著者 : SeeCore 物事の本質を考えています。

ぜひ、楽しんでいってください。

名著:『自由論』 4

2013年08月23日 | 名著
今回から、第四章 個人を支配する社会の権威の限界について に入ります。第三章は飛ばします。 『自己自身を支配する個人の主権の正当な限界はどこにあるのか。人間生活の中でどれだけの部分が個人に割り与えられ、まだどれだけの部分が社会に割り与えられるべきであるのか。いやしくも社会の保護を受けているものは、その恩恵に対して報いる義務があり、、またそもそも、社会の中に生きているという事実そのものが、各人は他 . . . 本文を読む

哲学:人の為と言いつつ、自分の為になることをしてしまうことをどう考えるか。

2013年08月21日 | 哲学
今回は、薄々世間の人が分かっているにもかかわらず、可視化されず、あまり議論されてこなかったことを考えてみたいと思います。人の為に何かしているなんて事を自慢げに話している人も見かけたことがあると思います。私などは、ちょっと首を傾(かし)げてしまいます。自己満足、という言葉がつい思い浮かんでしまうからです。利他と自利、またもや正反対の概念が出てきました。自分の為だろうが、結果、人の為になるのだから、い . . . 本文を読む

哲学:おごり高ぶりの非論理性。

2013年08月19日 | 哲学
おごり高ぶり、傲慢、高邁、偉そうな態度、権威を振るうもの、などのような人間は、皆さんの周りにも確実にいると思います。今回は、なぜこのようになってしまったのか、このような状態の非論理性引いては不利益性を見ていきます。 著者:今回は、おごり高ぶりについての議論をしたいと思います。よろしくお願い致します。 ソクラテス:また、大学の講義みたいな内容じゃの~。気の抜けない内容ばかりで大変だの~。 著者:で . . . 本文を読む

仏教:前世における結果として今があるのなら、運命は変えられず、努力する意味がないのではないか。

2013年08月16日 | 仏教
今回は仏教ですが、自分の運命だからとか、人生はあらかじめ決まっていて、なるようにしかならないとか、というようなことを聞いた事があると思います。運命が決まっているのだから、その運命に身を任せておけば良いのでしょうか。その辺のことを仏教的視点に立って、検討してみたいと思います。 著者:今回は、運命について少々考えてみたいと思います。このような議論は、おそらく、中程度以上のレベルの内容になると思いま . . . 本文を読む

哲学:苦と楽とをどう捉えるか。

2013年08月15日 | 哲学
苦と楽、反意語であり、全ての人が苦を嫌い、楽を好むはずです。でも、この世の中には、苦と楽が共存しており、苦の取り扱い、楽の取り扱いを良く知っておく必要があります。なぜならば、取り扱いを間違えると茨のトゲ、取り扱いが正しいと鬼に金棒、雨降って地固まるということもあるだろうからです。可愛い子には旅をさせよ、というではないですか。その辺のことを今回もソクラテス大先生にお聞きしてみたいと思います。 著者 . . . 本文を読む

哲学:もし、神々の世界・天国・極楽に生まれ出たいなら、どうすればよいのか。

2013年08月13日 | 哲学
今回も対話形式で、考えてみたいと思います。神の国などという、また日常から離れた概念を使ってのお話になりますが、さて皆さんも、死後自分がどこに行くかということは、1回は考えたことがあると思います。人によっては、人生は一回だから悔いのないように生きなさいと言いますが、本当に死んだら終わりで無になるのでしょうか。無が嫌なら、ただ死んで終わりなのでしょうか。私の知る限り、大宗教も含めて、ギリシャ哲学も生ま . . . 本文を読む

哲学:不正とは何か。

2013年08月13日 | 哲学
不正とは何でしょうか。悪いこと、やってはいけないこと、正しくないこと、犯罪的なことなど、イメージがあると思いますが、今回は(も?)頭に汗をかける内容を考えてみたいと思います。今回は、わがブログの顧問であるソクラテス先生にも登場してもらいますが、内容が内容だけにソクラテス先生の愛弟子であるプラトン先生の書かれた『国家』を少し参考しながら対話方式で議論をしてみたいと思います。 まず先に、大よその説明 . . . 本文を読む

心理学:和の長所と和の弊害【日本人論①】

2013年08月12日 | 心理学
日本人は世界的に見ても非常に特殊であると、良きにせよ、悪しきにせよ言われます。どちらにせよ、日本人は自分自身のことをしっかりと理解し、悪しきをなくし、良き部分を選択的に伸ばすということをするべきだと思います。では、どのような認識をすればよいのかを示してみたいと思います。 まず、和の長所から説明したいと思います。 和という概念は、他人の意見に同調するということで、殊更に意見の対立を抑え、意見を一つ . . . 本文を読む

仏教:輪廻転生から脱出(苦の完全消滅)するにはどうしたらよいのか。

2013年08月12日 | 仏教
急に又、仏教を書きます。急に思い立って色々なことを書くので、ご了承下さい。 仏教の目的は、輪廻転生から脱出すること、つまり涅槃に入ることです。それは苦を永遠に消滅させることと言い換えて良いです。これが仏教の目的でありますが、既存の日本仏教の多くは、このことをしっかりと言っていないと感じ、そのことに落胆しております。 さて、輪廻転生からの脱出とは、苦の完全な消滅と同義なので、苦の消滅方法を探 . . . 本文を読む

哲学:なぜ人は他人に助言しないのか。近未来の社会的荒廃の警告。

2013年08月10日 | 哲学
現在の日本の状況をみていると、自分自身だけがよくなれば良いとする風潮がとても強いように思います。まあ、私が言うまでもなく、既に分かっていることだし、そもそも、そんなこと当然であり、疑問に思うこと自体が理解できない、と思う人もいるかもしれません。でも、今回は、この状態が続いた場合の近未来を推測してみたいと思います。 現状としては、相手にとって有益であると思われる考え方や行動が見え、その相手がわかっ . . . 本文を読む