隠山
・斑尾山
・飯縄山
この5つの王を一目で見られるとっておきの場所があります。
また次回にそれはご紹介したいですね。
コメントご指導、ありがとうございました。

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