著者 : SeeCore 物事の本質を考えています。

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哲学:逆という議論を広げてみよう。

2017年06月10日 | 哲学
前回、逆は密接に関わっている。という考察をしてみました。今回は、前回と同じようなことを言っていると思いますが、もう少し掘り下げてみたいと思います。

著者:今回は、前回に引き続き、逆に関わる概念を考えていきたいと思っております。

ソクラテス:うむ。

著者:前回は、逆は、反面教師的な価値があるということでしたね。

ソクラテス:うむ。もっと幅広く見ていけば、実は逆だけでなく、全ての状態に各々学ぶべき価値があると言えるが、ここでは、特にある極からすれば、全く逆の極が、大変に価値があるという点に注目して考えていこう。

著者:はい。

ソクラテス:ある極にいるものは、全く逆の極が提供する価値、学びから一番遠い。

著者:はい。それは、ある意味当たり前です。例えば、真面目さは、逆である不真面目さの丁度、反対、180度違う方向に存在する概念ですから。

ソクラテス:そう。つまり、真面目さを強めれば強めるほど、不真面目さから遠ざかり、不真面目さがどんどん減少していき、果ては不真面目さを含まない、純粋な真面目さの状態になる。

著者:はい。これは、普通に理解できます。ド真面目ってことですね。

ソクラテス:そうだ。先ほど、真逆も価値があるとしたが、ド真面目となる、または、なりつつある状態において、真逆の不真面目という価値が、減少していく。過ぎたるは及ばざるが如し。である。

著者:何事も、やり過ぎると、行き過ぎると、出来ないことと変わらないよっていう意味ですよね。一極に偏るとどんな不利益があると言うのですか。

ソクラテス:まず、ド真面目によって、融通が利かなくなり、視野狭窄というと難しいが、視野が極端に狭まる。自分の今までしてきたことが真実であり、全てのものさしであると思いがちだ。だって、自分のしてきたことに比べたら、その他のことは、良く分からないから、不確実で不安定、極端に言えば、不真面目的に映る。

著者:え、自分のしてきたことが全てのものさしなんて、なんて傲慢な見方でしょう。

ソクラテス:そうだ。冷静に考えれば、この人も分かる。しかし、ド真面目さがわざわいして、柔軟性というものが完全に無くなっており、他の視点を考えてみるということが、心理的に、感覚的に拒否する。

著者:うーん。

ソクラテス:この世の現象は、複雑である。ある特定の価値観だけで、渡っていけるほど、甘くはない。ある一極の考えしか持っていない場合、いつか必ず、行き詰まり、壁にぶち当たる。

著者:勉強ばっかりして、仕事もド真面目にしていた30代の男性が、キャバクラにはまって、家族離散になるって話ですか。あるいは、大企業が時代の流れについていけず、後進の企業に負けるって話でしょうか。

ソクラテス:うむ。一極のみである不利益は、融通が利かないことから視野が狭くなり、存在できる範囲も狭くなるということ。また、壁に当たったとき、その壁を壊すことが出来ず、立ち往生するということ。

著者:はい。だから、一極だけでなく、逆を見て、バランスを取れということでしょうか。
ソクラテス:継続的に成功している者達は、一言ではバランスを取ることになるが、ここでは一極だけでなく、その真逆の要素を取り入れているものである。意識してか、無意識かは分からないが。ONとOFFの切り替えなんてことも言うだろう。

著者:はい。昼間は真面目なサラリーマンが、夜になると、酒を飲んで、おねえちゃんのお尻を追っかけるというようなことでしょうか。仕事の出来る人は、うまーく息抜きがうまいといいますしね。両極を得るべき、目を向けるべきというのは分かりましたが、では、どうしたらそのような状態になることが出来るのでしょうか。

ソクラテス:まずは、一極ののみであることの不利益性を良く理解することだ。仏教においても、苦を除去するための取っ掛かりに、愚痴、つまり、苦を除去するための知識や智慧がない、無知であることがあげられている。これは、何も仏教だけでなく、哲学的に言っても、常識的に言っても、このまま進んでいったら崖から落ちると分かっていけば、安全な道を選択するのであり、まずは、知る、認識することから、良い選択は始まる。

著者:はい。

ソクラテス:各々の極には一定の価値があることと、一極のみの不利益性を理解したとして、あと一つあげるとするならば、こだわり過ぎないことだ。状態として柔軟性だ。

著者:はい。バランスと言っておりますので、ある極にこだわるというのは、やはり、バランスから遠ざかることですね。

ソクラテス:そうだ。こだわりは、あってもいい。しかし、たまには、そのこだわりを捨て、または一時忘れ、逆を見るということも重要だ。それが、反面教師または、違う視点を提供してくれ、反って良い状態になるものだ。

著者:はい。分かりました。

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